アニメ『最強の王様、二度目の人生は何をする?』二役を担当した井澤詩織さんが語るシルビー&シルビアの演じ分け/インタビュー
北米や中国、韓国などで大人気の転生冒険ファンタジーを原作としたTVアニメ『最強の王様、二度目の人生は何をする?』が2025年4月より好評放送中!
先日、放送された8話では、シルビアからもらった卵からふ化した龍のシルビーと一緒にアーサーは数年間離れ離れだった両親と再会。更に両親に合えない間に生まれた妹のエレナとも初めて会うことができました。
父のレイノルズはアーサーの修行の成果を試すためにスパーリングをすると炎の元素魔法を使いこなすアーサーの力に驚く一同。レイノルズが働くオークションハウスのオーナー、ヴィンセントはその強さを見て、最高峰の魔術師学校キシラス・アカデミーへの入学を勧めます。アーサーは返事を保留しましたが、ヴィンセントの娘のリリアは複雑そうな表情です。アーサーが今後どんな行動を起こすのか、リリアの内面に隠された想いとは?
そしてアニメイトタイムズではアニメ『最強の王様、二度目の人生は何をする?』に関わるキャストやアーティストのインタビュー記事を掲載中です。今回は、アーサーの命を救った龍の魔物シルビアと、シルビアがアーサーに託した卵から産まれたシルビーを演じる井澤詩織さんが登場! シルビアとシルビーを演じる時に意識した点やアフレコの裏話、8話までを振り返った感想などご紹介いただきました。
※一部、第3話のネタバレが含まれますので、本編をご覧になってからお読みいただくことをおすすめします。
【写真】アニメ『最強の王様』井澤詩織が語るシルビー&シルビアの演じ分け/インタビュー
オーディションはシルビー役だけを受けるつもりがシルビアも!?
──『最強の王様、二度目の人生は何をする?』のコミックスを読んだり、演じてみた感想をお聞かせください。
井澤詩織さん(以下、井澤):オーディション時に原作を購入して読ませていただいたのですが、その時点ではまだ日本のコミックスにはシルビーが登場していなくて(笑)。
でも「フルカラー作画だし、世界観や設定がしっかりしているガチファンタジーだ!」という印象でした。だからシルビーも獣っぽく鳴き声風に演じるか、可愛くマスコット風に演じるか悩みましたが、キャラ表を見る限り表情豊かですし、マスコット要素強めでいこうと決めました。
──シルビアとシルビーの印象と演じる時に意識した点を教えてください。
井澤:まず、私がオーディションで受けたのはシルビー役だけでして(笑)。シルビアはオーディション時には用意していなかったのですが、原作を読む感じ「もしや…?」と思っていたので、アフレコまでに心の準備は出来ていました(笑)。
普段は包容力のあるお母さんタイプのキャラは演じる機会が少ないのですが、シルビアはお母さんを超える「ばあば」なので、私の持つ母性と包容力を掻き集めました(笑)。
シルビーは台本に書いてあるセリフ以外にも可愛く動いている場所がたくさんあるので、そこを逃さず見つけて可愛さをブーストできるように気をつけています。
お気に入り回はシルビアがクローズアップされた3話!
──収録時の雰囲気や秘話、裏話などお聞かせください。
井澤:コロナ後に多かった分散収録ではなく、みんなそろってのアフレコなので賑やかで楽しいですが、その分キャラクターが多い日はマイクワークにてんてこ舞いです。古川くん(グレイ役の古川 慎さん)だけは別室で隔離なので寂しいだろうなと思ってます(笑)。
──アニメをご覧になった感想をお聞かせください。
井澤:やはりアフレコ時にはなかったOP&EDはテンションが上がりました。
──8話まで振り返った感想と印象に残っているエピソードを教えてください。
井澤:ようやくシルビーが登場して、「シルビー役です!」と言えたのでとっても嬉しいです。キービジュアルではアーサーの隣にしっかり描かれているキャラクターなのに「この可愛いキャラクターのボイスは私だよ〜」って言えなくて、ずっと悔しかったので(笑)。
お気に入りはやっぱり3話のシルビア回です。幻想的で詩的な表現も多くロマンチックな作りです。
成長し、より世界が広がるアーサーへの応援とシルビーも可愛がってくださると嬉しいです!
──もしアーサーと同じように現世の知識や記憶を持ったまま、赤ちゃんに転生したらどんなことをしたいですか?
井澤:記憶を持ったままだったら早く成長したくてしょうがないだろうな〜! でも私は王様みたいに勉強家じゃないから……どうだろう。今の知識でお金を稼げそうなことを探します。
──ここまでご覧になってくださっている皆さんへメッセージをお願いします。
井澤:ここからさらに成長し、世界が広がっていくアーサーを一緒に応援してください。
アーサー視点で頭が良くなった気分を味わいましょう!(笑) シルビーも可愛がってくださると嬉しいです!
[構成・永井和幸]