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街じゅう華やか!~七戸町のひなまつり~

まるごと青森

街じゅう華やか!~七戸町のひなまつり~

今年4月18日は旧暦の3月3日、桃の節句です。これにちなみ、七戸町中央商店街では、商店など20会場で、吊るし飾りや、段飾りのお雛様を展示する「しちのへひなまつり」が4月20日から4月22日まで開催されます。

元々は10年ほど前に、地元の有志が、古布(こふ)を使い、伊豆稲取に習い吊るし飾りを制作し、展示したのが始まりだそうです。有志が毎週集まり、コツコツと作り続けたところ、今では吊るし飾りの数は100組以上にのぼるそう。また、町内外から段飾りのお雛様も寄付されるようになり、25組ほども集まったそうです。

ここでいくつか会場をご紹介します。
こちらは、6年ぶりに会場となる、町内の旧家、盛田家住宅です。こちらに展示されているのは江戸時代後期のお雛様です。

お内裏様とお雛様、三人官女、五人囃子、あれ、その下は??お話を伺ったところ、3人は、「三弦(さんげん)」と言って、弦楽器を演奏する人達なのだそう。注目すべきはその表情です。

なんだかノリノリでとっても楽しそう!そして作りが細かいですね。

こちらは、明治35年築、旧山勇商店の会場。昭和36年頃まで営業していた味噌・醤油屋さんだそうです。外観も趣があります。

一歩入ると、会場を埋め尽くす、カラフルな飾り、飾り、飾り!圧巻です。

吊るし飾りには、海老や鯛、桃、蓮華などの縁起もののほか、でんでん太鼓、草履、手まり、羽子板、米俵など、子どもの健やかな成長を願う様々なモチーフがあるそうです。

まるでカーテンのように、お雛様を彩っています。

別の会場では、お雛様モチーフのタペストリーの展示も予定されているそうです(こちらは2017年のみどりや化粧品店さんの展示)。

来場者の中には、わざわざ和服でいらっしゃる方もいるとか。古い建物が残る町並みに、お雛様。言われてみると、絶好の和服映えイベントなのかもしれません。
また、見るだけでなく、駒饅頭や、地酒などお土産を買ったり、お蕎麦やけいらんなど、土地のものを食べ歩くのも楽しそうです。

春の日差しが気持ちよくなってきました。今週末は七戸町で、華やかな「和」の気分に浸ってみませんか?

byチビスケ

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