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3度おいしい「しろみつとろきび」炭火でじっくり…10時間の作業で実感した畑の恵みの裏側

Sitakke

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北海道を支える様々な職業のプロに一日弟子入り!
仕事の流儀やこだわりを探る仕事体験ドキュメンタリー!

HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」のコーナー「師匠!私を弟子にしてください」の取材をもとに、私、HBCアナウンサー・東峰優華が、気づきや北海道の魅力をプラスして、Sitakkeオリジナル連載でお届けします。

師匠の熱意とこだわり

今回は江別市でブラントトウモロコシ「しろみつとろきび」を育てている滝農園に午前5時から弟子入り中!

前回午後から始めた、畑で生育中のトウモロコシの「芽かき」作業に四苦八苦中の私…。

葉が痛い…!

正直、素人の私は「除草剤を撒いてしまえばいいのでは?」と思ってしまいました。

すると師匠は「除草剤が完全に畑に悪いっていうわけではない」と前置きをしながら、こんなこだわりを教えてくれました。

「必要最低限の薬で抑えて、土に使うものは自然由来のものを使いながら手作業でやっていきたい」

土には、牛の尿をろ過して作られた肥料などできるだけ自然由来のものを使用しています。
土の中の良い菌を殺さないように、除草剤は使用しません。

師匠のこだわりをしっかり引き継いで、私もわき芽とり、がんばります!## 知らない会話…「最後までできたら相当根性ある」

もはや見えなくなる私…どこにいるかわかりますか?

実は私が芽かきを始めたころ、師匠は「今日ドキッ」の担当ディレクターにこんな話をしていました。

「芽かきを初めてやってみる人の中で、今やっている100メートルの距離を最後までできる人はいないです」

「東峰アナがやり切ったらすごいことですか?」

「相当すごいです、相当根性ある」

もちろん、この会話を私は聞いていませんでしたが、ひたすら畑の中でわき芽に向き合いながら、何が何でも最後までがんばりたい!という気持ちで一歩一歩進みました。

進んでも進んでも終わりが見えません。
何度も立ち上がって、ゴール付近にいる師匠に「あとどれくらいですか?」と声をかけながら作業を進めていきます。

「厳しかったら無理しなくていいよ!」と師匠は言ってくれましたが、弟子としてここは与えられた仕事を最後までやるしかない!

そして約45分…、ようやく無事に100m分の芽かきを終えることができました!

ちなみに100メートルを走った場合の、私の自己最速は16秒台です。
16秒で走れるところが45分…それだけ大変な作業でした。
体感は1時間以上作業していたような気がします(笑)

朝5時の収穫から9時間が経過。

収獲、選別や箱詰め、畑の管理…ヘトヘトです…。

しかしなんと、ここからまだもう一仕事!
もうがんばれないよ(涙)でも今日は弟子入り…最後までやり切りたい!

重すぎるダンボール。なにこれ!

ここで師匠から大きめのダンボールを手渡されました。

何気なく持ってみると…

「重い!!!!!!」

思わず大きい声を出してしまいました(汗)。
いったい何が入っているのかと思ったら、その中身は800枚の伝票!

このうち150枚の伝票を整理します。

師匠の作るトウモロコシは基本的にオンラインで販売しています。
お客さんは北海道内に限らず、関東、九州のお客さんまでたくさん!

伝票整理では、2枚組になっている伝票を送付用と控用に半分にちぎっていきます!

この作業はとにかく眠気との戦いでした。
朝から体を使って9時間以上仕事をしたあとに、涼しい小屋での作業です。

「伝票をひたすらちぎっていると無心になるので、ある意味良いリフレッシュになるかもしれない」という師匠。
すごい…まだその境地にはいけない私…快適な環境でゆーっくりと、もう…まぶたが重くて重くて…

再び目がうつろに…まぶたが重いよ…

師匠とお話をしながらなんとか作業を進めていきます。

この日も午前5時と朝早くから作業をしていたので、「毎日早めに寝ているのですか?」と師匠に聞いたところ、遅い日は22時を超えて寝ることもあるそう。
なんと、この伝票作業を夜遅くまで行う日もあるのです!

人気のトウモロコシだけに、栽培以外の作業でも多くの時間がかかっているのだと教えてくれました。

大師匠からは「手伝いに来てよ!」というお言葉もありました。
それほど師匠も大師匠も日々大忙しです。

全国各地で「しろみつとろきび」を待つお客さんのために、最後の力を振り絞り…なんとか終了!ここだけの話、伝票ちぎりは師匠より私の方が早かったですよ(笑)

食べ方でこんなに違うんだ…!

さて、ごほうびに待っていたのは…
ん…!えっ!!炭のいい香りがしてきます!
BBQじゃないですか!

大師匠が焼き台でトウモロコシを焼いてくれていました。
もうすでにおいしそうな香りが!

10時間以上働いたあとのBBQ!
テンションが上がってしまいます!!

生でもとってもおいしい「しろみつとろきび」ですが、師匠おすすめの最高な食べ方は「炭火焼トウモロコシ」!

大師匠のおすすめポイントは、皮ごと焼いて食べること。
弱火でじっくり、10分~15分ほど皮ごと焼きます!!

軍手をつけていても熱い…!!このほくほく感がたまらない…!

そして中からは瑞々しくきらきら輝くしろみつとろきびが出てきました!!
火が通ると、鮮やかな黄色になり、今にも粒が弾けそう!

焼きたてにかぶりつくと…
甘い!おいしい!!

また味が変わったことに驚きました。

師匠のつくるしろみつとろきび自体が甘くておいしいのはもちろんなのですが、皮付きのトウモロコシを炭火でじっくりと焼くと甘みがぎゅっとつまって濃厚に…。
皮で水分を保ちつつ、香りもうつることでおいしさが増しているんです。

皮がやわらかいので口に残らず、蜜の味が口いっぱいに広がってなんとも贅沢…!

トウモロコシが熱すぎて、眉間にしわが寄っていますが(涙)

この日は、収穫してすぐの生の状態、冷蔵庫で冷やして1日寝かせた生の状態、そしてじっくり炭火焼にした状態と3通りの食べ方でトウモロコシをいただきました。

同じトウモロコシなのに、全然ちがう!

今までスーパーで買ってきたトウモロコシも家では茹でる一択。
大通公園で焼きとうきびを食べたことが1度か2度かあった程度。
家で焼きとうきびを作ったこともありましたが、皮をむいて焼いていました…。

なんとなく「もぎたて」が一番おいしいのだと思っていましたが、寝かせることで一段と甘みが増したり、皮も生かして調理することで風味まで豊かになったり…。

トウモロコシがこんなにも奥深い野菜だったとは!
弟子入りをしなければ知らなかったです。

まさに師匠の作るトウモロコシは概念が変わる…!
甘さだけでも今まで食べたトウモロコシの中で間違いなく一番でした。

糖度を実際に測ってみたかった!というのが後悔です…。

どうすることもできない問題と向き合い続けて

ちなみに、今回弟子入りした滝農園は森の近くにあります。
そのため、タヌキやカラスがトウモロコシ畑に入ってくるのだといいます。

こんなにおいしいトウモロコシ、動物たちにとってもごちそうです。
ときには朝畑にいってみると10数本のトウモロコシが全部一口だけかじられ落ちているということも…。

たしかにおいしいのはわかる!
でも、動物たちはお金を払ってくれるわけでもなく、畑を荒らして帰っていきます。

この日も朝に畑を荒らしたタヌキを発見しました。

気温や気候だけではなく、生息する動物たちなど…農業は、どうすることもできない多くの問題と隣り合わせの大変なお仕事です。

だからこそ私たちはこのぴかぴかに輝く畑からの贈り物を、ひとつひとつ大切においしくいただく必要があることを、改めて感じました!

【連載】「師匠!私を弟子にしてください!」

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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年6月)の情報に基づきます。

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