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【横浜市鶴見区】生麦の佐々木勝海さん キックボクシングで初の日本王者に

タウンニュース

タイトルを獲得した佐々木さん(左)と父の由紀さん

 区内を拠点に活動する実戦空手道「勝空会」の生麦支部長を務める佐々木勝海さん(27)がこのほど、東京都の後楽園ホールで行われた新日本キックボクシング連盟(NJKF)主催の大会「CHALLENGER 13」に出場した。スーパーライト級王者決定戦を見事に制し、自身初となるチャンピオンベルトを獲得した。

 佐々木さんは同会生麦支部長として毎週子どもたちを中心に空手の基礎などを教える立場を担いながら、キックボクシングの「エスジム」に所属するプロ選手としても活動している。

 出場したスーパーライト級は63・5kg以下の階級。対戦相手の祖父江泰司選手も空手出身という中、得意の蹴りのキレを磨き決戦に備えた。

 迎えた当日、試合はお互いに待ちながら隙を見てカウンターを狙うスタイルが重なり、拮抗状態が続く展開となった。それでも佐々木さんは、数少ない好機に得意の蹴りを駆使して手堅くポイントを奪い、3対0の判定勝ちを収めた。「観客の皆さんからすると決して面白い試合展開ではなかったかもしれないが、結果がついてきたことは自信になった。防衛戦も含め、熱い戦いを届けられる選手になりたい」と佐々木さんは意気込みを語った。

空手を軸に成長

 これでプロ転向後の戦績は11勝2敗2分となった佐々木さん。強さの原点は、小学1年生から続けている空手にある。全国優勝を果たした実績を持つが、高校3年で出場した大会で敗北を喫し、一度は競技を辞めようと考えた挫折もあったという。しかし、勝空会代表でもある父・由紀さんからのアドバイスに励まされ、鍛錬を継続した。

 19歳でアマチュアからプロに転向すると、得意だったキックに加えて制限されていた肘や膝を使った攻撃が解禁され、多彩な攻め方ができるようになって更なる成長を遂げた。

 大一番のタイトルマッチには、教え子たちものぼり旗を持って応援に駆けつけた。「かっこ悪い所は見せられないと気が引き締まりました」と佐々木さんは笑顔で話す。「周りからの支えで強くなれている。自分が強くなることはもちろん、教えている道場の子から黒帯の有段者を出せれば」と、後進の育成にも力強く前を向いた。

試合中の様子=提供

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