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【千葉・市原・木更津】絶品おにぎり専門店4選

チイコミ!

【千葉・市原・木更津】絶品おにぎり専門店4選

手軽でおいしいおにぎりは、朝ごはんにもお弁当にもおやつにもぴったり。これからの季節はピクニック気分で外で食べても楽しい!そんなおにぎり、密かにブームでここ数年の間で専門店もじわじわと各地で増えています。

今回は千葉市・市原市・木更津市周辺のおすすめの4店をご紹介します。

多古米のおいしさを広めたい!RICE&PARK(稲毛・津田沼)

「お米と公園のリラックスした時間を」をコンセプトにした「RICE&PARK」。2023年5月に千葉駅直結・ペリチカに約1カ月の期間限定で登場するとたちまち人気を集め、同年7月にペリエ稲毛に移転オープン。次いで10月にペリエ津田沼にも出店がかない、現在2店舗を展開中です。

「身近な食べ物のおにぎりを店頭で購入するだけでなく、美味しく食べる楽しい時間まで提供したい」という思いから、どちらも店舗近くに人工芝とテーブルセットが置かれたフリースペースを用意。

1人でも家族でもお友だち同士でも

店頭に並ぶおにぎりは、定番14種と季節限定の4、5種。全てコシヒカリのブランド米で千葉三大銘柄の一つ「多古米」が使われています。千葉県香取郡多古町の土壌は、ミネラル分を多く含む粘土質で米作りに最適。そこで作られた多古米は、やわらかな甘さが魅力です。店長の乕谷(とらたに)さんも多古米のおいしさに魅了された一人。「一粒一粒が本当においしくて…初めて多古米のごはんを食べた時は衝撃でした」と目を輝かせます。

ねらい目は種類が豊富にそろう午後2時~5時の間。店頭でのお客さんとの会話もメニュー開発のヒントに

そのお米のおいしさを生かすべく、おにぎり作りも試行錯誤。ごはんの炊き方によっても味わいが全く異なり、研ぎ方、水分量、水などの種類のベストバランスを日々追求しています。もちろんおにぎりの具材も多古米の良さを引き立てるものを厳選。例えばのりの佃煮は甘みの強いものの方が多古米には合うとのこと。具材とごはんの相性も大事にしています。

「RICE&PARK」ではベーシックな「のり巻きおにぎり」の他、ちょっと意外な具材にも挑戦する「enjoyおにぎり」をラインナップ。塩は九十九里産、のりは千葉県の江戸前のりと、「オール千葉」にこだわっています。

「enjoyおにぎり」の中でもおすすめが多古町の名産・大和芋を組み合わせた「めんたい青のり大和芋のせ(税込320円)」。

大和芋のシャキシャキとした食感、青のりの豊かな風味、明太子の塩気が絶妙なバランス。

また、「究極の塩むすび」と自負する「九十九里の天然塩の多古米贅沢塩おにぎり(税込200円)」は、まさにシンプル・イズ・ベスト。

素材の味わいのみで勝負する潔さに感服!

のり巻きタイプは、「焼き鮭(250円)」や「明太しそ(250円)」が人気。乕谷さんは、期間限定品の「のりの佃煮」がイチオシとのこと。

季節感のある商品にも注力していきたいと乕谷さん。さまざまな行事に合わせたアイテムで食卓に彩を添えたいと展望を語りました。

RICE&PARKペリエ稲毛住所 千葉県千葉市稲毛区稲毛東3-19-11 ペリエ稲毛フードスクエア内営業時間 午前10時~午後9時、土日祝~午後8時 ※平日限定で朝販売(午前7時~午前9時)ありアクセス JR稲毛駅から徒歩1分定休日 なし

RICE&PARKペリエ津田沼住所 千葉県習志野市津田沼1-1-1 ペリエ津田沼エキナカ営業時間 午前8時~午後10時、土日祝~午後9時アクセス JR津田沼駅直結定休日 なし

問い合わせ HP https://rice-park.com/

目の前で握る出来立ておにぎりおにぎり家(千葉中央)

2023年5月にオープンした「おにぎり家」は、注文を受けてから握る出来立てアツアツのおにぎりが大好評です。テイクアウトのイメージが強いおにぎりですが、こちらでは「ぜひ出来立てを食べてほしい」とイートインスペースも併設。

米は、飲食店やコンビニとのコラボで知られる京都のお米屋・八代目儀兵衛から、最もおにぎりに合う米を厳選して仕入れ。研ぎ方、浸水時間、水の切り方など厳しい管理の下、最高においしいごはんを炊いています。炊き立てを提供することにこだわり、営業時間中はフル回転で炊飯。多い時では1日15~16回、炊くことも!

おにぎり1個の大きさは高さ約9センチ、厚さ約5センチ、横約9センチと大きめで、食べ応えも十分です。

店内のオープンキッチンで次々と出来上がるおにぎり。ガラス越しに握る様子をじっと見つめる小さなお子さんの姿も

おにぎりは定番25種類に加えて、半月ごとに5種類の期間限定品が登場。スタッフやお客さんからのリクエストの他、経営母体が居酒屋のためグループ店のメニューからヒントをもらうこともあるそうです。例えば、銀鮭は店内でこんがりと焼いた後にほぐして骨を取り除いておいしく食べやすく、梅は紀州梅を梅ペースト・はちみつ梅と合わせてたたき、より味わい深く…。具材にもこだわりが光ります。

看板メニューは「卵黄醤油漬けおにぎり」。独自のたれに漬け込んだ卵黄がごはんの熱でとろりととろける、まるで卵かけごはんのような味わいが絶品!特に2種の具材が入った「ミックス」は、1つで2度おいしいのでおすすめ。こちらは自家製の肉そぼろと合わせた「卵黄醤油漬け×肉そぼろ(税込550円)」。

卵黄醤油漬けは、甘みの強い九州醤油を使用。

人気の具材を贅沢に使った「銀鮭×すじこ(690円)」も人気。

ふっくらとした鮭とプチプチとした食感のすじこがたまりません。中にも具材がたっぷり。

どの品もひとくち頬張ると、ふんわりとほどける絶妙なやわらかさ。適度な塩気とのりの風味、存在感のある具材をふっくらとおいしいごはんが受け止めます。「大きめですが、小さいお子さんでも食べてしまうこともあるんですよ」と主任の永沼さんもにっこり。

自慢のお味噌汁は、イートインならお代わり無料。大根、にんじん、玉ねぎ、しめじ、鶏もも肉、お揚げと具沢山で野菜もしっかり取れるのがうれしい!

左から「梅×昆布(税込440円)」「ちりめん山椒マヨ(税込385円)」「ふくやの明太子(税込385円)」、奥のお味噌汁は税込198円。

3歳のお子さんがいる永沼さんをはじめ、お店のスタッフの半数は子育て中のママ。「自分の子どもに食べさせても安心なものを作る」をモットーに、愛情たっぷりのおにぎりを提供中です!

おにぎり家住所 千葉県千葉市中央区本千葉町15-1 ミーオ千葉中央店 1F営業時間 午前9時~午後5時アクセス 京成千葉中央駅から徒歩1分定休日 なし駐車場 なし問い合わせ 043-306-1009Instagram @onigirinigiritate

愛情込めて「結んだ」おにぎりよっちゃんおむすび(八幡宿)

八幡宿駅東口からすぐの場所にある「よっちゃんおむすび」は、店主の村上良江さんが1人で切り盛りする専門店。

村上さんは以前から友人や知人におにぎりをよく振る舞っており、「よっちゃんのおむすびはとても美味しい!」と好評でした。長年勤めた損保会社を60歳で定年退職。それを機に一念発起して調理師専門学校に入学します。その後割烹で修業を積み、今から9年前に晴れてお店をオープンしました。人との縁に支えられているから、「おにぎり」ではなく「お結(むす)び」と感謝を込めて呼んでいます。

米は、千葉県の三大銘柄の一つ「いすみ米」と君津市のコシヒカリをブレンド。さっぱりとしたいすみ米にやや粘りと甘みのある君津市産のコシヒカリを合わせることで、「結ぶのにちょうどいい」炊き上がりとなるそうです。

のりは風味豊かな千葉県産の青混ぜのり、塩はやわらかな味わいの瀬戸内「花藻塩」を使うなど、素材の一つ一つを吟味。シンプルな調理法だからこそ、ごまかしの効かないおにぎり。村上さんの「結んだ」おにぎりを食べると、丁寧に真面目に作られていることがしみじみと伝わります。

長野県中野市の自然農で栽培された黒豆を使った「黒豆(テイクアウト税込259円/イートイン税込264円)」。米と一緒に一晩浸水させてふっくらと炊いた黒豆の食感とほのかな甘さがあと引く味わいで一番人気です。

ほんのり色づいたごはんも食欲をそそります。

最近レギュラーメニューに仲間入りした「牛しぐれ煮(テイクアウト税込324円/イートイン330円)」もおすすめ。

自家製の牛しぐれ煮はしょうがの風味がアクセントに。

また、村上さん自慢の総菜も隠れた看板メニュー。特に「出汁巻玉子(1本1000円)」と「きんぴらごぼう(350円)」はこれを目当てに来店する常連さんもいるほど。

ふわふわで甘い「出汁巻玉子」は一切れ90円でも販売。予約するのが確実!

完全予約制ですが、実は店内でランチセットも提供しています。価格は「おむすび+800円」とお手頃ながら、村上さんが腕によりをかけて作った総菜がたっぷり。どの品も滋味深く、しっかりとおいしさをかみしめながら頂きたいメニューです。

総菜は日替わり。味噌汁は煮干しだしと二番だしを合わせた奥行きのある味わい。前日までに要予約。

村上さんのおむすびを食べると「元気が湧いてくる」と言ってくれる人も多いのだとか。明るくポジティブな村上さんの人柄も魅力的で、毎日でも通いたくなるお店です。

よっちゃんおむすび住所/千葉県市原市八幡812-2営業時間/午前9時~午後3時定休日/日曜・月曜駐車場/1台アクセス/JR八幡宿駅東口から徒歩1分問い合わせ/080-1262-2945Instagram/@yocchan_musubi※10個以上購入する場合は前日までに要予約

自家栽培の無農薬米&こだわりの素材が自慢!「1分おむすび」(木更津)

自然豊かな木更津市矢那にある「1分おむすび」。店名は「人との縁を結ぶ『おむすび』を、コンビニよりも早い1分で買える」という思いから付けられました。おむすびに使う米は、オーナーの山野さんが「自慢の米を食べてもらいたいから、おむすび店を開いた」と胸を張る、自家栽培の無農薬コシヒカリ。

整然と並んだおむすびがかわいい

メニューは140円~270円で約20種類。のりは木更津産、具には近所のおばあちゃんが昔ながらの方法で作った梅干しや、地物野菜、木更津「クルックフィールズ」でおむすび用に加工したイノシシ肉などを使用。「安全安心な食材を届けたい」と、素材はもちろん、味付けには自家製の醤油や味噌を使うなどと、細かいところまでこだわっています。

自家栽培の無農薬米のおむすび

写真右の「ジビエ(税込270円)」はボリューム満点のごちそうおむすび。イノシシのひき肉を、ショウガとしょう油で甘辛く味付け、小松菜ご飯と合わせました。イノシシ肉に臭みは全くなく、赤身のようなさっぱりとした味わいです。健康が気になる人におすすめなのは写真左の「酵素玄米 梅(税込270円)」。玄米を小豆と塩で炊き、熟成させた酵素玄米のおむすびで、もちもちプチプチした食感がクセになりそう。滋味豊かな梅干しとの相性もばっちりです。

おむすびは、ドライブスルーで購入できるほかイートインもOK。サイクリングの休憩に立ち寄るお客さんも多いのだとか。

「おむすびには石川県珠洲市に住む親戚が、塩田で作る天然塩を使っています。元日の地震で被災し、現在塩づくりはストップしていますが、再開を願い被災地を支援していくつもりです」と山野さん。心と体に優しいおむすびには、人の心も結ぶ魔法があるのかも知れません。

(取材・執筆/花)

1分おむすび住所/千葉県木更津市矢那3980営業時間/午前9時〜午後2時、土日祝午前9時〜午後5時休業日/月曜・火曜駐車場/3台アクセス/東京方面より袖ヶ浦インターを出て道なりに12分、セブンイレブンの信号のある交差点を左折、道なりに3分後左側到着問い合わせ/090-3318-9600HP/https://1min-omusubi.jimdofree.com/Instagram/@1min.omusubi


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