【多摩散歩コース】国立市~学園都市から天神様を経て水辺の街へ~
国立駅周辺は、一橋大学を中心にした学園都市というイメージが強く、図書館や文化施設も多いことから落ち着いた雰囲気がある。国立駅南口からまっすぐ南に延びる大学通りは、春は桜、秋にはイチョウが色づき、季節の移ろいを教えてくれる。谷保(やほ)駅に突き当たったら南口に進めば、学問の神様・菅原道真を祭神とする谷保(やぼ)天満宮。境内に「常盤の清水」と呼ばれる「東京の名湧水57選」に選ばれている湧水があるが、この辺りからママ下湧水公園、矢川いこいの広場、矢川緑地にかけて湧水がつくる水辺の風景に多く出合う。途中に点在する国立市古民家(旧柳澤家住宅)やくにたち郷土文化館などを見学しながら歩けば、水辺の街としての国立の魅力も発見できる。
くにたち野菜工房 中道カフェ(くにたちやさいこうぼう なかみちかふぇ)
【散歩コース】
スタート:新宿駅からJR中央線快速で32分・440円。
JR中央線国立駅→(すぐ)→旧国立駅舎→(3分/0.2km)→大学通り→(31分/2.1km)→谷保天満宮→(11分/0.7km)→城山公園→(4分/0.2km)→国立市古民家(旧柳澤家住宅)→(8分/0.5km)→くにたち郷土文化館→(10分/0.7km)→ママ下湧水公園→(5分/0.3km)→滝乃川学園→(9分/0.6km)→矢川いこいの広場→(5分/0.3km)→矢川緑地→(11分/0.8km)→JR南武線矢川駅
ゴール:JR青梅線で立川駅→中央線快速で新宿駅まで47分・530円。
今回のコース◆約6.4㎞/約1時間40分/約8700歩
大正15年(1926)築の駅舎「旧国立駅舎」
JR国立駅南口に復元された旧駅舎。2020年からは「まちの魅力発信拠点」としてオープンし、観光案内や国立の歴史を紹介する施設となった。
「旧国立駅舎」詳細
旧国立駅舎
住所:東京都国立市東1-1-69/営業時間:7:00~22:00(土・日・祝は9:00~)/定休日:無/アクセス:JR中央線国立駅すぐ
四季の景観を楽しめる通り「大学通り」
国立駅から南に延びる通り。春は桜が満開を迎え、秋にはイチョウが黄金に彩り、冬はイルミネーションも。遊歩道では野外彫刻を鑑賞できる。
「大学通り」詳細
大学通り
住所:東京都国立市東~富士見台4/営業時間:見学自由/アクセス:JR中央線国立駅から徒歩3分
学問の神様を祀る「谷保天満宮」
菅原道真死去の延喜3年(903)に、道真の息子が尊容を刻み鎮座したのが始まり。広大な境内には約350本の梅が植えられ、1月中旬~3月にかけて紅白の梅が咲き誇る。初夏には色とりどりのアジサイも咲く。
「谷保天満宮」詳細
谷保天満宮(やぼてんまんぐう)
住所:東京都国立市谷保5209/営業時間:拝観自由/アクセス:JR南武線谷保駅から徒歩4分
豪族の館跡の麓に整備された公園「城山公園」
一帯は14世紀以降の豪族の館跡と伝わる。園内はクヌギやコナラなどが森を作り、遊歩道で森林浴が楽しめる。野鳥の観察スポットとしても知られる。
「城山公園」詳細
城山公園(じょうやまこうえん)
住所:東京都国立市谷保1700/営業時間:入園自由/アクセス:JR南武線谷保駅から徒歩18分
土間や広間など、農家を復元『国立市古民家(旧柳澤家住宅)』
江戸時代後期の建築という農家。茅葺(ぶ)き入母屋造りの家屋で、家の中にはかまどやうまやなどがある。
『国立市古民家(旧柳澤家住宅)』詳細
国立市古民家(旧柳澤家住宅)
住所:東京都国立市泉5-21-20/営業時間:9:00~17:00/定休日:第2・4木(祝の場合は翌)/アクセス:JR南武線谷保駅から徒歩17分
市内の縄文遺跡から発掘された国の重要文化財の実物を展示『くにたち郷土文化館』
国立市の歴史や文化などを紹介する施設。常設展示には、緑川東遺跡から出土した4本の大形石棒が展示されている。石碑は国の重要文化財に指定され、実物が見られる。
『くにたち郷土文化館』詳細
くにたち郷土文化館
住所:東京都国立市谷保6231/営業時間:9:00~16:30/定休日:第2・4木(祝の場合は翌)/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩10分
夏でも冷たい湧き水がある公園「ママ下湧水公園」
自然そのままを感じられる公園。ママとは川の流れによってつくられた階段状の崖のことで、そこから湧水が湧き出ている。水生昆虫も見られる。
「ママ下湧水公園」詳細
ママ下湧水公園
住所:東京都国立市矢川3-2/営業時間:見学自由/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩13分
日本初の知的障害児の施設で、1928年築の資料館や礼拝堂を見学『滝乃川学園』
日本の福祉の先駆者・石井亮一によって創られた福祉施設。亮一や筆子夫妻を紹介する記念館、日本最古のアップライトピアノがある聖三一礼拝堂などが見学できる。公式ホームページの問い合わせから要予約。
『滝乃川学園』詳細
滝乃川学園
住所:東京都国立市矢川3-16-1/営業時間:入園自由/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩10分
清冽(せいれつ)な水が流れる矢川沿いの公園「矢川いこいの広場」
矢川沿いにある公園。親水テラスがあり、飛び石が置かれている。水辺にはあずま屋が設けられているので、水辺を眺めながらのんびりできる。
「矢川いこいの広場」詳細
矢川いこいの広場
住所:東京都国立市青柳1-18ー16/営業時間:入園自由/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩7分
武蔵野の貴重な自然を感じる「矢川緑地」
国立市と立川市にまたがる約2万1000平方メートルの緑地。立川断層を水源として総延長1.3kmの矢川を中心に湿地帯や樹林が広がる。木道を歩きながら貴重な水生植物や湿性植物が見られる。
「矢川緑地」詳細
矢川緑地
住所:東京都立川市羽衣町3-26/営業時間:見学自由/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩13分
【国立市のグルメを堪能!】
スパイスを入れたワッフルは食事としてもピッタリ!『かめや』
養蜂業を営む夫妻が2020年に開業したワッフル専門店。ワッフルというとスイーツ系を思い浮かべるが、かめやサンド700円のようにスパムや玉子などを挟んだ食事系も各種そろう。
『かめや』店舗詳細
かめや
住所:東京都国立市谷保6249-25/営業時間:12:00~16:00(土は~18:00)/定休日:日・月/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩8分
日替わりランチをはじめ、野菜がたっぷり食べられる『くにたち野菜工房 中道カフェ』
地元野菜を中心に、肉や魚などをバランスよく取れる日替わり料理が好評。当日の料理は朝採れの野菜で決めるこだわりがある。素朴でヘルシーな料理にファンが多いという。ランチ1100円~。
『くにたち野菜工房 中道カフェ』店舗詳細
くにたち野菜工房 中道カフェ(くにたちやさいこうぼう なかみちかふぇ)
住所:東京都国立市富士見台4-12-11/営業時間:11:30~22:00(日・祝は~20:30)/定休日:月/アクセス:JR南武線矢川駅から徒歩2分
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『東京は奥の方がおもしろい! 東京多摩散歩地図』より