【今週の『ONE PIECE』の話題は?】まるでエースとルフィ! 伝説の二人の共闘が胸熱すぎた……マルコの父&「ホロホロの実」前任者も登場!?<1165話>
海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載28年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
11月4日(火)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1165話“残響”では、ロジャーとガープvsロックスの戦いが描かれました。それぞれが使う技にはエースとルフィの面影が……。さらに、マルコそっくりな新キャラクターや「ホロホロの実」前任者と思しき人物も登場。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1165話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
ゴッドバレー事件“本当の真相”が明らかに
これまで真相が語られることのなかったゴッドバレーでのロジャーとガープvsロックスの戦いの様子が描かれた第1165話。黒点支配(ドミ・リバーシ)によって為す術なく暴走し続けるロックスの無念を汲み、ロジャーとガープは手を組んだのでした。
島の外にまで覇王色の覇気が伝わる凄まじい戦いの末、ゴッドバレーは終焉を迎えます。泣き続けるロックスと、そんな彼に「お前の無念だけはわかる!!!」と声をかけるガープ、「泣くなよバカ…!!!」と目元を押さえながら刀をふるうロジャー……三者の姿に涙した読者もいることでしょう。
かつてセンゴクはロックスについて「語り継ぐ者がいない程 皆 仲が悪かった」と語っていました。しかし実際は、ロジャーもガープもロックスと同じ時代を生きた、良き好敵手同士だったからこそ、彼の無念の最期を世にひけらかすことはしなかった。その結果“語り継ぐ者がいない”んですね。
そして、ゴッドバレーの一件は、世界政府にとって不都合な結果に終わります。だから事件は「なかったこと」とされ、世界に全貌が伝えられることはなかった。そのせいで、現在は“天竜人とその奴隷を守るためにロジャーとガープが手を組みロックス海賊団を討った”という誤った伝承がされているわけです。
実際のところ、センゴクもあえて違う内容を語ったわけではなく、上からそう聞かされたのでしょう。ゴッドバレー事件の真相と、そこに確かにあったロジャーたちとロックスの絆が明らかになった一幕でした。
ロジャーとガープの共闘が熱くてエモい! 「エースとルフィじゃん」「そりゃ息子を任せるはずだ」
ロジャーとガープが戦う姿の端々には、それぞれエースとルフィの面影を感じましたよね。
なんといっても、ロジャーの「火之迦具土彗(ひのかぐつちのえいす)」はまさに後に生まれる息子・エースの名前が入った技、そしてガープの「無限拳骨(インフィニトゥムエクスプロージョン)」は、ルフィが使う「ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)」を彷彿とさせる技でした。
この戦いのさなか、ロジャーはさらっとガープを自身の海賊団に勧誘。ガープは断りますが、こうして培ってきた信頼関係こそが、後にエースを託した日に繋がっていくのでしょう。
ここでは、ガープが勧誘を蹴った理由も判明します。息子のドラゴンも心を折られたような環境のなかで、心の底から政府を嫌いながらもずっと海軍にいたのは、己の正義を胸に入隊してきた部下たちのためだったんですね。現在、ようやく海軍の未来を託せるコビーたち弟子の存在ができたガープを思うと胸が熱くなります。
SNSでも、一連のシーンに「二人がエースとルフィに見えてすごい胸熱」「武器もエース、技もエース、息子もエース!ロジャーは親バカだったんだろうなあ」「つらいけど、すごい戦いだった…」「ロジャーもガープも最高にかっこいい」と数多くの感想ポストがアップされています。
マルコの父? ポーロ・グラム登場!
一方、ロックス海賊団が終わりを迎えた直後、ニューゲート(白ひげ)には早くも新たな出会いが。
ニューゲートに声をかけたのは、マルコの父ですと言わんばかりにマルコそっくりなポーロ・グラムという男。名前の由来はマルコ・ポーロでしょうか。
じつは、少し前の第1162話、混乱するゴッドバレーのなかにマルコに似た男の姿が描かれ話題になっていました。正体は彼だったようです。
ちなみに、この当時すでにマルコは7歳。マルコとグラムはともに旅をしていたのか、この出会いが白ひげ海賊団結成のきっかけとなるのか。マルコがニューゲートを“オヤジ”と呼ぶようになった経緯にもグラムが大きく関わっているかもしれません。
ここからのニューゲートには、さまざまなドラマがありそうで気になりますね。
そういうこと!? 「ホロホロの実の前任者」はあの人!
さらに今回は、チラリと登場したホロホロゴーストにも注目が集まりました。
少し頭の形が違うものの、明らかにいつもペローナと共にいるあのゴーストと同じ風貌。どうやら、このゴーストの隣にいる男は、「ホロホロの実の前任者」であるようです。
じつは、この男の正体はロックス海賊団の一員にして原作者・尾田栄一郎氏のデビュー作『WANTED!』の主人公、ギル・バスター。『ONE PIECE』コミックス112巻のSBS(質問コーナー)では、ギルがロックス海賊団の一員だったことが明かされていましたが、能力については触れていませんでした。
今回、ギルの能力と彼らしいビジュアルが描かれたことで、『WANTED!』の内容も知る読者からは「お前ホロホロの実の能力者だったんかーい!」「『WANTED!』の幽霊が見える設定はそういうことだったの!?」「なるほど、これはホロホロが適任だ」と驚きの声が挙がりました。
迫力満点な伝説の戦いを描く一方、情報量たっぷりで発見も多かった第1165話。ゴッドバレー事件もひと段落し、次回からは新たな展開へと進んでいく予感です。
[文/まりも]