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【RIIZE】デビュー前の公演に50万件以上の応募が殺到!その魅力に迫る

ウレぴあ総研

RIIZE 撮影:河村美貴(田中聖太郎写真事務所)

東方神起、SUPER JUNIOR、SHINeeなど、グローバルに活躍するアーティストが多数在籍する、韓国の大手芸能事務所SMエンタテインメント所属のボーイズグループRIIZEが、5月11日(土)、12日(日)の2日間、東京・国立代々木競技場第一体育館にて『2024 RIIZE FAN-CON‘RIIZING DAY’in TOKYO』を開催。

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9月には日本デビューすることを発表した。

2日目の公演前には公開インタビュー会も行い、メンバーのショウタロウ、ウンソク、ソンチャン、ウォンビン、ソヒ、アントンは、メディアに向けて日本活動に対する期待や、今後の目標などについて語った。

RIIZEってどんなグループ?

韓国で2023年9月にシングル『Get A Guitar』でデビューしたRIIZEは、発売1週間でミリオンセラーを記録するなど、“K-POP第5世代”と呼ばれるアーティストの中では、トップクラスの人気と実力を誇る。

日本での注目度も高く、昨年11月に開催された『MAMA AWARDS 2023』では、デビュー3ヵ月余りで東京ドームのステージに立ち、今回の日本で初の単独公演となるファンコンには、約24000席のところに50万件以上の応募が殺到した。

ソンチャンはインタビュー会でこのような人気を得ている理由を問われると、

「ファンの皆さんにとって、僕たちが夢に向かって走っている姿、 これを一緒にしていきたいという、そのような思いを感じていただけるのではないか、だからこそ応援してくださっているのではないかと思います。

また、僕たちに特別な点があるとすれば、日頃の活動や練習のプロセスを皆さんと共有している点ではないかと思います。

今後もジャンルにとらわれず、多彩な音楽、パフォーマンスをお見せすることができたらいいなと思っています」と述べた。

共に成長し夢を実現して進むチーム

RIIZEというグループ名は「成長する(Rise)」と「実現する(Realize)」という英単語を合わせて作られたもので、「共に成長し夢を実現 して進むチーム」という意味が込められている。

ソンチャンの言う「日頃の活動や練習のプロセスを皆さんと共有している点」は、RIIZEの「成長し夢を実現 して進む」姿を、BRIIZE(ファンの愛称)もともにすることができる点で魅力となっている。

ファンコンの1曲目に披露された『Siren』は、RIIZEのメンバーがお披露目された後に、初のパフォーマンス映像として公開された楽曲。

MVよりも先にパフォーマンス映像が公開されたことは、パフォーマンスに対する自信の表れとも取れるが、成長を共有するというコンセプトにも沿っていた。

今回のステージでは正面にグループ名の由来となった「RISE」「REALIZE」という文字がプリントされたジャケットを羽織って披露。

高速かつ細かなステップを踏みながら、目まぐるしく変わるフォーメーションを見せ、初っ端からBRIIZEの視線をくぎ付けにしていた。

ちなみに、ジャケットを脱ぐと、「RIIZE」とプリントされたネクタイを締めており、そんな遊び心もにくいところだ。

多彩な楽曲を表現できる能力の高さ

もう一つ、ソンチャンが語っていた「ジャンルにとらわれず、多彩な音楽、パフォーマンス」という部分は、ファンコンのライブパートで存分に証明されていた。

『Siren』から始まり、『Get A Guitar』『Talk Sexy』といった激しいダンスナンバー、

Japanese Ver.もリリースされており、BRIIZEたちもともに声を上げ、振りをそろえた『Love 119』、

疾走感のある爽やかなポップソングで、彼らのフレッシュな魅力を引き立てる『Memories』、

アニメのオープニングソングにも起用されたキュートな『HAPPY! HAPPY! HAPPY!』は客席に笑顔を向けて手を振りながら歌うなど、既存曲だけでもかなりの振り幅を見せた。

そこへ6月に発売されたThe 1st Mini Album『RIIZING』の楽曲が加わる。

ステージに立ち込めたスモークに照明の光を当てて壁を作り、その合間を縫ってメンバーが現れる演出の中で歌われたR&Bナンバー『Honestly』では、愛を失った心境を綴った歌詞を甘美なボーカルで届ける。

忙しい日々を過ごしながらも前に向かって進み続けるRIIZEの姿とも重なる『9 Days』では、金銀のテープが客席に放たれる場面もあり大きな盛り上がりを作った。

本編最後を飾った『Impossible』では、軽快なリズムに乗って、高難度のステップが続く振りを軽々と踊ってみせてフィジカルの強さも発揮。

RIIZE にとって初のファンソング『One Kiss』はアンコールで歌われ、会場に多幸感をあふれさせた。

そして特筆すべきところは、その多彩な曲を表現することができるメンバーの能力の高さだ。

あまりに軽々とやっているので見逃してしまいそうになるが、歌、ダンスの基本能力の高さに加え、それぞれのメンバーが個々に得意分野や個性を持ち、曲ごとに上手く組み合わせている。

突出した才能がけん引するグループも魅力的だが、お互いを引き立て合い、補い合ってチームとしての魅力を発揮するRIIZEは、これからもあらゆる表現をしていけるポテンシャルを備えていると思う。

企画コーナーで見せたパフォーマンスとのギャップ

ファンコンということで、今回は企画コーナーも充実。パフォーマンスからでは知ることのできないメンバーの性格や関係性などが伺えた。

メンバーがクレーンゲームに挑戦し、取ったカプセルの中に入っている質問に答えていくコーナーでは、可愛らしいやり取りも多発。

「無人島に何か一つだけ持って行けるとしたら?」との問いには、アントンが「ソヒ」と回答し、「ルームメイトです(笑)」と紹介。

ソヒは「あ~~~」と声を上げて恥ずかしがりながらも、「アントン」と答えて「一緒に(無人島に)行こう!」と満面の笑みを見せる。

またショウタロウも「ソンチャン」と言い「RIIZEの力持ち」と理由を説明。ただ二人がRIIZE結成以前から仲が良いことを知るBRIIZEは、変わらぬ友情の証に歓喜していた。

「好きな日本のお菓子は?」という質問では、メンバーが日本語がうまく出て来ずに詰まってしまうと、すかさずショウタロウがフォローする場面も。

ウォンビンが「マスカット……」と言いながら悩んでいると「あ~、白ブドウが中に入ってる大福みたいなやつ」と代わりに答え、ソヒが「ポテトチップス」と言っただけで「しあわせバターのポテトチップス」と当てて、「昨日、一緒に食べてて(笑)」と裏話も明かした。

「リアルタイム成長期」というコーナーでは、罰ゲームを使ってメンバーの成長ぶりを公開。

韓国・ソウルを皮切りに、東京、ロサンゼルス、香港、台北、マニラ、シンガポール、バンコク、ジャカルタと世界9ヵ国で行われる今回のファンコンで、前の開催地で課された罰ゲームを、次の開催地で実行する。

先の韓国公演では、ウォンビン、ソヒ、アントンの“弟チーム”が勝負に敗れて、それぞれに罰ゲームを実行。

ソヒの頑張りにショウタロウが「おいで」と声をかけて、ステージ上で頭をなでてあげたり、街中で大きな声で自己紹介をしたアントンを、笑いながらも抱きしめるウォンビンの映像が公開されたり、罰ゲームながらほっこりするようなやり取りも多い。

またウォンビンはショウタロウの助けなしに、日本のカフェで注文をするというミッションだったが、上手くできていると見せかけて自動販売機を相手に注文していたというオチで会場に笑いを起こす。

インタビュー会の際にもウォンビンは、「日本活動で期待していることは?」という質問に「太るために、美味しいものをたくさん食べてみたいです」と冗談交じりの回答をしてみせるなど、笑いのセンスもありそうなところをのぞかせていた。

他にもゲームに挑戦して、普段はほんわかとした圧倒的なマンネ(末っ子)感で可愛がられているアントンが、ウォンビン、ソヒをがっちり背負ってみせたり、年下のソヒが年上のウンソクにかみついてみたり……。

普段からこんなやり取りを繰り広げているんだろうなという想像を掻き立てるメンバー同士のわちゃわちゃぶりも見せ、パフォーマンスでのカッコ良さからは想像がつかない一面も存分に披露してくれた。

メンバー同士の絆

初日の公演ではショウタロウが涙を見せる場面があった。

アンコールの1曲目『One Kiss』を歌唱したあと、センターステージに並んだメンバーたち。

そこでショウタロウが「実は大事な、大事なお知らせがあります」と言うと、9月の日本デビューと、7月末から全国9ヵ所15公演の初のホールツアーを行なうことを発表した。

歓喜に湧くBRIIZEを前に、メンバーは一人ひとり想いを伝えていく。

「実はこんなに大きな会場で単独公演をするのが初めてなので、すごく緊張していたんですけど、このオレンジのたくさんのライトを見ていたら、本当に幸せになりました」(アントン)、

「BRIIZEの皆さん、オレンジがとってもキレイです。公演が始まる前は、こんなに多くのBRIIZEの皆さんが来てくれるとは思っていなかったんです。こうして見ていると本当にきれいです」(ソヒ)、

「ファンの皆さんのおかげでこのような公演をすることができました。実は、Mステに出演した時に、日本のBRIIZEの皆さんが掛け声をすごく上手にしてくださったので、それがとても記憶に残っているんです。

今日も始まる前にバックステージで『Get A Guitar』の掛け声を皆さんがしてくださっているのを聞いて、本当に感動しました」(ウォンビン)、

「(日本語で)日本のBRIIZEさんに会えてうれしかったです!みんな愛してる」(ウンソク)と続け、ショウタロウの順番に。

「日本で公演をするというのが夢だったんですけど」と切り出すが、そこで涙があふれてしまい言葉が繋げなくなってしまう。

隣にいるウンソクの肩に頭を乗せたり、上を向いてなんとか涙を止めようとするが止まらず、他のメンバーもショウタロウの周りに集まって心配する。

そこで次の順番のソンチャンが先にコメントを。「僕もこんなふうに日本でずっとコンサートがしたかったんですけど、今日こうして皆さんにお会いすることができて本当に幸せです。

これから計15回の公演がありますので、その時までに僕たちも一生懸命に日本語の勉強をして、素敵なステージをお見せできるように努力します」と述べた。

メンバーたちのフォローのおかげで落ち着きを取り戻したショウタロウは改めて「韓国に渡ってから活動をする中で大変なこともあったんですけど、こうしてまた日本に帰ってきて、温かく迎えてくれることを幸せだと感じました。

RIIZEとして単独コンサートをすることができてすごく幸せでした。これからもずっと応援してくれたら嬉しいなって思います」と笑顔を見せた。

この時のことをインタビュー会でショウタロウは「デビューするまでにいろいろ準備してきた過程などが一気に蘇ってきて、 込み上げてきたものがあったのではないかと思います」と回顧。

そばにいたウンソクは「普段はメンバー最年長ということもあって、 涙をなかなか見せることのないショウタロウさんが、ステージの上で感動の涙を流しているのを見て、こんな一面もあるんだな、

ショウタロウさんもこれまでいろんな思いを抱えてきたりしていたのかなと、そんなことを思うきっかけにもなりました」と振り返った。

実は、ショウタロウと共に涙を流していたアントンは「ショウタロウさんが泣いているのを初めて見たような気がします。 その姿を見て、熱いものがこみ上げてきてきました」と話した。

また続けて「代々木体育館のように大きな会場でRIIZEが公演をするのは初めてだったので、遠くの席の方でも僕たちの名前を書いたプラカードやうちわなどを持ってくださっている姿を見て、

僕たちはただひたすら自分たちが好きなことをやっているだけなのに、そんな僕たちのことを好きになってくださっている方たちがこんなにたくさんいらっしゃったんだということを実感できて、

その瞬間、泣いてしまったような気がします」と想いを語った。

ステージ上でもインタビュー会でも互いを想い合い、支え合っている姿を見せてくれたメンバーたち。

7月30日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールを皮切りに、8月27日、愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホールまで開催される『2024 RIIZE FAN - CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR』にて、日本活動も本格化させる。

パフォーマンスはもちろんのこと、さまざまな魅力の宝庫である彼らがここからさらに大きく飛躍していくことは間違いなさそうだ。

RIIZE 日本公式ページ

■『2024 RIIZE FAN - CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR』公演日程

2024年7月30日(火)[神奈川]パシフィコ横浜 国立大ホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年7月31日(水)[神奈川]パシフィコ横浜 国立大ホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月3日(土)[大阪]大阪国際会議場 メインホール
OPEN 16:00 / START 17:00

2024年8月4日(日)[大阪]大阪国際会議場 メインホール
OPEN 16:00 / START 17:00

2024年8月8日(木)[宮城]仙台サンプラザホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月9日(金)[宮城]仙台サンプラザホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月11日(日)[群馬]ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
OPEN 16:00 / START 17:00

2024年8月13日(火)[岡山]倉敷市民会館
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月14日(水)[広島]広島文化学園HBGホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月20日(火)[熊本]熊本城ホール メインホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月21日(水)[福岡]福岡サンパレス
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月22日(木)[福岡]福岡サンパレス
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月25日(日)[愛知]名古屋国際会議場 センチュリーホール
OPEN 16:00 / START 17:00

2024年8月26日(月)[愛知]名古屋国際会議場 センチュリーホール
OPEN 17:00 / START 18:00

2024年8月27日(火)[愛知]名古屋国際会議場 センチュリーホール
OPEN 17:00 / START 18:00

※開場/開演時間は変更になる可能性がございますので、ご注意ください。
※出演メンバーは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

(韓流ぴあ/瀧本 幸恵)

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