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独自機能で差別化! ヤマハ初のノイキャンワイヤレスイヤホン「TW-E7A」「EP-E70A」

価格.comマガジン

独自機能で差別化! ヤマハ初のノイキャンワイヤレスイヤホン「TW-E7A」「EP-E70A」
ヤマハ初のノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスイヤホン「TW-E7A」(写真左)と「EP-E70A」(写真右)

耳への負担を抑える独自機能「リスニングケア」を搭載した製品群を昨年11月に発表し、ワイヤレスイヤホン市場に参入を果たしたヤマハ。当初2月までに全5モデルを発売する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で開発・製造スケジュールに大幅な遅延が発生し、エントリークラスの2モデルを12月に投入して以降、残りの3モデルはしばらく発売延期となっていた。

最初に市場投入された同社初の完全ワイヤレスイヤホン「TW-E3A」は、1万円以下で買えるエントリーモデルとは思えない高品位なサウンドを楽しめるということで話題となり、価格.comでもランキング上位にランクインするなど大きな注目を集めていた。それだけに、残りの上位モデルがちゃんと発売されるのかヤキモキしていた人も多かったと思うが、最上位モデルとなる「TW-E7A」がついに9月30日発売される。さらに本日、昨年11月の発表会では未発表だったネックバンド型の最上位モデル「EP-E70A」も、「TW-E7A」と同じ9月30日に発売されることも発表された。市場想定価格は、「TW-E7A」が24000円前後、「EP-E70A」は29800円前後だ(いずれも税別)。

完全ワイヤレスイヤホン最上位モデルの「TW-E7A」。カラーバリエーションは写真のホワイトのほか、ブラックもラインアップされている
「TW-E7A」の専用ケース、こちらで3回分の充電が可能だ
ネックバンドスタイルの「EP-E70A」は、フル機能を盛り込んだワイヤレスイヤホン最上位モデル
ハウジング形状はこんな感じ。イヤホン外側だけでなく、内側にもマイクが用意されている

独自機能がさらに進化! “高純度の音楽再生”を徹底追求

「TW-E7A」と「EP-E70A」の両モデルに共通するのが、同社製ワイヤレスイヤホンとして初となるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載すること。ここ最近、Bluetoothチップ側の進化にともない、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンを展開するメーカーが一気に増えてきている。中には積極的にノイズを打ちして静寂をアピールするメーカーもあるが、後発のヤマハとしては、そういったノイキャン性能の過度な競争に参戦するのではなく、あくまでも“高純度の音楽再生”のためのノイズキャンセリングであるべきという考え方で同機能を実装したという。

実際、完全ワイヤレスタイプの「TW-E7A」で採用されているアクティブノイズキャンセリング方式は、主流となっているフィードフォワードとフィードバックの2つのマイクを使ったハイブリッドタイプのアクティブノイズキャンセリング方式とは異なり、フィードフォワードマイクのみを使ったフィードフォワード方式となっている。

インマイクを使ったフィードバック方式を採用すればノイズを効果的に打ち消すことが可能だが、フィードバック方式はドライバーユニットから発生する音に対して直接影響を及ぼしてしまい、ヤマハが目指すアーティストの表現したい音が感じられる「TRUE SOUND」を実現できないため、音楽信号への不要な処理を排除するためにあえて採用を見送ったそうだ。ちなみに、フィードフォワード方式のみとしたことで、イヤホン本体のバッテリー駆動時間の長時間化にも寄与しているという。

完全ワイヤレスタイプの「TW-E7A」は、フィードフォワード方式のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載

ネックバンドタイプの「EP-E70A」も、「TRUE SOUND」という思想を受け継ぎつつ、さらにもう一歩踏み込んだ「アドバンスドANC」と呼ばれる独自の方式を採用している。こちらは、フィードフォワードとフィードバックの2つのマイクを使ったハイブリッド方式となっているのだが、ノイズ成分だけでなく、音楽信号にもキャンセリング処理をかけてしまう通常のハイブリッド方式とは異なり、インマイクで拾った音を音楽信号とノイズ成分にわけ、ノイズ成分だけにキャンセリング処理を施しているという。これも、音楽信号への不要な処理を排除するという考え方により生まれたものだそうだ。

ネックバンドタイプの「EP-E70A」は、「アドバンスドANC」と呼ばれる独自の方式を採用する

また、ネックバンドタイプの「EP-E70A」では、ハウジング内部のインマイクを活用し、耳への負担を抑える独自機能「リスニングケア」が、機能アップ版の「リスニングケア(アドバンスド)」に進化している点も注目だ。完全ワイヤレスタイプの「TW-E7A」などに搭載されている「リスニングケア」では、音量に合わせて音のバランスを最適に補正していたが、「リスニングケア(アドバンスド)」では、再生コンテンツの録音レベルのリアルタイム解析と、インマイクで耳に届く背景雑音のリアルタイム解析が追加され、常に最適なバランスで音楽を楽しめるようになっている。

「EP-E70A」は、独自の「リスニングケア」機能が高機能版の「リスニングケア(アドバンスド)」になっているのもポイントだ

さらに、「EP-E70A」は耳の形状や装着状態に合わせ、リアルタイムに音を最適化する新機能「リスニングオプティマイザー」も搭載。耳の中で鳴っている音の伝達特性を常時モニタリングし、リファレンスとなる音の伝達特性との差分があった場合は、理想的な周波数特性に自動補正してくれるという。

なお、「リスニングケア」については、元のコンテンツに対して補正をかける形になるので、左右イヤホンで協調して動作する形となっているが、アクティブノイズキャンセリング機能と「リスニングオプティマイザー」については左右のイヤホンで別々のパラメーターが設定される形となるそうだ。

「リスニングケア」や「リスニングオプティマイザー」、ノイズキャンセリング&外音取り込みなどは専用アプリから切り替えが可能だ

ノイキャン効果はどんな感じ? サウンドを聴いてみた

今回、発売前の新モデルを体感することができたので、最後にサウンドまわりのインプレッションをお届けしよう。

まずは気になるノイズキャンセリング機能から。完全ワイヤレスタイプの「TW-E7A」とネックバンドタイプの「EP-E70A」は、それぞれアクティブノイズキャンセリング方式が異なるが、ノイズキャンセリングの効き方はだいぶ似ており、がっつりとノイズを打ち消す感じではなく、ノイズを遠ざけるようなイメージに近い。エアコンのうなるような低周波なんかはしっかりと消えるものの、音楽を再生していない状態だと人の声などは若干入ってくるので、周囲のノイズが多い環境だと、音楽を流さずにデジタル耳栓のように使うといったことは難しそうだ。

いっぽう、ノイズキャンセリング機能において音楽信号への不要な処理を排除したおかげか、強力にノイズを打ち消すノイズキャンセリングイヤホンにありがちなON/OFFでの音色の変化が最小限に抑えられていた。独自機能の「リスニングケア」「リスニングケア(アドバンスド)」と組み合わせることで、音量を絞ったままでも非常に快適なリスニング環境を構築できる点は他社のノイズキャンセリングイヤホンにはないアドバンテージと言えるだろう。

「EP-E70A」の「リスニングオプティマイザー」については、静かな環境だとON/OFFの差がわかりにくいが、比較的騒音のある環境で「TW-E7A」と聴き比べてみると、確かに「EP-E70A」のほうが音の聴き取りやすくなっているのがわかる。リアルタイムに処理することでバッテリーへの影響も大きそうなので、ネックバンドタイプでバッテリー容量に余裕のある「EP-E70A」にしか搭載しなかったというのはそういった部分が理由なのかもしれない。

最後に音質について。こちらはさすがヤマハと言うべきか、聴きどころを押さえたバランスのよさがとても印象的だった。特に「EP-E70A」はボーカルや楽器の分離がよく、フォーカス感の高い高解像度サウンドながら、音つながりがとても滑らかで、モニターライクなのに音楽性を感じられる絶妙なチューニングだ。ノイズキャンセリング機能や「リスニングケア(アドバンスド)」をONにしても音のぼやけが少なく、小音量でも明瞭で聴き疲れも少ないので、長時間でも安心して聴けそうだ。

TW-E7Aの主な仕様
ドライバーユニット:6.2mmダイナミック型
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
バッテリー駆動時間:イヤホン本体で最大7時間(ノイズキャンセリングOFF時、ON時は5時間)、ケース併用で最大28時間(ノイズキャンセリングOFF時、ON時は20時間)
その他:ワイヤレス充電(Qi規格)対応、IPX5防水性能搭載

EP-E70Aの主な仕様
ドライバーユニット:9.2mmダイナミック型
対応コーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive
バッテリー駆動時間:最大18時間(ノイズキャンセリングON/OFF時)
その他:急速充電対応

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