衣替えで出た「不要品」すぐ捨てないで!車に積むと“意外と助かる”3つのアイテム「賢い」「用意します」
整理収納アドバイザーの三條凛花です。ものを捨てる前に、違う使い道を探すのが得意です。今回は衣替えの時期に、捨てるのをちょっとだけ待ってほしい3つのアイテムと、その使い道を紹介します。
衣替えで不要になったアイテム、すぐに捨てないで!
陽射しが強くなってきて、夏支度として衣替えをはじめた方も多いのではないでしょうか。
クローゼットや洗面所で余っているアイテムや、役目を終えたアイテム。いろいろ出てきたと思うのですが、不要だからといって捨てるのは、すこしだけ待ってください。
車にあると助かる“お守り”になるアイテムが3つあるんです。当てはまるものがあるか、ぜひチェックしてみましょう。
アイテム1:「古タオル」は人数分を車に積んでおこう
たとえば、ごわついてきたタオル。小さくカットして掃除に使うのも便利ですが、そんな時間もないという人は、ぜひ、出先での予備用にしてみませんか。
・急な雨で服が濡れてしまったとき
・出先で温泉や足湯に寄ることになったとき
・車内で飲み物をこぼしたときや嘔吐の処理
「1枚あってよかった……」と思う場面は、意外と多いのです。ひどい汚れの場合も、捨てる予定のタオルなら、罪悪感なく手放せるのもうれしいです。
アイテム2:「もう着ない服」もまだまだ使える
袖を通してみたらなんだか似合わなくて、買ったままクローゼットに眠っている服はありませんか? 車に積んでおけば、いざというときにとても重宝します。
・雨や体調不良など外出先で汚してしまったときの着替え
・思ったより寒かった/暑かったときの調整
・子ども服を買ってみたら思ったより大きかったとき、ジャストサイズになるまでは予備服に
タオルと同じく、温泉や銭湯にふらっと行く場合も使えます。
おすすめは「これですべてコーデが完成する」というように用意しておくこと。捨てる予定の服から、一番「外で着られそうなもの」を選んでいくといいですよ。
コーデ一式とは別に、羽織ものも車に積んでおくと安心です。
わが家は子どもがまだ小さく服を汚したり、親の服まで汚れてしまうこともあります。子どもを抱っこしていて突然嘔吐されたとき、この予備服がなければ困ったと思います。また、家族が温泉好きで公園帰りに寄ろう! と急に向かうこともあるため、かなり出番がありました。
ただし、服はただ詰め込むと必要なときに全部出して探すことになってしまいます。そのため、ダイソーで購入したポーチを用意し、家族別に「ひとり分ずつ」入れていきます。ファスナー部分に目印をつけるとわかりやすいですよ。
使ったらポーチといっしょにすべて家に持っていき、洗濯して、ポーチに戻して車へ……と流れを作れば補充も忘れません。
アイテム3:使わない「エコバッグ」や「紙袋」で車内がすっきり
「車に置いておくと、いざというときに使えるもの」を用意したら、それを「しまうアイテム」の用意も必要です。
自宅でねむっているバッグはありませんか? たとえばノベルティのエコバッグや雑誌の付録のトートバッグなどがもしあれば、捨てずに「予備アイテム入れ」にすると便利ですよ。上で紹介した2つのアイテムも、こうしたバッグに入れておけばすっきりします。
また、出先で急に「入れ物」が必要になったときも、不要なバッグがあると助かります。たとえば、思ったより買い物が多くなったときや、何かをいただいたとき、エコバッグを忘れたときに、不要なバッグは意外と重宝しますよ。
「もう使わないから」と手放す前に、アイテムによっては車の中という第2の居場所に置いておくと便利です。
役目を終えるその日まで、車内の"あると安心”なお守り代わりに活用してみませんか。
三條 凛花/エッセイスト、整理収納アドバイザー