「はだののミライラボ」に多くの人出 回遊策 新たな店発掘の一助に
秦野駅北口周辺のにぎわい創出に向けた社会実験「はだののミライラボ」が8月25日に行われた。まほろば大橋から秦野橋までの市道6号線を、午後1時から7時までの半日、歩行者天国にして実施された同イベント。当日は道路に地元商店などの物販ブースが軒を連ねたほか、水無川沿いには休憩スペースも設置され、訪れた人々が水無川を眺めながら一息つく姿も見られた。
今イベントでは秦野駅北口周辺の回遊性を高める試みも取り入れた。それが、秦野駅前通り商店街の夏祭り会場と花みずき通り商店会の地蔵まつり会場とのコラボ実施、周辺商店と両商店会の協力のもと実施したスタンプラリーだ。秦野市秦野駅北口にぎわい創出担当によると、スタンプラリーの参加者が予想よりも多く、親子で商店や他会場を巡るパターンも多かったという。「スタンプラリーで商店街を歩く中で、参加者から『これまで知らなかった店舗の発掘にもなった』という声もあり、にぎわい創出につながったのでは」と話す。
また、同担当は「今イベントを通して収集したアンケートを、今後の社会実験の実施内容に生かしていく」としたほか、完全に通行止めにするのではなく、一方通行にした場合の道路空間の活用方法を模索するため、社会実験の実施が11月にも検討されている。