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冬の全国大会特集(1) 弓道男子 明豊 創部10年目で初めて手にした全国切符 【大分県】

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チーム内で競い合って成長した明豊。初の全国大会で期待がかかる

 弓道の全国高校選抜大会の男子団体に初出場する明豊。部員は2年生5人のみ。「負けず嫌い集団」は競うように弓を引き、切磋琢磨(せっさたくま)している。キャプテンの小園元康(2年)は「土日の休みの日も練習している。昨年から試合に出ているメンバーが多く、練習の成果が形となった。これからも競い合って上達したい」と語る。

 

 6月の県高校総体の団体では2年生4選手が出場し、決勝リーグに進出した。8チーム中7位で終わったが、石川嵩監督は「3年生主体のチームが多い中で健闘した。経験を積めたことが収穫だった」と振り返る。部員全てが高校から弓道を始めたが、緊張感のある試合をし、場なれしたことが、10月の県高校新人大会での準優勝につながった。成功体験を経て九州新人大会に臨んだが、結果は25チーム中24位に終わる。悔しがる選手に石川監督は「成功と失敗を繰り返して強くなる」と説き、気持ちを切り替えさせた。

 

競うように練習し、高め合う

 

 全国高校選抜大会県予選では、的中率の高い小園が1番手、常に前向きな中原由翔が2番手で流れをつくり、2人に引っ張られるように岡本遼瑛が締めた。予選リーグを1位で通過すると、決勝リーグは接戦となった。石川監督の「当てようとするから緊張する。外さなければいいと思って射て」との言葉に、選手たちは平常心を保ち、集中力を研ぎ澄ませた。優勝の懸かった大一番では、緊張とは無縁だった。中原は「これまでやってきた練習のクオリティーを出せば勝てると思っていた」と胸を張る。

 

 創部10年目で初めて手にした全国大会行きの切符だが、大会直前までメンバー選考は続く。石川監督は「試合に出たい思いはみんな同じ。これまでと同じように調子の良い選手を選びたい。的に当たる感覚は本人しか分からないが、その感覚を常にイメージできるようにさせたい。全国大会は初めてだが、このメンバーならミラクルを期待できる」と、選手の成長を実感している。

 全国高校選抜大会は12月23日から東京武道館で開催される。男子団体は24日に予選が始まる。

 

初めての全国大会に出場する明豊

 

 

(柚野真也)

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