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巨人と楽天のトレード史、炭谷銀仁朗を含め最近5年で8件成立

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巨人の高梨雄平ⒸSPAIA

2020年は池田駿とウィーラーなど3件

2018年オフにFA宣言して巨人入りした炭谷銀仁朗捕手が楽天に金銭トレードされた。両球団のトレードは楽天球団が発足した2004年オフから17年で13件目。特に最近5年間は8件成立している。

球団同士の思惑や需要と供給が一致するからこそトレードが成立するとはいえ、球団間のパイプの太さや関係性も影響しているだろう。


2020年はシーズン中に3件も成立している。コロナ渦で開幕が延期され、ようやくシーズンが始まった直後の6月29日、ヤマハから2016年ドラフト4位で入団した左腕・池田駿と楽天入団6年目だったゼラス・ウィーラーの交換トレードが成立。ウィーラーは打撃面だけでなく、ムードメーカーとしてもチームを盛り上げ、グッズも制作されるなど営業面でも貢献している。

7月には創志学園高から2016年ドラフト5位で巨人入団した髙田萌生と、左の中継ぎとして2018年に70試合登板した楽天・高梨雄平の交換トレードが成立。高田は最速150キロを超える本格派右腕として期待されていたが、左の中継ぎを求めていた巨人は若手のホープを出してまで緊急補強した。高梨は期待に応えて昨季44試合に登板し、1勝1敗2セーブ21ホールドをマーク。今季も試合の重要な局面で起用されている。

9月には山梨学院大から2014年育成3位で巨人入団した田中貴也が金銭トレードで楽天に移籍。巨人では通算2試合に出場したのみだったが、楽天では徐々に出場機会を増やしている。

成長待たれる和田恋と古川侑利

2019年は前年にイースタン・リーグで18本塁打、87打点をマークして2冠に輝いていた巨人・和田恋と2018年にプロ初勝利を含む4勝を挙げた楽天の右腕・古川侑利が交換トレード。投手と野手の成長株として今後が期待されている。

2018年オフには仙台育英高出身で2014年に103試合出場した巨人・橋本到が金銭トレード。故郷に戻る形となったが、レギュラーはつかめず2019年に引退した。

2017年にはロッテから巨人に移籍2年目のルイス・クルーズをシーズン中に金銭トレード。巨人では外国人枠の兼ね合いもあって出番が少なかったが、楽天移籍後も結果を残せず、結局この年限りで退団した。

2016年は天理大から2010年ドラフト4位で巨人入団した右腕・小山雄輝と、神村学園高から2012年ドラフト6位で楽天入団した柿澤貴裕の交換トレードが成立。小山は2014年に6勝を挙げて期待されたが、楽天移籍後は5試合に登板したのみで勝ち星なし。柿澤は一度も一軍出場を果たせないまま、両選手とも戦力外となった。

金刃憲人&仲澤広基と井野卓&横川史学の2対2も

2012年オフには両球団で唯一の複数トレードがあった。巨人は立命館大から2006年希望枠で入団した左腕・金刃憲人と、国際武道大から2008年ドラフト6位で入団した仲澤広基。楽天は東北福祉大から2005年ドラフト7位で入団した井野卓と、青山学院大から2006年ドラフト4位で入団した横川史学の2対2だった。

金刃は1年目に7勝を挙げて将来を期待されたが、2年目以降は振るわず2012年は一軍登板がなかった。楽天移籍後は2016年に54試合に登板して3勝14ホールドを挙げる活躍。通算17勝17敗36ホールドの成績を残し、2017年に引退した。他の3選手もいずれも現役を退いている。

2010年にはシーズン中に巨人・栂野雅史と楽天・朝井秀樹を交換トレード。朝井はPL学園高からドラフト1位で近鉄入りし、球団消滅によって分配ドラフトで入団した楽天に続いて3球団目だった。巨人移籍後は10試合登板で4勝1ホールドをマークし、クライマックスシリーズでも先発したが、2012年に戦力外となった。

小坂誠は楽天移籍1年目に7盗塁

2008年にはロッテ時代に2度の盗塁王に輝いた小坂誠が楽天に金銭トレード。巨人では2006年から3年間在籍して計7盗塁と往年の俊足は衰えていたが、楽天移籍1年目の2009年は105試合に出場して7盗塁をマークした。

亜細亜大時代に東都通算23勝を挙げ、1999年ドラフト3位で巨人に入団した左腕・佐藤宏志は、2006年オフに戦力外となり、無償トレードで楽天移籍。しかし、楽天でも2試合に登板したのみで2008年に退団した。

ロッテから巨人に移籍したブライアン・シコースキーは2004年に62試合、2005年に70試合に登板したが、同年オフに退団し、ウェイバー公示されて楽天が獲得。しかし、家庭の事情で登板のないまま自由契約となった。その後、2008年から日本球界に復帰し、ヤクルト、ロッテ、西武とわたり歩いてNPB通算438試合に登板した。

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記事:SPAIA編集部

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