【韓ドラの鉄板】人間のカオをした獣!歴代「最高の悪男&悪女」ドラマ5選
ド・ギョンス(EXO)の見事なまでの悪役ぶりに、称賛の声が集まっています。
好評を得ているのは、11月5日に公開されたばかりの新作ドラマ『捏造された都市』(Disney+/2025)での活躍。
一部視聴者からは、韓ドラ史上最悪なキャラクターを作り上げたとの声が上がっており、冷徹かつただならぬ狂気を感じさせる姿は、物語をより一層盛り上げています。
韓国ドラマは以前から、強烈な悪役が登場する作品が多く、それらが極悪非道であればあるほど面白いのが特徴。観る者の怒りや憎しみ、嫌悪感などを刺激してストーリーに没入させてきました。
そこで本記事では、歴代の韓国ドラマのなかで、人間の顔をした獣と表現してもよいほど、冷酷さや残虐さ、邪悪さを持つ悪役が登場して話題を呼んだ作品をご紹介。当時、今後これ以上のヴィランは現れないのではないかという声が多かったキャラばかりです。
(図)Danmee 配信直後から話題沸騰!「パイン ならず者たち」日本のファンが選ぶ、Disney+人気No.1韓ドラに選定
ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜 (Netflix/2022、2023)
『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』は、高校時代に目をふさぎたくなるようないじめをしていた男女5人の悪役演技が脚光を浴びた作品。
被害者女性が大人になり復讐をする過程でも、謝罪するどころか一切悪びれる様子もなく、どこまでも非人間的な姿で視聴者を釘付けにしました。イム・ジヨンをはじめ、パク・ソンフン、チャ・ジュヨンなどを、ここ数年目にする機会が多くなったのは、本作での活躍がきっかけです。
●日本で視聴可能なVOD(2025年11月10日現在):Netflix
ペントハウス シリーズ (SBS/2020、2021)
『ペントハウス』は、社会現象を巻き起こすほど大衆を魅了した全3シリーズからなる作品で、『第57回 百想芸術大賞』において女性最優秀演技賞に輝いたキム・ソヨンの悪女演技が圧巻です。
欲望を満たすためならどんな悪行にでも手を染め、家族や周囲の人をいとも簡単に裏切り、主人公との対立シーンでは、その邪悪さをさらに爆発させます。
またオム・ギジュンは、周囲の人々を自身の目的のために利用する残酷で利己的なキャラクターを担当。本作で最も悪い役を描き出し、物語を大いに盛り上げました。
●日本で視聴可能なVOD(2025年11月10日現在):Amazon Prime Video、DMM TV、FOD、Lemino、Hulu、U-NEXT、Rakuten TV、TELASA、ABEMA、Netflix
ボイス~112の奇跡~ シリーズ (OCN/2017、2018、2019、2021)
『ボイス~112の奇跡~』は、シーズン5の制作を心待ちにしているドラマファンが多い犯罪スリラー。各シーズン、個性あふれる悪役が登場して物語を盛り上げます。
シーズン1では、悪役演技に定評のあるキム・ジェウクが執拗でサイコパスな殺人鬼を、シーズン2ではクォン・ユルが、優しそうなルックスとは裏腹に残酷さを隠しもった頭脳派の連続殺人鬼を演じました。
また、シーズン3ではパク・ビョンウンが、ミステリアスで冷酷、計算高いキャラを務め、シーズン4ではイ・ギュヒョンが残酷な殺人を犯す多重人格者に扮して、作品に面白みをプラスしています。
●日本で視聴可能なVOD(2025年11月10日現在):Amazon Prime Video、Hulu、ABEMA
私はチャン・ボリ! (MBC/2014)
『私はチャン・ボリ!』は、イ・ユリが、悪女演技でその名を知らせた話題作。骨の髄まであくどい生粋の悪役で、過去のトラウマなどが複雑に絡まりあって欲望にまみれる強烈なキャラクターを演じました。
『2014 MBC演技大賞』で大賞に輝いた熱演は一見の価値あり。自分の邪魔になる人たちを陥れ、目標達成のために手段を選ぶことなくまっすぐ突っ走ります。
執着と嫉妬心が強く歪んだ考え方を持ち、地獄のような世界を自分自身で作り上げてしまう様子にご注目。
●日本で視聴可能なVOD(2025年11月10日現在):Amazon Prime Video、DMM TV、ABEMA、U-NEXT、Lemino
ジャイアント (SBS/2010)
『ジャイアント』は、『第47回 百想芸術大賞』で男性最優秀演技賞を手にしたチョン・ボソクの演技が絶賛された復讐劇。権力と富のためなら手段を選ばない、どこまでも残酷で野望に満ちたキャラクターを好演しました。
権力者と結託したり、殺人をしたりするなど、欲のために次々と周囲を犠牲にしていきます。貪欲さだけでなく狡猾さも併せ持った人物が描き出す世界観は、観ているだけでアドレナリンが爆発することでしょう。
●日本で視聴可能なVOD(2025年11月10日現在):U-NEXT、Lemino、Rakuten TV、ABEMA
その他、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(JTBC/2018)でキム・ソヒョンが、『他人は地獄だ』(OCN/2019)でイ・ドンウクが、『野王~愛と欲望の果て』(SBS/2013)でスエが、『善徳女王』(MBC/2009)でコ・ヒョンジョンが悪役を演じて視聴者に強烈な印象を残し、現在もなおその活躍が折に触れて話題になることが少なくありません。
(ライター/西谷瀬里)