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レトロ空間でかわいいパンにキーマカレー! 「生き残った者の掟」と「やどりぎ舎」

山口さん

今回ご紹介するのは、レトロな雰囲気の店内に可愛らしいパンが並ぶお店です。
古い家具やポスターが彩る店内にまるで絵本から飛び出してきたような可愛い形のパンがずらり。
また、カフェも併設されていて、くつろげる空間でしたよ!

レトロ空間と手作りパン

訪れたのは、山口市嘉川にあるベーカリー「生き残った者の掟」。
2023年5月24日にオープンしたお店です。

パン屋さんとは思えない独特な店名ですが、オーナーが税務署に開業届を出しに行く時に全く屋号を決めていなかったそうで、屋号を求められその時たまたま読んでいた小説のタイトルを店名にしたそうです。

扉をくぐると目に飛び込んでくるのは、レトロな内装。ひと昔前にタイムスリップしたような雰囲気です。

オーナー・浴井徹さんが若いころから古いものが好きだったので、コツコツ集めてるうちに溜まっていったそう。

店の雰囲気をたっぷり味わったところで、本題のパンをご紹介。

店内には浴井さんが一人で仕込んだ21種類のパンが並んでいます。

イチオシは、クランベリーとクリームチーズを練りこんだモチモチのベーグルです。

クランベリーとクリームチーズのベーグル 240円

ベーグルと言っても、柔らかいタイプであったりフワフワしたベーグルであったり色々違いがありますが、オーナーの理想とするベーグルは「ギュッと詰まったような生地」。

ベーグルで使っている小麦粉は国内産で熊本県のものを使用しているそう。「いくつか試した中でこれが一番好きな食感のものが作れる」と話す浴井さん。

ベーグルに次いで お店で人気なのは、腕を組んだような形が独特の「プレーツェル」。

プレーツェル 230円

ドイツやオーストリアのパンで、きつね色のパンの表面はハードな噛み応えで中身はしっとり柔らか。独特の香ばしさがやみつきになるおいしさです。

浴井さんは「良い材料を使って正しい手順で作っていけば美味しいものができる」と話します。

お隣のカフェでキーマカレー

「生き残った者の掟」の隣には カフェがあります。その名も「やどりぎ舎」。
こちらは浴井さんの奥様の由希子さんが営んでいます。

店内には2人がけのテーブルが4席あります。

こちらの看板メニューはキーマカレー。

やどりぎ舎 キーマカレー 1320円

由希子さん曰く、野菜がギュッと詰まっているような、ボリュームのあるカレーだそうです。

ひき肉のうまみと共に、季節のお野菜をたっぷり味わえるのが「やどりぎ舎」のキーマカレー。ルウは使わずに、スパイスだけで何十種類かをブレンドして作っています。

素揚げの野菜は 素材の味がしっかり感じられて、ひとくち食べれば玄米の香ばしさとスパイスの香りが口いっぱいに広がります。

野菜はその季節のものを7〜8種類入れるようにしているそうで、取材時にはズッキーニやカボチャ、さつまいも、トマトなどが入っていました。

結婚を機に生まれた”コラボ”パン

「生き残った者の掟」と「やどりぎ舎」実はもともと、山口市の中心商店街、中市町というところにありました。
裏路地の飲み屋がずらっとならんでいるような、古い通り。

そこでお二人が出会い、結婚を機に山口市嘉川に移転オープンしたのだそう。

ふたつの店がひとつになって生まれた新メニューがこちらのキーマカレーパン。

キーマカレーパン 290円

しっとりモチモチ食感の生地と、スパイスの効いたキーマカレーの相性は絶妙ですよ!

こだわりのパンと安らぐカフェ空間で、素敵なひと時を過ごしてみませんか?

★今回の内容は2024年7月1日放送『YOU!どきっ』を記事化したものです

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