胃熱を冷まして胸やけ解消!トマト・りんご・酸味で整える東洋医学の食養生
胸やけ、吐き気、ゲップにうんざり 胃の熱をとりたいときの食材
お酒好きの胃熱は酸味で解決できる
胃に熱がこもりやすい胃熱タイプの人は、熱を冷ます食材を食事にうまく取り入れてください。東洋医学では、胃の熱を冷ますのは体の水分を排出して熱をとる「苦味」です。苦味成分を含む食材にはレタスやアスパラガス、ゴーヤなどのほか、緑茶やコーヒーなどがあります。
水分に加えて潤いも補給するならトマトがおすすめ。トマトには体内の水分循環を促し、代謝で生まれる余分な熱を冷ます作用がります。とくに夏は水分不足になりがちですが、トマトなら水や飲料よりも健康的に体を潤すことが可能です。
りんごの熱を下げる効果も注目に値します。東洋医学では「清熱生津(熱を下げて体で水分をつくる)」、「清肺止瀉(肺の熱を取って下痢などを治す)」と呼ばれる2つの作用をりんごがもつとしています。さらに、保水効果もあるため、体に潤いを供給しつつ、脱水症状の予防にも働くわけです。食欲旺盛で胸やけがしたり、ゲップが多かったりする人は、紹介している食材も含めて、いつもの食卓にトマトやりんごを取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、お酒を飲むと食が進み胃熱になる人がいますが、最善策としては酸味のあるおつまみを多くとること。酸味は胃の収縮と過剰な発熱を抑制するため、食欲が抑えられて食べ過ぎを防ぎます。酢の物や柑橘類がおすすめです。
余分な熱をとって潤いをもたらす食材
豆腐
大豆には体を冷やす性質があり、豆腐は体が発熱しているときや体温が高いときに体の余分な熱を冷ましてくれます。消化もいいので胃腸に負担がかかりません。
トマト
トマトの90%以上は水分で、のどを潤し、体温を下げるのに役立ちます。また含まれるカリウムが、体の余分な熱が尿とともに排出されるのを助けます。
りんご
りんご特有のリンゴ酸には、体内の炎症を抑える効果があり解熱作用が期待できます。体内の水分バランスを整える作用もあり、すりおろすと胃と腸にやさしい。
緑豆もやし
熱を体外に逃がす働きが期待できます。カリウムを豊富に含み、体内の余分な水分を排出する作用もあるため、むくみの改善にも効能を発揮します。
オレンジ
東洋医学の観点から、オレンジの酸味は体の熱を冷まして潤いを与える食材として重宝されています。余分な熱を排出してくれるカリウムも含まれています。
お酒の飲み過ぎで熱がたまりやすい人は「酸味」をとるのがおすすめ
胃を縮ませて過剰に熱をつくるのを抑え、食べ過ぎを防いでくれます
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』著:福原 真一郎