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家を購入する年齢やタイミングは?資金計画に必要な費用も解説

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家を購入する年齢やタイミングは?資金計画に必要な費用も解説

家の購入は人生で最も大きな買い物であるため、特に費用については疑問や不安がたくさんあるでしょう。後悔しないためには、家の購入費用の全体像や支払いの流れをつかみ、購入する年齢やタイミングを見極めることが重要です。

この記事では、多くの人が家の購入を決めるタイミングを、データをもとにご紹介します。資金計画に必要な費用についてもくわしく解説していますので、家の購入に向けていっしょに学んでいきましょう。

家を購入する年齢やタイミング

一般的に、何歳ごろに家の購入を決める人が多いのでしょうか。 ここでは住宅購入に関する調査の結果を参考に、多くの人が家を購入する年齢や年収、タイミングについて見てみましょう。  

家の購入を決める年齢は30代が最も多い

国交省の「令和4年度住宅市場動向調査」によると、注文住宅(新築)、分譲戸建て住宅、分譲マンションの世帯主の年齢は30代が最も多く、次に40代が続いています。このことから、家の購入を決める年齢は30代が最も多いといえるでしょう。

一般的に、30~40代前半は結婚や出産などのライフイベントが重なる時期であり、そのタイミングで家の購入を検討する人が多いと考えられます。また、住宅ローンの多くは80歳までに完済するのが条件であることが多いです。そのため、無理なく返済プランを立てやすい30~40代前半で家の購入を決める人が多いと考えられます。
 

家を購入する世帯の平均年収は801万円

国交省の同調査によると、注文住宅を購入した家庭の平均世帯年収は801万円、3大都市圏の平均は896万円です。内訳を見ると、年収600~800万円の世帯が25.7%と最も多く、次に全体の22%を占める年収400~600万円の世帯が続きます。

家の購入資金は、一般的に貯金などと住宅ローンを組み合わせることが多いようです。そのため、毎月の返済が負担にならないよう、年齢とともに年収も考慮して住宅ローンを組むようにしましょう。
 

はじめて家を購入する人の自己資金額は869~1438万円

家の購入にかかる費用は、次の項でくわしくご紹介するように物件価格だけではありません。そのため、住宅ローンを活用する場合であっても、自己資金を用意しておくことが必要です。

国交省の同調査によると、はじめて家を購入する人が用意する自己資金の平均額は分譲戸建て住宅で869万円、注文住宅で941万円、分譲マンションで1438万円となっています。購入費用のうち20~30%を自己資金として用意する人が多いようです。

物件価格だけじゃない|家を購入する費用

家を購入する際に支払う費用は物件購入費だけではありません。手続きにかかる初期費用、購入後にかかる固定費なども含まれ、支払いのタイミングにも段階があります。さらに、月々の住宅ローン返済や固定資産税もかかるため、購入にかかる費用の全体像を押さえたうえで資金計画を立てましょう。

まず、物件の購入費用について、新築物件と中古物件とに分けて解説します。
 

新築物件の場合

新築物件を購入する場合、以下の3段階で支払いが発生します。各段階で必要になる費用は次の通りです。

〈購入決定後すぐに必要となる費用〉

〈引き渡しまでに必要となる費用〉

〈引き渡し後に必要となる費用〉

物件価格に該当する部分は住宅ローンに含めることができますが、諸費用は含められません。また、住宅ローンの頭金を設定する場合はその支払いも必要です。そのため、住宅ローンを利用する場合でも、自己資金を準備しておく必要があります。家購入後に貯金がなくなったということがないよう、自己資金は物件価格の1~2割を目安として準備するとよいでしょう。
 

中古物件の場合

中古物件の場合も、新築と同様に3段階で購入費用の支払いが発生します。各段階で必要になる費用は次の通りです。

〈売買契約時に必要となる費用〉

〈引き渡しまでに必要となる費用〉

〈引き渡し後に必要となる費用〉

自己資金は新築物件と同様で、目安として物件価格の1~2割を準備しておくと、頭金を払っても貯金が手元に残るでしょう。

土地を購入して家を建てる場合の費用

土地から購入して家を建てる場合は、以下の3段階で支払いが発生します。建売やマンションなどの物件を購入するときよりも支払い場面が多かったり、住宅ローンの手続きも増えたりするため、購入費用の全体像と支払いの流れを押さえておきましょう。

〈土地購入時に必要となる費用〉

〈住宅の建築時に必要となる費用〉

〈引き渡し後に必要となる費用〉

 

まとめ:家を購入する年齢やタイミングを見据えて資金計画を立てよう

国交省のデータによると、家の購入を決める適齢期は30代であることがわかりました。しかし、家の購入では物件価格はもちろん、さまざまな出費がかさむため、無理のない資金計画が必要です。

この記事では、資金計画を立てるのに必要な費用の全体像や支払いの流れ、注意点についてくわしく解説しました。より具体的に知りたい場合は、住宅購入予算をシミュレーションできるサイトやアプリを利用したり、ハウスメーカーや施工会社の担当者に相談してみるのもおすすめです。

自分にとってベストなタイミングで家を購入するための参考にしてみてください。

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