【市川市】ご当地ヒーロー「激神ザンドー」プロデューサー小濱佑基さん(市川市在住)
全国に推定300以上いるといわれるご当地ヒーロー。
もちろん、わが町・市川市にも。その名は「激神(げきじん)ザンドー」。
必殺「市川真間キック」を繰り出して、戦え!
市川市民のために。
憧れのヒーローに自分もなりたい
激神ザンドー兼プロデューサーの小濱佑基(ゆうき)さんは子どもの頃から戦隊ヒーローが大好き。
高校生の時に木更津のご当地ヒーローに憧れ、怪人デザインの募集に応募。
採用されたのを機に自分でもヒーロー作りを始めます。
高校3年生の時、ご当地ヒーローイベントにザンドーとして初めて参加。
その後、市川市を中心に清掃活動をはじめ、イベントやショーの出演、グリーティング(※)などで会場を盛り上げています。
※芸人などがイベント会場内を回って参加者と触れ合うこと
当初1人で始めたヒーローも、仲間が増えて今では9人に。
その仲間たちや、怖すぎると話題の怪人「人面犬」「口裂け女」などもデザインから制作まですべて小濱さんが手掛けています。
「仕事の合間を縫って作るので、作業期間は2カ月くらい。好きだから時間もつくれるんです」と話します。
ザンドーからの熱いメッセージ
小濱さんにはザンドーを通じて子どもたちに伝えたいメッセージがあります。
「今見えているものが世界の全てではない」
中学時代にいじめを受け、「居場所がない、存在意味がない」と考えていた小濱さん。
その時に支えてくれたのがテレビで活躍する戦隊ヒーローたち。
悪を倒し、勇気を与えてくれるヒーローが心のよりどころでした。
「学校などで否定されたりすると、全世界から否定されたように思ってしまう。でも、ちょっと違う場所に行ってみてほしい。認めてくれる人、応援してくれる人はたくさんいる。子どもたちにはそう伝え続けたい」そんなザンドーの姿は大人たちにも影響を与えています。
ファンからは「手術があって嫌だけど、ザンドーのイベントを楽しみに頑張ってくるよ」と声を掛けられたことも。
「今後の目標は市川市の公認ヒーロー」と話す小濱さん。
ヒーローに支えられた1人の少年が、今ではヒーローとして多くの人を支えています。
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