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母親がビックリ! 絵本・図鑑の『はたらく細胞』を読んだ小学生兄妹 ハイレベル「細胞トーク」の中身とは

コクリコ

親子で学べる漫画『はたらく細胞』。赤血球、白血球、血小板……細胞とウイルスの知識がぐんぐんと増えた我が子の様子を紹介。自分の身体を知るきっかけにおすすめ!

漢字はふりがな付きだから小学校低学年の子どもでもどんどん読める!(画像あり)

小3の息子と小1の娘を育てる、エニママライターの垣内千夏です。

大人気の『はたらく細胞』に、我が家の子どもたちもハマっています! 普通の漫画の枠に収まりきらない、作品の魅力をお伝えします。

漫画からスタートし、いまやスピンオフ書籍やアニメ、映画とさまざまな楽しまれ方をしているベストセラー『はたらく細胞』。

物語としておもしろいことはもちろん、身体の仕組みに関する知識が増えたり、自分の体への視点が変わったりなど、とっても役に立つ作品なんです。

子どもたちも、細胞の働きやウイルスの役割を説明できるくらい、詳しくなってきています。

『はたらく細胞』とは

『はたらく細胞』(清水茜、講談社)とは、細胞やウイルスがコミカルなキャラクターとして擬人化し、体の仕組みを楽しく学べる作品です。

我が家が『はたらく細胞』を知ったきっかけは、テレビアニメです。毎週の放送を楽しんでいたのですが、本屋さんで図鑑と絵本を購入してからはますます知識が広がりました!

我が家が最初に購入したのは、図鑑シリーズの2冊。『からだのしくみを学べる! はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑』と『感染症を正しく学べる! はたらく細胞 ウイルス&細菌図鑑』です。

ウイルスや細胞について、わかりやすく紹介されています。

当時、年長だった娘のリクエストにより、絵本バージョンも追加購入。

娘が選んだのは『絵本 はたらく細胞 2 超強敵! インフルエンザと食中毒』と『絵本 はたらく細胞 5 身近な病気とケガ かぜとたんこぶのひみつ』の2冊です。

絵本シリーズは各キャラクターがミニサイズで描かれていて、やさしくかわいらしいイラストが特徴です。

『はたらく細胞』の絵本(上2冊)と図鑑。イラストがたっぷりなので、未就学児でも楽しめます。

どれも子どもたちが「これがいい!」と選んだものを購入しました。イラストが多く、漢字にふりがなもふってあるため、子どもたちも自分で読めています。

絵本シリーズには、間違い探しもあります。

絵本シリーズで扱われているテーマは、「インフルエンザ」や「たんこぶ」など身近なものなので、子どもたちも親しみやすくなっています。

医学コラムも掲載されているのですが、これが子ども向けなのでとてもわかりやすい!

たとえば、インフルエンザや新型コロナのワクチンについては、「『似た相手』を体に取りこむことで、本物がきたときにたたかいやすくするため」と解説されています。

子どもと一緒に読みながら、「へぇ~! そういうことか!」と大人の私も新たな学びがありました。

細菌やウイルスの知識が増えた

子どもたちは、キャラクター(細胞やウイルス)を覚えるのが早い!

名前も単に名前を覚えるのではなく、「単球は血管の外に出たらマクロファージになる」「キラーT細胞はめっちゃ強い」など、その特徴も覚えていることには驚きました(生物のテスト前に泣きそうになりながら勉強していた私の子どもとは思えない)。

「お母さんはどの細胞が好き? ぼくは好中球!」という、レベルの高い会話も繰り広げられています。

娘がキャラクターの写し絵をしてつくった、オリジナルぬりえ。

図鑑をノートに書き写す娘。字を書く練習にもなって、一石二鳥!

身体の仕組みを知る

『はたらく細胞』の図鑑と絵本を読むようになってから、子どもたちが身体の仕組みについてよく理解できているのだなと感じることがあります。

たとえば、娘が転んで擦り傷ができたとき。

かさぶたは「血小板」の働きによってつくられますが、『はたらく細胞』では、血小板は小さなかわいい女の子のキャラクター。

娘は血が出ている自分の傷をみて、かわいい血小板の姿が思い浮かんだようで、傷口に向かって「血小板ちゃん、がんばれ~!」と応援していました(笑)。

自分の体の中で、こんなにかわいい子が頑張っていると想像している娘。

ほかにも、息子が夫の顔に吹き出ものができているのを見つけ、「あ~、アクネ菌の仕業だね」と言ったり、風邪をひいて鼻水が止まらないときには「ライノウイルスかなぁ」と自己診断してみたり……。

漫画と現実を結びつけ、体の中で何が起こっているのかを自然と考えられるようになっていることに、我が子ながら感心してしまいます。

ニュース番組の理解度が上がる

ウイルスの知識が増えている子どもたちは、ニュース番組に対する理解度も上がっています。

ある日、家族でテレビをみていたところ「………黄色ブドウ球菌が検出されました」という食中毒のニュースが流れました。

すると、息子は「黄色ブドウ球菌は、危険度4の細菌(※)だね」と、すかさず反応。(※図鑑ではウイルスの危険度が5段階で示されています)

ウイルスの名前や特徴を捉えた“見た目”なので、覚えるハードルが下がります。

知らなければ聞き流していたニュースも、知識があることできちんと情報をキャッチし、理解ができるようになったことも『はたらく細胞』のおかげです。

先取り学習になる!

高校生時代の生物が苦手だった私は、細菌やウイルスと聞くだけで「難しいもの」という先入観がありました。

いっぽう、細菌やウイルスを知るきっかけが『はたらく細胞』だった子どもたちは、「難しいもの」ではなく「おもしろいもの」として認識しています。(この差は大きい!)

現在8歳と6歳の我が子たちも、いずれ学校の授業として細菌やウイルスを学ぶ日がきます。ですが、『はたらく細胞』で先取り学習をしているため、土台はバッチリ! きっと授業もスムーズに理解でき、自信につながるのではないかなと思います。

学習時代に得た知識の多くを忘れてしまっている夫は、「この本、めっちゃわかりやすいな! 俺でも理解できた!」と、目を輝かせて喜んでいました(笑)。

『はたらく細胞』は、読んでいるうちに気づけば体の仕組みに詳しくなっていた! そんな嬉しい驚きが待っている作品です。ぜひ親子で一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

※記事内写真はすべて撮影:垣内 千夏

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