「痛い場所にクッション」はNG!指の付け根、かかとの痛みは歩き方で改善される【眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話】
指の付け根、かかとの痛みは自然治癒できる
前側の痛みも後ろ側の痛みもかかとで歩くと治る
足の前(指)の痛みには、外反母趾をはじめ内反小趾、魚の目、巻き爪、足指の3指と4指の間に痛みが生じる「モートン病」、足指の付け根が全体的に痛む「中足骨骨頭痛」など、さまざまなものがあります。しかし、これらの原因はすべて一緒。前傾姿勢で足の指側を使って歩くことです。
したがって、足の指側ではなくかかとを使って歩くようにすれば、足の前側はよくなります。そもそも、かかとを使って歩くのが人間本来の自然な歩行であり、最も負担がかからない歩き方です。患部に負荷がかからなければ、自然治癒力で治っていくというわけです。
では、足の後ろ=かかと側に痛みがある場合はどうすればよいのでしょうか。一見矛盾するようですが、この場合もかかとを使って歩くことが正しい改善策です。かかと側の痛みの多くは「足底筋膜炎」から生じます。足裏のかかとから指の付け根にかけて筋膜が張られていて、この筋膜が引っ張られることにより根元のかかとに痛みが起こるという病気です。筋膜は土踏まずがあるとアーチ状にたわみ、ゆるんだ状態になるので痛みが出にくくなります。しかし、扁平足だと筋膜がピンとまっすぐに引っ張られ、症状も悪化します。
つまり、かかとの痛みをなくすには土踏まずを取り戻すことが先決. そのためには、かかとを使う本来の正しい歩き方に変えなければいけません。
足の痛みの種類と原因
痛みを伴う足の病気はたくさんあり、悩んでいる方も多いのですが、実は原因も解決策も同じであっという間に治すことができるのです。
■前(指側)の痛み
【病名】外反母趾、内反小趾、浮き指、扁平足、中足骨骨頭痛(前側全体)、モートン病(3指と4指の間)、足底筋膜炎、魚の目、巻き爪 など
■後ろ(かかと側)の痛み
【病名】足底筋膜炎 など
「かかとにダメージを与えないようにしながら『かかとで歩く』」
扁平足になっていると、後脛骨筋や長母指屈筋といった筋肉を包む足底筋膜がピンと伸びきった状態になっていて痛みを伴います。土踏まずのアーチをつくってあげることで痛みを和らげることができます。
土踏まずがないと、足底筋膜が引っ張られて痛い
たわんでゆるい状態になれば、痛みが和らぐ
NG行動
・前傾姿勢になる
・安定しないくつをはく
・クッション性のあるくつをはく
・痛い場所にクッションを入れる(安定しない&そもそも改善になっていない)
改善方法
・前傾姿勢をやめる
・正しい姿勢&歩き方で土踏まずを取り戻す
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』著:中島武志