たやのりょう一座、つかこうへい作『熱海殺人事件』『ストリッパー物語』を上演 劇団EXILEの小澤雄太、日比美思がそれぞれ主演
2025年11月1日(土)~9日(日)紀伊國屋ホールにて、たやのりょう一座がつかこうへい作品『熱海殺人事件』『ストリッパー物語』の二作品を上演することを発表した。
たやのりょう一座は、2016年夏に旗揚げされ、つかこうへい作作品を中心に上演しなががら、冒険活劇や人情劇、ファンタジーなど様々なオリジナル作品を創作している。
今回、一座二部作として、つかこうへい作品を上演する。
1980年に劇団☆新感線の旗揚げ作品となった『熱海殺人事件』。その高い完成度で演劇ブームの中心を走った創設メンバー、こぐれ修が演出を手がける。
そして同時期に同劇団で上演された『ストリッパー物語』。その資料を元に戯曲を再現。一座でしか上演できない赤いポストの貯金箱を用いた、つか初期のバージョンをおくる。
また、本公演では、つかこうへい事務所が実際に『ストリッパー物語』の上演時に使用していた銀紗幕を使用する。
出演者には座長の田谷野亮をはじめ、『熱海殺人事件』には劇団EXILEの小澤雄太が主演。松川尚瑠輝、小池里奈が名を連ねる。『ストリッパー物語』には、日比美思が主演。滝澤エリカ、大川泰雅、八条院蔵人、永井彩加、門松順。そして、なだぎ武が作品を彩る。
こぐれ修 コメント
今から45年前『熱海殺人事件』を上演して劇団☆新感線を旗揚げしました。
世界で1番カッコいい役で舞台に立って周りを見返してやるのだ。
男なんて単純な生き物で、つかこうへい⇒熱海殺人事件⇒ストリッパー物語と言う都合のいい図式が生まれたのです。
つまり、その動機がなければ『熱海殺人事件』公演も、『ストリッパー物語』もなかったし、勿論、劇団☆新感線誕生もなかったと言えます。
その旗揚げ公演から45年、漸く紀伊國屋ホールでの上演に辿り着きました。
皆様の記憶に違わぬ『熱海殺人事件』『ストリッパー物語』であれば幸いでございます。