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「愛するカフェを残したい」ぬくもり引き継ぎ 狸小路8丁目エリアで新たな時間紡ぐ

SASARU

  狸小路8丁目エリアには、古いビルや古民家をリノベーションしたカフェやセレクトショップが集まっています。
 このエリアの先駆けとして1999年にオープンし、札幌のカフェ文化を牽引した「FAB cafe(ファブカフェ)」。2024年6月に惜しまれながら25年間の営業を終えましたが、その跡を継いで半年後の12月、「朝夕café」がオープンしました。

 朝夕caféのオーナーである小笠原優太さんに、オープンまでの経緯や思いを聞きました。
 ファブカフェは多くのファンに愛されてきました。小笠原さん自身もその一人で、トータルで100回以上通っていました。閉業前には店に30人以上が並ぶ日も。名残惜しく寂しそうに帰っていく客の姿を見て、小笠原さんは「形は変わっても、ファブカフェの雰囲気を残し、皆さんがまた来てくれるようなお店をできないか」と考えたそうです。「ファブカフェの良さを極力なくさないよう、お店を作りました」

 間接照明で落ち着く店内。一部のインテリアをファブカフェから引き継ぎ、温かい雰囲気を残しながら、新たな時間を紡いでいます。

 おすすめは「本日のパスタ(サラダ・自家製パン付き)」(1100円)。
 取材した日は「白菜のクリームパスタ」でした。白菜の良い香りが漂います。見た目以上にクリームがこく深くて濃厚。チーズがしっかりと効き、レモンの酸味も感じます。
 ファブカフェも、パスタを中心としたメニュー構成でした。こうした部分も引き継いでいます。

 「バスクチーズケーキ」(550円)をはじめ、デザートもそろいます。
 日替わりで数種類用意されている「本日のケーキ」(550円から)は、菓子店「「自由製作室」のもの。2023年に閉店した人気カフェ「つばらつばら」の店主、出村さんが石狩市厚田区望来に開いた店です。

 取材で選んだのは、「キャラメルクリームのバナナケーキ」(500円、セットドリンク100円引き)。生地がとてもしっとりとしていて、パウンドケーキのこくを感じながらも、バナナの風味が前面に伝わってきます。香ばしく、コーヒーに合う程良い甘さです。

 「朝夕」の名の通り、モーニングから夜まで営業しています。夜は、ジンやナチュールワイン、日本酒などアルコールの種類も豊富です。

朝夕café
住所:札幌市中央区南2条西8丁目5-4 倉谷ビル1階
営業時間:午前8時30分ー午後11時
定休日:なし(日曜、祝日は短縮営業)

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