Yahoo! JAPAN

風呂桶や脱衣棚に「本」!有名温泉街に誕生した本屋さんが届ける“体験”とは【札幌・定山渓】

Sitakke

Sitakke

単に本を売るだけではなく、訪れる人たちに“体験”を提供する、全国でも珍しい書店が札幌に誕生しました。

札幌市の“奥座敷”とも呼ばれる定山渓温泉。

「定山渓第一寶亭留翆山亭」の2階から、エレベーターを下りると、たくさんの本が置かれています。

サウナ。温泉。絵本。北海道内の自然や動物まで…。

その名も“風呂屋書店”です。

宿泊客はもちろん、入場料を支払えば、誰でも利用ができて、約2500冊の本を読んだり、気に入ったものは購入できます。

HBC麻原衣桜記者 書店には脱衣棚があって中をのぞくと…

書店には、同じフロアにある大浴場との雰囲気もマッチする風呂桶や脱衣棚。
なかを開けると、同じ頭文字のお薦めの本が置かれています。

足を伸ばしてゆっくりと本を読める、個室も用意されていますよ。

2024年8月末現在、マチに書店がない自治体は、全国の「27.9%」に対し、北海道は「41.6%」。書店の減少が進んでいます。

そんな中“風呂屋書店”は、偶然の出会いが体験できる場所として…、そして、定山渓唯一の書店として、大手印刷会社の支援で誕生しました。

ホテルの最大滞在時間は「20時間」。
書店は、宿泊客に思い思いの有意義な時間を提供することができるのです。

定山渓第一寶亭留・翆山亭の大島彩乃さんは「まずは、ご宿泊のお客様にご滞在として、ご満足頂ければという風に思っていますし、日帰りのお客様も多いですので、お風呂と読書と合わせてお楽しみ頂ければ」

温泉に入ったあと、本を読んでやすらぎのひと時を過ごすことが出来る“風呂屋書店”。

新たな書店の形として、本と人を結び続けます。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月27日)の情報に基づきます。

【関連記事】

おすすめの記事