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40年以上前に描かれた大傑作『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城』の企画展がスタート。『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』へいざ行かん!

さんたつ

1ドラえもん ミュージアム

2025年9月3日に開館14周年を迎えた『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』で、『ドラえもん』好きにはたまらない企画展が開幕。ここでは、2025年11月1日(土)に始まった「大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城と冒険のひみつ展」を徹底解説。何度もミュージアムを訪れているライター半澤が解説します!

川崎市 藤子・F ・不二雄ミュージアム

取材・文・撮影=半澤則吉

撮影=山出高士。

『ドラえもん』は大長編も含め全巻所有するほか、『ミノタウロスの皿』の皿を部屋に飾るほど、ガチのF先生ファン。

今回訪れたのは、『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』。小田急線、JR南武線の登戸駅からシャトルバスが出ておりアクセス良好。半澤は毎回、気持ちを整えるため徒歩で赴く。散歩にもぴったりの場所。

40年以上愛され続けてきた、あの「大長編」にフォーカス

その名も「大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城と冒険のひみつ展」。これまでもさまざまな企画展があったけれど、劇場版の原作「大長編ドラえもん」の特定作品をここまでフィーチャーするのは珍しい!

会期:2025年11月1日(土)~ 2026年6月21日(日)※予定
《前期》:2025年11月1日(土)~ 2026年2月1日(日)
《後期》:2026年2月7日(土)~ 2026年6月21日(日)※予定
開催場所:展示室Ⅱ(2F)

『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は「大長編ドラえもん」の第4作。簡単にあらすじを振り返ろう。

夏休みにキャンプに行きたいと話すのび太たち。ドラえもんは海も山も楽しめる「海底」に出かけることを提案する。水中バギーやテキオー灯など海の底でも快適に楽しめるひみつ道具を駆使し、海底での一時を楽しんでいた一行だったが、海底人に捕えられてしまう。その後、古代の遺物「海底鬼岩城」の自動報復システム、ポセイドンが再稼働し地球滅亡の危機に。のび太たちは地球を救うために鬼岩城があるアトランティスに向かう。

藤子・F・不二雄先生の原作は1982年に発表され、劇場公開は1983年。実は40年以上の時を経て、2026年にリメイク作『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』の公開が決定しているので、最新作に思いを馳せながら楽しめる。

海底をイメージした展示室は雰囲気たっぷり。天井には水面を思わせる映像を映すというこのミュージアムでは初の試みも!

これぞ、大長編の楽しみ! みんなの食事シーンの原画に感動。『のび太の海底鬼岩城』では海底のプランクトンを加工した料理が登場。筆者も子供ながらにワクワクしたシーンだ!

この企画展では6つのテーマをもとに『のび太の海底鬼岩城』や、この作品につながる藤子先生のアイデアあふれる作品をたくさん見られる。

『ドラえもん』以外の作品の原画も豊富。大好きな『T・Pぼん』の原画も発見! どの原画からも藤子先生が、冒険心をくすぐる「海」を魅力的に描いていたことが伝わってくる。

『のび太の海底鬼岩城』は宝を積んだ沈没船、アトランティス大陸にムー大陸、バミューダトライアングルなど海にまつわるミステリーや、冒険要素がぎっしり詰まった大作。今回改めて原作を読み直したけれどドキドキと感動が凝縮されていて、改めて大人も楽しめる作品と実感した。その原画が見られるこの企画展はかなり貴重!

企画展を楽しんだ後もまだまだ見どころたくさん

3階のミュージアムカフェもぜひ足を運びたい。今回も企画展と合わせ限定メニューが登場している。帽子をかぶったドラえもんの姿も勇ましい、のび太の海底鬼岩城 海老カツサンド2100円。

料理の下に敷かれたシートも『鬼岩城』仕様!

のび太の海底鬼岩城 ゼリーフロート950円は、パイナップル味の青いゼリー、レモン味の黒いゼリーが“海底”感を醸し出す一品。

最後はおみやげもチェック。『のび太の海底鬼岩城』アイテムがずらり。コンパクトミラー1100円やウッドポストカード990円など思わず手が出るかわいいアイテムに魅了される。

40年以上も前に描かれた作品が今、再注目されるとはすごいこと。ファンから愛され続ける特別な作品『大長編ドラえもん のび太の海底鬼岩城』の世界観を、ぜひその目で確かめてほしい!

(C)Fujiko-Pro

川崎市 藤子・F ・不二雄ミュージアム
住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1/営業時間:10:00~18:00/定休日:不定/アクセス:JR南武線・小田急電鉄小田原線登戸駅生田緑地口から直行バス(有料)「藤子・F・不二雄ミュージアム」行き約9分の終点下車すぐ

取材・文・撮影=半澤則吉

半澤則吉
ライター
1983年福島県生まれ。ライター、朝ドラ批評家。町中華探検隊隊員。高校時代より音楽活動を続けており、40歳を迎えた今もライブハウス、野外フェスに足を向けることも多い。

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