【7/5公開】ネット騒然!熱海が舞台のサメ映画「温泉シャーク」。いよいよ全国公開で話題沸騰中!
“サメンテーター”でお宝映画発掘家の中野ダンキチさんが語る魅力とは!?
今回は「サメ映画」の話題です。熱海がモデルとなった架空の温泉街「S県暑海(あつみ)市」 を舞台にした大注目の純国産サメ映画「温泉シャーク」が7月に全国公開を控え、今まさにサメ映画熱が高まっています!コメンテーターならぬ“サメンテーター”でお宝映画発掘家の中野ダンキチさんにSBSアナウンサー新城健太が話を聞きました。※写真提供 中野ダンキチさん
中野さんは、7年間のサラリーマン生活の後、映画「シベリア超特急」に魅せられ、金曜ロードショーの解説者であった水野晴郎(はるお)事務所に所属。およそ5年間、スタッフ兼映画紹介者として活躍。2022年に配給会社を立ち上げ、テレビなどを通じて、お宝映画作品を世に知らしめる活動を行っています。
新城:まず「サメ映画」ってどんな映画を指すのか教えてください。
中野:〇〇ジョーズや〇〇シャークのようにサメを全面押ししているものを「サメ映画」と分類しています。最近出来上がったジャンルで、10年ほど前から作品が増え始めています。
新城:スリリングで怖い映画というイメージがありますが、そういう作品が今も多いですか。
中野:いいえ。どちらかと言うと最近はサメが空から降ってきたり、家の中から出てきたり、宇宙から飛んできたりなど、作品のテーマが恐怖から興味に移り変わっています。映画館でイベントも開きますが、楽しく笑いに来ている人が多いですよ。
新城:へぇ〜、そうなんですか!だいぶ根底からイメージを覆された気分です。
中野:Amazonプライムで1本変わったサメ映画を見ると、その後次々とマニアックな作品が自動的に紹介されるのでお気をつけください(笑)。
ロケ地も熱海。ご当地✕特撮が見どころ
新城:来月、熱海がモデルになった純国産のサメ映画「温泉シャーク」が公開されますが、改めてどんな作品なのか教えてください。
中野:一言でいえば「温泉からサメが出る」に尽きると思います(笑)。
新城:あはは(笑)。今ポスターを見ていますが、サメが露天風呂から出てきそうですね。
中野:おそらく襲ってくるでしょう。銭湯も出てくるでしょう(笑)。撮影の苦労秘話を聞いていますが、初めは短編の予定で1カ月ぐらいの撮影期間を経て公開される予定でしたが、追加撮影が重なり半年以上かかっています。こだわりの特撮もふんだんに入れてウルトラマンの撮影を行うところでも撮ったそうです。撮影を進めていくうちにどんどん盛り上がりが加速している体感がある映画です。
実はこの映画、クラウドファンディングで資金調達をした時に、支援者へのリターンのひとつに「サメを買える」というのを用意したんです。映画に出てくる432匹のサメがクラファン支援者に買われていきました。
新城:432匹分って、相当多いですよね?
中野:そうですね。私が知る限り実測で数えられるサメとしては過去最大数、とんでもない数ですよ〜。
5カ国11作品を上映「東京国際サメ映画祭」
新城:これからサメ映画の大きなイベントも開催予定なんですよね?
中野:「東京国際サメ映画祭」を7月12日から4日間やることになりました。5カ国で11作品が上映されます。これだけ新作が集まるのは珍しいです。恐怖系の作品を含めいろいろなジャンルのサメ映画が上映されます。1作品あたり1回しか上映しないので、ここで見逃すと見られない作品もあるかもしれません。
新城:特におすすめの1作品を教えてください。
中野:「ナノシャーク」という映画を上映します。病気を治すために血管の中を通れるナノサイズに小さくしたサメを送り込み、そのサメを使ってウイルス退治しようとするコメディー映画です。
新城:僕のイメージはヒーローや大敵というイメージでした。
中野:完全ギャグ映画です(笑)。
新城:サメ映画初心者でも大丈夫ですか?
中野:大丈夫です。前説や後説を行うのでぜひ気になる人はぜひチェックしてください。
新城:最後にリスナーに向けて熱いサメ映画熱を轟かせてください。
中野:「温泉シャーク」は、静岡県では駿東郡清水町の映画館シネプラザサントムーンで7月5日から公開になります。東京国際サメ映画祭やこれから出てくるサメ映画にもぜひ注目して楽しんでください。
※2024年6月10日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。今回お話をうかがったのは……中野ダンキチさん
サメンテーター。1973年 横浜市出身。映画「シベリア超特急」に魅せられ水野晴郎事務所入りし、およそ5年スタッフ/映画紹介者として活躍。現在は映画配給NISHIKURA-EX 代表として、自社他社を問わず特にサメ映画を中心とした上映企画やイベントを開催中。