Yahoo! JAPAN

猫が『恐怖を感じているとき』のサイン3選 見られたときのなだめ方・NG行為も

ねこちゃんホンポ

1.低い声で威嚇する

猫が低いうなり声を出したり、「シャーッ」と威嚇したりするのは、恐怖がピークに達したサインです。「これ以上近づくな!」という警告の意味があり、無理に触ろうとすると攻撃されることがあります。

猫がこの行動をとるとき、狭い場所に追い詰められたり、苦手な動物と対面したときにもよく見られます。人でたとえるなら、パニック状態になって「やめて!」と叫んでいるようなもの。こうしたときは、無理にスキンシップをとらず、猫が落ち着くまでそっとしておきましょう。

2.体を縮めて固まる

猫が恐怖を感じると、体を小さくして動かなくなることがあります。耳を後ろに倒し、尻尾を体に巻き込むようなしぐさが見られたら、強い不安を感じている証拠です。

猫が怖い思いをしたとき、「できるだけ目立たず、危険を回避したい」という本能から、このような行動をとろうとします。

猫の恐怖サインが見られたら無理に抱き上げたり、声をかけすぎると逆効果です。猫は「逃げ道がない」と感じてさらに怖がることもあるため、そっと距離を取り、安心できる場所を用意してあげましょう。

3.目を大きくして瞳孔が広がる

恐怖を感じているときの猫の瞳孔は、強いストレスを感じたときに大きく広がるのが特徴です。この時の猫は、大きな物音がした瞬間や、猫が目を見開いて動きを止めるといった様子もみられます。

猫にとっては、「何が起こったのか判断できない!」と警戒している状態ですので、怖がっているときに視線を合わせ続けるのはNGです。猫にとっては「にらまれている」と感じてしまうため、優しく瞬きをしながら見守ってあげましょう。

ただし、興奮している可能性もあり、飼い主さん側からの行動次第でパニックに陥ってしまう危険性もあります。追い詰めずに安全を確保したり逃走経路をふさぐなどの事前の危険対策をしておくとより安心です。

まとめ

猫が恐怖を感じているときのサインを知っておくと、愛猫が不安になったときに適切に対応することができます。そのとき大切なのは、無理に触らず、安心できる環境をそっと用意してあげることです。

恐怖を感じている猫を落ち着かせようとするよりも、そばにいて見守ることが何よりの安心につながります。

怖がりやすい性格の猫でも、飼い主さんが落ち着いて対応すれば「この人がいれば安心」と思えるようになるでしょう。猫の気持ちを理解し、信頼関係を深めながら、穏やかに寄り添ってあげたいですね。


(獣医師監修:葛野莉奈)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【沖のルアー釣果速報】タイラバ便でマダイ最大62cmを筆頭に船中35匹の好釣果(三重)

    TSURINEWS
  2. 猫の『喜怒哀楽』それぞれのサインとは?猫の感情にまつわる4つの豆知識

    ねこちゃんホンポ
  3. 【祇園祭2025】感動!ドラマチックな雨の祇園祭「祇園祭 前祭 山鉾巡行」

    キョウトピ
  4. 早朝清掃200回達成、四日市の吉崎海岸、記念の物語を紙芝居で発表

    YOUよっかいち
  5. ニッチェ・江上、娘の友だちが遊びに来た日に作った人気の料理「あっという間に無くなりました」

    Ameba News
  6. 【リアル脱出ゲーム × 名探偵コナン「残像の交信(シグナル)からの脱出」】『名探偵コナン』の世界を体験!|新潟市中央区

    日刊にいがたWEBタウン情報
  7. 【おりぁー!】合計500個の水風船でストレス解消! のつもりが…最後に待っていたのはテンションMAXからの現実だった。

    ロケットニュース24
  8. 【動画】天王寺公園「てんしば夏祭り」初日は盛況 盆踊りや和太鼓演奏など

    OSAKA STYLE
  9. 世界初『ブルーマングループジャパンツアー2025』全国同時生中継が決定 全国50のイオンシネマでライブビューイング

    SPICE
  10. “ご当地コラボ”第4弾!シャボン玉石けんがボクサーパンツとソックスに

    キタキュースタイル