合格率30%の難関国家資格「測量士補」に県立横須賀工業高校3年生が初合格
道路や建造物を計画する際の測量業務に当たるための国家資格「測量士補」の試験に、県立横須賀工業高校建設科の島袋智生さん(3年・横須賀市池田町在住)が合格した。同資格は測量士の工事計画に従い、公的な測量に従事することを許可するもの。道路整備関係の就職を希望している島袋さんは「過去問を何年分も解いて対策をした甲斐があった」と達成感をにじませた。
合格率は約3割
建設業の従事者は国家資格の取得が求められることが多く、「試験への抵抗感を減らすため」同学科の生徒は同試験の受験が推奨されている。島袋さんは昨年度不合格だったが、今回リベンジを果たし、同校初の合格者となった。今年度の受験者は約1万3千人。そのうち合格は約3割の4276人で、担当教諭が「受かるのは大人でも容易ではない」と語る難関資格となっている。
また同学科では3年の古田大夢(ひろむ)さんが2級土木施工管理技士補の試験に合格しており、山下敦総括教諭は「学科設立3年目、1期生が徐々に結果を出し始めている」と生徒の成長を喜んだ。