作り手の思いも繋ぐ衣食住の店『こべや』。塩屋の街の新たな憩いの場に 神戸市
散策の楽しい街、神戸・塩屋に今年4月、新しいお店がオープンしました。『こべや』(神戸市垂水区)。衣食住にまつわるものを扱うお店です。小さいけれど、魅力のたっぷり詰まったお店を取材しました。
住宅街の一角にある、一見普通のおうち。『こべや』の看板をお見逃しなく。
「ようこそ ようこそ」の看板に導かれ、段々を上ってお店に入ります。
迎えてくれるのは、店主の横山さんご夫妻とお坊ちゃん。まったく別の場所で暮らしていたご家族ですが、塩屋の雰囲気に惹かれ、この地でお店を開くことを決めたそうです。
開店から約1カ月、「お子さんから年配の方まで、ふらりとおしゃべりに来てくれたり、買い物を楽しんでくれたりして嬉しいです」と横田さん夫妻。フランクなコミュニケーションができる場としても、すでに地域の人々に愛されている様子が伝わってきます。
そんな『こべや』で扱っているのは、“日常をよくする”衣食住にまつわるもの。食べ物、日用品など数は多くありませんが、横山さん夫妻が“きちんと”選んだものだけが並んでいます。
熊本・水俣の環境について研究してきた奥さんの選ぶ石けんやお茶、鳥取・境港の水産業界で働いていたご主人の仕入れる干物など、真面目に心を込めて作られたものを、“繋ぎ手、配り手”として同店で販売しています。
魚のプロであるご主人が仕入れた干物の中から、鹿児島県産の「キビナゴ」をいただきました。シンプルにフライパンで焼くだけで十分おいしいとのこと、手軽に魚が食べられるのは嬉しいです。
煮干しより大きくてめざしより小さいサイズのキビナゴは、頭から尻尾までまるごと食べることができます。表面に軽く焦げ目がつくくらいに焼いたら食べ頃。
ほどよい塩分で、本当にそのまま食べても旨みたっぷり。苦味もほとんどありません。小学生の娘が「おいしい、おいしい!」とぱくぱく食べたのが驚きでした。
干物ですが、魚のしっとり感も残っているので食べ応えもあります。素揚げや天ぷらにしてもよいそうです。おいしい食べ方を教えてもらえるので、お魚献立の幅が広がりそう!
バナナの量り売りもありました。規格外の「バランゴンバナナ」は、1本から必要な分だけ購入することができます。
収穫後、防カビ剤や防腐剤が使われていないので皮はところどころ黒くなっていますが、厚い皮を剥くとほとんどダメージがなく、問題なく食べられます。
爽やかで雑味のない味。そのままでもおいしくいただけますし、同じ産地の「マスコバド糖」と一緒にバナナジュースにするのもおすすめだそうですよ。
「近所の人が喜んで来てくれる場所でありたい」と横山さん夫妻。なんでも揃うスーパーやコンビニとは対極の、限られたものだけを大切に売るお店。作り手の思いも一緒に受け取ることのできる、温かいお店です。
タイミングが合えば、鳥取『朴菓(ぼっか)』の米粉とおからのマフィンやクッキー(大人気!)などにも出会えるかも。お菓子やバナナ、干物の入荷情報は、こまめに更新されるお店の公式Instagramで知ることができますよ。
オープン日
2026年4月3日(金)
場所
こべや
(神戸市垂水区塩屋町9-13-19)
営業時間
金・土曜日 11:00~16:00
日曜日 9:00~16:00
ときどき月曜日
※変更のある場合は公式Instagramにてお知らせあり
定休日
月・火・水・木曜日
備考
・量り売り用の容器持参のご協力をお願いします(販売もあります)
・干物用の保冷剤・保冷バッグ持参のご協力をお願いします(暑い時期は必須。1つ20円の保冷剤の販売あり)