『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』カート&マックスの情報まとめ|2人の能力や関係性、圧倒的人気の理由とは?
亀山陽平監督が2022年に発表した短編3Dアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』の続編として、2025年7月より放送・配信された全12話のショートアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』。音と動きがハマる爽快感、レトロフューチャーな世界観で生きるリアルな会話劇が大評判を呼んでいます。
さらにはコミカライズの展開、劇場版『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』(2026年)の公開を果たすなど、その人気はますます拡大中。
本稿では、ドーズ&スミス防衛サービスに所属するカート&マックスの情報をまとめてご紹介。バディ感にも痺れる2人の関係性や圧倒的人気の秘密にも迫ります。
※本稿には、劇場版を含む『ミルキー』シリーズのネタバレが含まれます。
【写真】『ミルキー☆サブウェイ』カート&マックスの情報まとめ|2人の関係性と人気の理由とは?
あらすじ
銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間のチハルとサイボーグのマキナ、加えて同じタイミングで警察に捕まった、強化人間のアカネとカナタ、サイボーグのカートとマックスという3組のコンビ。
警察官のリョーコが彼ら全員に課したのは、奉仕活動として惑星間走行列車・通称”ミルキー☆サブウェイ”の清掃をすることでした。
簡単な任務だったはずが列車は突如暴走し始め、メンバーたちは慌てふためき、やがて大事件に巻き込まれていくことに……!
カート&マックスはサイボーグ
『ミルキー』シリーズの舞台は、バルナディア合星連邦。地球から5.98光年離れた位置にある恒星を中心とした惑星系です。60年代に地球人が宇宙開発を成功させて以来、秘密裏に一部の人々が入植。ここでは、「人間」「強化人間」「サイボーグ」が共に生活しています。
「強化人間」とは、チハル・アカネ・カナタのような肌がピンク色の人間のこと。宇宙の過酷な環境でも耐えられるように遺伝子組み換えされています。
マキナ・カート・マックスは、身体を一部機械化した「サイボーグ」。強化人間ではない人間は、宇宙の過酷な環境に順応するためサイボーグ化することが多いといいます。
サイボーグ化には莫大な初期費用や維持費がかかるため、貧困層は危険で安価な違法手術に頼るか、無償で手術が受けられ部品も支給される星立軍に入隊するケースがほとんど。カートとマックスも軍隊出身です。
カート(CV:内山昂輝さん)
本名はKurt Fitzgerald Cramer(カート・フィッツジェラルド・クレイマー)。陸軍出身のサイボーグで、ドーズ&スミス防衛サービスに所属しています。
これまでも仕事が原因で何度か補導・拘留されていますが、会社が敏腕弁護士を雇っているため無罪放免に。今回は無許可での取り扱いが禁止されている砂糖の不法所持でマックスとともに捕まりました。
機械仕掛けの腕は強力で正確な作業が得意。陸軍の経験からか戦闘に慣れており、敵からの攻撃に怯むことなく冷静に対処。高い防御力も兼ね備えています。基本的に他人には無関心でゲームばかりしており、クールですが時に威圧感を与えることも。
真っ赤なダウンベストには、「NOW I HAVE MACHINE ARMS」という蛍光グリーンの英文が書かれています。
マックス(CV:山谷祥生さん)
本名はMax O'Donald Maccallister(マックス・オドナルド・マカリスター)。宇宙軍出身のサイボーグで、カートと同じドーズ&スミス防衛サービスの社員として働いています。
これまでも仕事が原因で何度か補導・拘留されていますが、会社が敏腕弁護士を雇っているため無罪放免に。今回は砂糖の不法所持で捕まりました。
記憶と情報処理に長けており、主にガジェット操作を担当。瞬時に敵の型式を把握し、短時間でハッキングすることが可能。その能力は非常に高いですが、カートと同様に、自分の身に危険が迫るか、妥当な報酬を提示されたとき以外は何もしないというスタンス。
フランクでチャラさも醸し出していますが、基本的に他人には無関心で、ゲームばかりしています。ゲームでは感情をあらわにしてカートに怒ることも。顔面をより表情豊かなアニマトロニクスにするためお金をためています。
ドーズ&スミス防衛サービス
カートとマックスが所属する防衛サービス。通称DSセキュリティー。砂糖の違法な流通をはじめ、あらゆる犯罪に関わっていると噂されるものの、決定的な証拠はつかまれていないといいます。
法的にグレーな仕事全般を請け負っており、カートいわく「便利屋」。麻薬組織との繋がりはなく、法人税をきちんと払っており、リョーコは法律に違反しない範囲での活動を徹底しているのかなと推察しています。
社長のジェーン・ドーズに関しては女性ということ以外、出世や年齢なども不明で謎に包まれていますが、カートとマックスの言動から察するに社長はかなり怖い模様。発注書をもらわないと社長から怒られるようです。
カートとマックス以外には、爆発物処理のアリス・サントリーニ、筋肉バカのジェイソン・クルーガーなどが所属しています。
カートとマックスの関係性
砂糖の不法所持で捕まったカートとマックスは、惑星間走行列車の3・4両目の清掃を担当することに。作業開始の指示と同時にトイレへ向かって髪型を整えた後、ようやく列車に乗り込んだタイミングで列車が誤発進しました。
2人は列車の暴走に動じる様子はなく、驚異にならないと判断してセキュリティロボット「排除くん」も放置。のんびりゲーム機で遊んでいたところへ、騒がしく他のメンバーがやって来ます。
有能なバディ関係
基本的に脱力系のカートとマックスですが、オンオフの切り替えで瞬間的に仕事モードに突入。2人の魅力はさらっと表面化する有能さと経験値。お互いへの信頼度も高く、しっかりバディ感を見せてくれるところにもあります。
列車の暴走が誤作動ではないことや黒幕についても早くから見抜いていたカートとマックスですが、彼らは果たしてどのくらい優秀なのか。
マキナの依頼で排除くんを止める仕事を引き受けてから数秒で分析、打ち合わせ、準備を完了。カートが華麗に敵と対戦する間に、マックスが短時間でハッキングし、確実に任務を成功させています。
とはいえ、取り調べのときにはちょっとしたハプニングが。リョーコから取り調べを受けていたカートとマックスは、余計なことを喋らなければすぐ出られるという弁護士の指示で黙秘。
途中でリョーコから吸入キャラメルをもらい素直に補給しますが、なんとキャラメルには捜査部が作った嘘のつけなくなるデバイスが仕組まれていました。リョーコの仕掛けた罠にいとも簡単に嵌ってしまった2人ですが、マックスがハッキングして取り調べを強制終了し、無事に切り抜けています。
2人のお喋りと距離感
カートとマックスは人に対して無関心を貫いているせいか、名前を微妙に間違えることも。一方で2人の関係性はというと、仕事の相棒であると同時に、気の知れた間柄らしき雰囲気を漂わせ、あるいはお互いの居場所のようでもあります。
カートとマックスのやりとりといえば、一緒にゲームをしているシーン、さらにはトイレのお喋りシーンも見どころ。鏡の前で身だしなみを整えながらお喋りするというリアリティを持つ光景で、2人の関係性や距離感が見て取れます。絶妙な間や声色も相まって、2人の会話や素の仕草が我々視聴者を釘付けに。
2人は髪のセットを重要視しているようで、カートは特に前髪やサイドを念入りに微調整し、マックスは全体的な形と毛先の動きにこだわりを見せています。
本人の前ではできないマキナの機体や感情再現プログラムの噂をしていたり、カナタがカートとマックスに悩みを相談したりと、男子3人の会話もまた興味深いもの。
カートとマックスはマキナのシステムの仕様について推察し、マキナの身体のフレームはタイタンの古いモデルだが、中身は一般では手に入らないレベルの高性能な機体で、搭載している感情再現プログラムも見たことのないものだと語っていました。
マキナの内部仕様に興味を持ったカートとマックスですが、こういったことはデリケートな領域であると認識している様子も。カナタが直接本人に聞くよう提案したところ、2人からドン引きされて変態扱いされています。
「ありがとう」の言葉の重み
オータムちゃんや警察上層部の“社会不適合者”に対する扱いから、この世界の残酷さが徐々に浮かびあがる本作。カートとマックスは誰にも感謝されず機械扱いされてきたことで、他人に対して無関心になったと明かしており、この発言から差別意識の強い社会であろうことも見えてきます。
排除くんの攻撃でチハルたちが硬直してしまい、マキナがカートとマックスに助けを求めると、2人はお金を要求。親切でやっているわけではないとして、妥当な金額さえ受け取れば仕事をするし、払わなければ何もしないというスタンスを貫いていました。
あくまで“仕事”として請け負ったカートとマックス。けれど、2人に助けられたチハルは、素直に「ありがとう」と伝えます。
感謝どころか逆に心ない言葉を浴びせられ、心を閉ざす暗闇のなかで、誰かのたった一言がどれだけ光を与えてくれるか。カートとマックスが報われていく過程も組み込まれたこのストーリーの中には、現実社会にも通ずるものがあります。
ドライな一面があるカートとマックスですが、きっと根っこは優しくて誠実。他人に興味がないように振る舞いながらも、色んなことを考えているんですよね。2人の固まった心は解け始め、最後には6人全員が連携し、オータム率いる警察ロボ軍団に立ち向かいます。
この列車には「ありがとう」の言葉が自然に出る人たちがいて、列車の外には彼らを助けようと世の不条理に抗いながら奮闘する人がいて、世の中捨てたもんじゃないと思わせてくれる。カートとマックスのこれからが、そんな人たちと出会える人生だったらいいなと願っています。
カート&マックスの過去
ショートアニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』の最終回が放送されたあとも、本編では語られなかったキャラクター情報や設定が公開され、これがまた深い沼へと引きずり込まれる要因のひとつに。気になるカートとマックスの過去についても明かされています。
カート
カートは治安の悪い地元で妹を守っていかなくてはいけない責任感と、保守的な考えをもつ父親の古い男性像の押し付けから、自らの体力の低さにコンプレックスを持っていました。自己肯定感を上げるため、軍に入隊して機械化することを決めます。
マックス
マックスは自らの容姿に絶大な自信を持つナルシストな反面、老いることに対する強い恐怖と嫌悪を抱いていました。「サイボーグ化すれば老けることはない」というリクルーターの言葉を鵜呑みにして軍に入隊し、機械化してしまったという経緯があります。
漫画『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』
2026年1月23日に発売された漫画『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』1巻でも、カートとマックスの過去が描かれています。
2人はそれぞれ陸軍と宇宙軍に配属。サイボーグ化して軍人になってから現在の職に就くまで、機械扱いされてきた彼らの苦痛は耐え難いものでした。チハルの純粋な「ありがとう」の言葉が、カートとマックスにとっていかに心に響いたか説得力が増します。2人のサイボーグ化する前の姿も必見です!
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 1』
漫画:河野 丼
原作・監修:亀山陽平
カートの声優は内山昂輝さん
カートを演じているのは声優の内山昂輝(うちやまこうき)さん。1990年8月16日生まれ、埼玉県出身。『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクス役をはじめ、『ハイキュー!!』の月島蛍役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
マックスの声優は山谷祥生さん
マックスを演じているのは、声優の山谷祥生(やまやよしたか)さん。2月15日生まれ、宮城県出身。『一週間フレンズ。』の長谷祐樹役をはじめ、『呪術廻戦』の吉野順平役など、人気作品のキャラクターを演じています。