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ビジネス界も注目!フリーランスの美術教師・末永幸歩のセブンルール

フジテレビュー!!

末永は、フリーランスの美術教師として全国の学校でユニークな授業を行い、そこでは自由な作品が次々と生まれる。その授業は話題を呼び、内容をまとめた著書「13歳からのアート思考」は、16万部を超えるベストセラーになった。

さらに、「新規事業を立案するための発想が学べる」とビジネス界からも注目され、ワークショップのオファーが後をたたない。これまでにない美術の授業で教育現場や企業を牽引する、美術教師・末永幸歩の“セブンルール”とは?

ルール①:授業の題材には問題作を選ぶ

図工や美術について、「自分の疑問を大切にして、自分だけの答えをつくること」だと考えている末永は、小学校の授業で「鼻すじを緑色で描かれた」アンリ・マティスの作品を紹介。生徒たちに「肌の色をそのものの色から離れて、自分の好きな色で塗ってもいい」と伝えた。

また、高校の授業では、男性用の便器にサインが書かれたマルセル・デュシャンのアート作品を取り上げるなど、一見してキレイな作品よりも、問題作を選ぶようにしている。

「楽しくあるべき」というアートの魅力を伝え、自由な考え方を養うのが狙いだ。

スタジオでは、青木崇高が「いいなぁ。デザインの学校に通っていたけど、こういう先生はいなかった」、YOUが「こういうことを具体的に教えてくれる先生ってあまりいなかったよね」と、末永を称賛した。

ルール②:まず“当たり前”を描き出す

末永は、常識を疑う大切さを教えるために、授業の最初は何もヒントを出さずに、紙とクレヨンで自由に絵を描かせる。その後、「絵画は、人や風景など何かしらのイメージを描くもの」という常識に疑問を呈し、絵の具を撒き散らしたジャクソン・ポロックの作品を紹介。

すると、動物や風景を描いていた生徒たちが、紙をくしゃくしゃにしだしたり、敢えて何も描かなかったり、白のクレヨンで描いたりと、大きな変化が生まれた。

何が常識なのかと、考えもしなかったことに目を向け疑うことで、発想の向こう側が見えてくる。

ルール③:クレヨンは巻紙を剥がして使う

武蔵野美術大学に進み、卒業後は中学の美術教師に。しかし、「作品ありき、完成させるのが目的」という方針に疑問を持ち、非常勤として働いていた学校では、「過程にフォーカスする」アートの発想法に焦点を当て授業を始めた。

出産を機に2年前からは、フリーの教師として活動。その自由な発想は子育てでも生かされており、子どもに買ったクレヨンの巻紙は全部はがすという。

そこには、クレヨンの全体を自由に使ってほしい、巻紙に書かれた色の名前にとらわれずに描いてほしいといった親の思いがあった。

スタジオでは、尾崎世界観が「小学校の頃、服が汚れるのが嫌で、適当に描いたのに(その絵が)『面白い』と言われ、コンクールに出品された」と振り返ると、YOUが「そこで褒められたから(今)これだ」と、イジった。

ルール④:子どもの真似をする

1歳半の娘と海岸に行ったとき、娘が口に砂を入れたことを見て、同様にやってみたという末永。娘の行動を真似をすることで、“どのように物事と出会っているのか”を知りたいのだと語った。

末永にとってそういった行動は、子どもを理解するというよりも、ものに対する新しい見方や側面を教えてもらう感覚だという。

ルール⑤:アート鑑賞では解説しない

この日は、12人の参加者とアート鑑賞のワークショップを行った。難解な現代アートの鑑賞では「ダメ出し鑑賞」という課題を出し、参加者が感じたことをノートに書き出す。

情報にとらわれず、ダメ出しをしてもらうことで、作品に対する参加者なりの違和感を見つけていく。

スタジオでは、美術館でのアートの見方の話題に。「普段目が悪いのに眼鏡をかけたりコンタクトをしない」という尾崎が「作品との距離が遠くて、(前屈みになり)尻を突き出す体制になってしまう」と独特な見方を明かすと、「『眼鏡かけないんで』って知らねぇよ。なんだその話」(YOU)、「見えないから、行かなくていいよ、もう」(本谷有希子)、とツッコミが続出した。

ルール⑥:感想は全部読む

授業後、生徒から届いた感想を読むのが楽しみのひとつ。授業中に発言しない子たちからの意見も感じられ、末永自身もここから考えられるということで、目を通す。

さらにAmazonの著書に寄せられた1400を超えるレビューもすべて読み、否定的な意見があっても1つの考え方としてとらえる。

ルール⑦:作品の完成度は求めない

常識にとらわれない考え方で、自分なりの答えや作品を生み出させる授業。始めた頃は、作品について「高校生でクオリティですか?」と言われるなど、周りの教師陣から評価されなかったという。

しかし、末永は授業を通して「作品の完成度よりも、作る過程で考えたことや、生まれた変化の面白さを楽しんでほしい」と明かした。「子どもたちの可能性を常識や固定観念で潰してしまわないように」と、アートが持つ無言のメッセージを伝えている。

※記事内、敬称略。

2月1日(火)放送の『セブンルール』では、新宿・歌舞伎町にある「東京ミステリーサーカス」を運営する、SCRAP執行役員・きださおりに密着。昨今話題の“リアル脱出ゲーム”が楽しめるテーマパークは人気を集め、今では全国15箇所に常設店舗を持つまでになった。謎解きブームをけん引してきたSCRAPの執行役員も務めると共に、コンテンツディレクターとしてゲームやイベントを制作する、きださおりの7つのルールとは。

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