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よく見るマンゴーはコレのこと?『アップルマンゴー』ってどんなフルーツ?

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よく見るマンゴーはコレのこと?『アップルマンゴー』ってどんなフルーツ?

黄色くて甘い、魅惑のフルーツ「マンゴー」。高級なイメージがある果物だが、実はさまざまな種類があるのだ。本記事で紹介する「アップルマンゴー」は、一体どんなマンゴーなのだろうか。特徴や食べ頃、上手な切り方から、栄養や値段などについても紹介していく。

1. アップルマンゴーとは?

アップルマンゴーは見た目が赤く、リンゴのような色をしていることから名付けられた。日本で売られているマンゴーの中でもメジャーであり、スーパーなどで見かけたことがあるという人も多いだろう。まずはアップルマンゴーの特徴を紹介する。

アップルマンゴーとマンゴーの違い

アップルマンゴーは、果皮がリンゴのように赤いマンゴーの総称である。一方マンゴーは、アップルマンゴーを含むすべての品種の総称だ。マンゴーは特定の品種を指す名称ではないため、アップルマンゴーもマンゴーの仲間ということになる。
ちなみに一般的なオレンジ色のマンゴーと比較すると、皮が赤い点は異なるが、カットすると果肉はオレンジ色である。また、サイズにもかなり幅がある。

アップルマンゴーの産地や品種

アップルマンゴーの主な産地はインドで、世界最大の生産量を誇る。また、タイ、オーストラリア、メキシコなどでも栽培されている。かつて、アップルマンゴーがメキシコから大量に輸入されていたため、「メキシコマンゴー」とも呼ばれている。日本でもアップルマンゴーは栽培されており、宮崎県や沖縄県、鹿児島県などが主な産地だ。国産のものは希少で高価なため、現在も輸入品が多く流通している。
アップルマンゴーにはさまざまな品種がある。代表的なのは「アーウィン種」で、真っ赤な果皮と卵型の形状が特徴だ。また、メキシコなど中南米で生産される「ケント種」も代表的な品種だ。ほかの品種よりも、果肉が多く繊維質が少ない。

アップルマンゴーの旬の時期

アップルマンゴーの旬は、産地により異なる。国産のアーウィン種は4~5月頃から出荷量が増え始め、6~7月にピークを迎える。メキシコ産のケント種も、5~9月頃に輸入される。ヘイデン種は4~6月とやや早めだが、一般的には初夏から夏にかけてがアップルマンゴーの旬といえるだろう。

濃厚な甘みと芳醇な香りが特徴

アップルマンゴーの果肉はとても柔らかくジューシーで、マンゴー特有の濃厚な甘みが楽しめる。また香りも強く、熟したマンゴーはカットする前でもよい香りがする。

2. アップルマンゴーの食べ頃と切り方

アップルマンゴーを食べ慣れていないと、食べ頃を判断するのが難しい。また、いざ食べようとしたときに切り方がわからないという人も多いだろう。そこで、アップルマンゴーの食べ頃と、マンゴーの定番の切り方である「花切り」の方法を紹介する。

アップルマンゴーの食べ頃

マンゴーは追熟する果物のため、ほどよく柔らかくなってしっかり香りが感じられるくらいが食べ頃だ。完熟していないマンゴーは、常温に置いておこう。

アップルマンゴーを切る手順

マンゴーは中心に平たい種が入っている。まずはマンゴーを縦に持ち、魚を3枚におろすイメージで種にそって包丁を入れよう。種の周りに残った果肉は花切りには使えないが、スプーンでそぎ落として食べるのがおすすめだ。包丁で切り取った両端の果肉をまな板の上に置き、皮の手前までさいの目の切り目を入れよう。あまり細かく切ると見た目が悪くなってしまうので注意してほしい。1~1.5cm角を目安にするのがおすすめだ。最後に皮を果肉のほうに押し出すと、さいの目にカットした果肉が飛び出る。花のような形になって、キレイに盛り付けられる。

3. マンゴーの栄養成分

マンゴーにはどのような栄養が含まれているのだろうか。「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」(※1)によると、生のマンゴー100g当たりの主要な栄養成分は、炭水化物が16.9gと多く、たんぱく質は0.6g、脂質は0.1gと微量である。水分が82gを占め、カロリーは68kcalだ。炭水化物16.9gのうち、食物繊維は1.3gと少なく、残り15.6gが糖質ということになる。カロリーは高くないが、糖質は多めの食品と覚えておこう。
また、さまざまなビタミン類が含まれ、ミネラルに関してはカリウムが多い。マンゴーに含まれる栄養成分とそれぞれの効能について紹介する。

ビタミンC

水溶性ビタミンの一種で、細胞や皮膚のコラーゲンの合成に欠かせない。また、抗酸化作用をもち、ビタミンEと協力し活性酸素から細胞を保護する。(※2)

ビタミンA

脂溶性ビタミンの一種で、発育の促進、肌の健康の維持などに役立つ。また、夜盲症の予防にも欠かせない栄養素である。(※3)

カリウム

余分なナトリウムを排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎの調整に役立つ。その結果、高血圧などの予防が期待できる。(※4)

ビタミンB1

水溶性ビタミンの一種。グルコース代謝、分岐アミノ酸代謝などに関与し、糖質をエネルギーに変換する補酵素としての働きをもつ。欠乏すると脚気などの症状が出る。(※5)

ビタミンE

脂溶性ビタミンの一種で、抗酸化作用をもち活性酸素の働きを抑制する。過酸化脂質を抑えるともいわれ、老化や動脈硬化の予防効果も期待される。(※6)

4. アップルマンゴーの価格は高い?

味もよくて栄養も豊富なアップルマンゴーを、ぜひ食べてみたいと思った人も多いのではないだろうか。いざ購入するとなると、値段が気になるところだ。アップルマンゴーは高級フルーツというイメージをもたれがちだが、実際のところどのくらいの価格なのだろうか。

アップルマンゴーの相場

アップルマンゴーは、国産のものや輸入品など産地も品種もさまざまなため、値段にも幅がある。1玉数百円ほどで購入できるものもあるが、高価なものもある。とくに、宮崎県産の「太陽のタマゴ」は最高級アップルマンゴーといわれる。厳しい基準をクリアした希少な商品のため、1玉5000円以上にもなる。

わけあり品はリーズナブル

贈答品としても用いられるアップルマンゴーだが、細かい傷や炭そ病による黒い斑点のついたものなど、いわゆるわけあり品であれば、比較的安価で購入できる。ネットショップでは高級品からわけあり品まで、さまざまな価格帯のものが取り扱われている。また、旬のピークの時期であれば、スーパーや八百屋でも見かけることもあるかもしれない。

冷凍アップルマンゴーもおすすめ

アップルマンゴーを試食してみたいという場合には、冷凍食品の利用もおすすめだ。セブン&アイ・ホールディングス「セブンプレミアム アップルマンゴー」なら110gで税込み203円(2021年6月現在)とお財布に優しい。セブンイレブンやイトーヨーカドーなどで購入できるため、気軽に試してみてはいかがだろう。

結論

マンゴーの一種であるアップルマンゴーにも、さまざまな品種がある。産地によっても特徴が異なるため、食べ比べてみるのも楽しそうだ。栄養が豊富で濃厚な甘みと芳醇な香りがたまらないアップルマンゴーは、高価なものも多い。しかし、冷凍の商品など気軽に購入できるものもある。見かけたら、ぜひその美味しさを確かめてみてほしい。(参考文献)
※1 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」果実類/マンゴー/生

※2 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」1-6 ビタミン(2)水溶性ビタミン⑨ビタミン C p244

※3 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」1-6 ビタミン(1)脂溶性ビタミン①ビタミン A p171

※4 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」1-7 ミネラル(1)多量ミネラル②カリウム(K)p273

※5 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」1-6 ビタミン(2)水溶性ビタミン①ビタミン B1 p209

※6 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」1-6 ビタミン(1)脂溶性ビタミン③ビタミン E p188

投稿者:佐々木このみ
監修者:管理栄養士 児玉智絢

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