針金アートに魅了 伊賀・艮さん 始まりは「こけ玉」から
自身で育ててきたこけ玉に合うハンギングバスケットや壁飾りを針金で自作している、三重県伊賀市桐ケ丘4丁目の艮孝弘さん(82)。すっかり針金アートの面白さに魅了され、地元のイベントでは展示販売もするようになり、「これからも健康に気をつけて作っていきたい」と抱負を語る。
昔から植物が好きで、一時期は自宅の庭一面に鉢植えなどを並べていた。こけ玉は20年ほど前から作っていて、針金作品もそれに合わせて作っていたが、近年の酷暑と、年齢からくる体への負担が大きくなり、世話をするのが難しくなったため、植物の栽培は昨年末でやめたという。
昨年作り始めたという丸い壁掛け作品は、太い針金で囲んだ内側に釣り糸を編んで網のようにし、忍者や手裏剣、サンショウウオなどをデザインした針金のオブジェをくっつけたもの。離れて見ると、まるで一筆書きの忍者が円の中に浮いているようにも見える。
艮さんは、12月14、15日に名張市南町のアスピアで開かれる「R6クリスマスアート&クラフト作家展」に「針金あそび」の屋号で出展し、古布と針金で作ったぼんぼり、ツリーの形をした作品、木で作ったミニ下駄など約30点を展示販売する予定。
時間は午前10時から午後5時(15日は同4時)まで。
イベントの問い合わせは事務局の山下さん(090・3389・4353)へ。