ジュビロ磐田のグラウンドにタイ代表の石井正忠監督(元鹿島アントラーズ)の姿が…!今夏加入のFWポラメートアーウィライと会談
タイ代表の石井正忠監督が7月29日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドを訪れ、ジュビロ磐田に今夏加入したポラメートアーウィライ選手と会談しました。
鹿島アントラーズ監督時代、数々のタイトルを獲得した石井監督は、ポラメート選手の能力を高く評価。2030年ワールドカップ(W杯)出場に向けたチームの中心選手として期待を寄せています。
石井正忠氏「2030年W杯に期待」
-日本への帰国は。
僕自身は7月中はずっと日本に滞在していたんですけど、彼(ポラメート選手)にはタイ代表の中心選手になってもらいたいので、そういうのも期待して。
なかなか公式戦(のプレー)は見えないじゃないですか。出場機会がまだないので、今回は練習を見てどういう感じなのかなというのと、あとは代表活動に協力してもらいたいので、挨拶をしに藤田(俊哉SD)さんのところに来ました。
-実際に見たポラメート選手の動きは。
相変わらず、僕はいいと思っている。彼の年代の選手が中心になって、これからのタイ代表を引っ張っていただきたいなと思っています。
タイ代表は残念ながら2026年のワールドカップはもうなくなってしまったので。だから30年に向けて世代交代をしていく中で、やっぱり彼らの年代が次の30年のワールドカップに向けては中心になると思っているので、そういう意味ではすごく期待はしています。
-今後のタイ代表の活動は。
9月にキングスカップという、タイの国内で4カ国でやる大会があるんですが、それが一番近い大会です。タイリーグは8月中旬から始まります。まだリーグ戦が始まってないので、僕も今回は1カ月間、日本に帰ってきて、当然鹿島の試合も見に行きましたし、そんな感じですね。
-石井監督の現在の拠点は。
バンコクにいます。だから年に1回日本に帰ってくるかこないかぐらいなんですけど、今回はたまたま期間があったので。
-現在、Jリーグでプレーしているタイ人選手は。
J2の札幌にスパチョークがいます。あとはみんな(タイに)帰ってしまったんですよ。セレッソ大阪にいて、愛媛FCにもいたんですけど。だから本当に(ポラメートやスパチョークに)期待しています。
-ポラメート選手は7月6日のロアッソ熊本戦でベンチ入りしました。彼の良さは。
タイではボールも収まりますし、フィニッシュまでいける選手なので、僕はトップ下で使ったり、左のサイドハーフでたまに使ったりするんですけど。
あとはこうやって日本の環境で、厳しい環境で技術の大切さというのと、あとは守備のところの意識も良くなってきたとさっき言っていたので、そういうのも向上してくれるといいかなと期待しています。