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2カ月の切迫早産での入院から学んだ、次の妊娠での心構えや保険のこと

たまひよONLINE

第1子・第2子ともに妊娠中に切迫早産で入院した経験を持つ、ママライターの”愛華”です。切迫早産で緊急入院は誰にでも起こりうるもの。妊娠するまで病気とは縁遠く健康そのものだった私にそれは突然やってきました。
振り返って「こうしておけばよかった!」という事を実際の経験を交えてお伝えします。妊娠中の皆さまの役に少しでも立てたら嬉しいです。

退院後の生活〜出産まで何事もなく予定通りに病院へ


前々回、前回でもお話しましたが、第1子妊娠時、2ヶ月ほど切迫早産で入院した私。今回は、切迫早産で緊急入院2ヶ月を経て退院した後の生活についてお話します。

切迫早産のための入院生活が終わって退院した時は、親に車で迎えに来てもらい、自宅に戻ることなく実家に直行となりました。臨月に入っていたものの2~3日は極力、横になるように心がけ、その後は切迫早産で緊急入院となる前にやり残したことを済ませました。

まずは、美容院に行って髪を切り、楽しみにしていたマタニティフォトを撮ってもらいました。実家に自分の洋服は、ほとんどない状態だったので、1泊だけ自宅に戻って荷物をまとめ、夫と2人きりとなる最後の時間をかみしめました。

切迫早産の退院後に2~3日で破水や陣痛がきて、またすぐに再入院となる人が多いとよく聞きました。また、医者からも絶対に病院へ1時間以内で来られるところで生活するように言われていました。すでに、赤ちゃんが下がっている状態。陣痛がついてしまったら産まれてくるのに時間がかからず、病院に着くまでもたずに、出産となってしまう可能性があるからです。

結果、私の場合は、何事もなく無事に出産の予約日までもってくれたので、ラッキーでした。予約日前日に入院して検査、予約日の朝8時30分に分娩台へ移り、徐々に陣痛が強まるように少量ずつ促進剤を入れました。

午前中は、「ちょっと、おなかが張るかな」くらいの感覚。昼食は普通に食べて、お産が進むようにスクワットをしました。14時30分に先生に人為的に破水を起こしてもらうと本陣痛へ。その後、1時間ほどで女児を出産しました。妊娠38週3日目の15時35分のことでした。

話に聞いていたとおり、陣痛から赤ちゃんの誕生までは早かったです。母子ともに異常なく、安産でした。出産が楽だったので産後の回復は早く、数時間後には自分で歩いて新生児室に赤ちゃんを見に行けました。

赤ちゃんを産んで退院した1週間後には、近所へ散歩やデパートへ買い物に行ったりできる程でした。妊娠中に切迫早産となっていたからといって、産後に心配しすぎてしまうということはなく、あまり気にしないで過ごすことができました。

次の妊娠のタイミングや対策はどうはかろうか


退院時の診察で切迫早産の診断を受けた方は、次の妊娠の機会にも切迫早産の診断を受ける可能性が3倍にも高まると医者から話がありました。実際、まわりでも繰り返す方は多かったですし、私の次の妊娠でも入院する覚悟をもってタイミングを考える必要性を感じました。

また、既往歴があると医者も用心深くなるため、頸管長のチェックも早い段階で細やかに診てくれ、結果お産入院のタイミングが早まる可能性があることを頭に入れておかなくてはいけません。

私は併発した妊娠糖尿病もあり、医者から「次を考えているなら、できるだけ早めに」と、指示を受けていました。そのため、子宮の回復を待って1年経過してから妊活に入り、第1子出産の2年後、第2子を出産しました。

本当は長期の24時間点滴で傷んだ血管や臓器の回復を待って、もう少し間をあけてから出産できた方が、自分の体のためにはよかったなと感じています。その一方、第1子が幼稚園へ入園する前だったので、入院しても実家へスムーズに預けることができた点は、早めでよかったなと感じました。

医療保険加入がスムーズにできないまさかの事態に


切迫早産での長期入院を経験して分かったのですが、このケースは医療保険に加入しづらくなります。女性で保険加入を考えている方は、妊娠前に加入することをおすすめします。

私が第1子の出産後に複数社の保険会社に聞いたところ、【1~3年の間、子宮系の病気をした人は除外】のパターンが多かったのです。また、除外期間はなくても、保険料が通常よりも高めの設定となったり、一定期間支給率が落ちる設定になったりするケースもありました。

私は、某大手保険会社で、切迫早産での長期入院の経験を申告した上で奇跡的に条件なしで加入ができたのですが、そのことに代理店の方も驚いていました。「ジャッジする立場の人が変わると、今後の加入の際に条件付きとなる可能性が高いから絶対に今、入った方がいい」と言われました。

「医療保険にスムーズに加入できない事態が起きるなんて想像もしてなかった」と、衝撃的でした。ただし、保険会社やタイミングによって、条件部分は変動があるようなので、切迫早産での長期入院後に加入をする場合も、面倒臭いですが、諦めずに複数社聞いてみるといいと思います。

[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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