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桜の新名所に 財団寄贈の苗木50本植樹 名張・赤目町で

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「みんなのゆめひろば」で行われたソメイヨシノの苗木の植樹=名張市赤目町柏原で

 三重県内に桜の新名所をつくろうと岡田文化財団(菰野町)が進める「さくらプロジェクト」の植樹祭が3月2日、名張市赤目町柏原の「みんなのゆめひろば」で開かれた。財団関係者や住民ら約60人が参加し、大きく成長することを願いながら苗木の根元に土をかぶせた。

 地元の赤目まちづくり委員会がプロジェクトに応募し、ソメイヨシノの苗木50本を贈られた。ゆめひろばでは、市立錦生赤目小6年生が参加し、大人たちと一緒に40本を植樹した。残りは、赤目四十八滝キャンプ場に植樹したという。

 式典で、同財団の辻晴芳理事は「何年か後に立派な桜が咲いて、地域の皆さんが集う名所になれば」、同委員会の藤村純子会長は「赤目全体の桜の憩いの場所として、長く伝わる場にしたい」とそれぞれあいさつした。

 植樹を体験した同小6年の山根彩葉さん(12)は「見上げるくらい大きく育ってくれたらいいな。奇麗に咲いた桜の下で、鬼ごっこをしたい」と話した。

 同プロジェクトは昨年始まり、2025年度末までの3年間で県内の45団体に計5000本の苗木を寄贈する。同財団によると、伊賀地域では、昨年11月に伊賀市種生の青山ハーモニーフォレストで50本、今年2月に同市柘植町で70本の植樹を行った。今後は同市中友生で10本(24年度)、同市予野で40本(24年度)、名張市赤目町長坂で300本(24、25年度)の植樹を予定しているという。

植樹祭での記念撮影=同

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