岡山県内4つの「ガンダムマンホール」を全部巡ってきた!描かれた観光名所にも注目
バンダイナムコグループの「ガンダムプロジェクト」が企画する「ガンダムマンホールプロジェクト」。 全国の自治体と協力する形で、『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するキャラクターが描かれたオリジナルマンホールが全国に設置されています。 地域の名所とガンダムの世界観が融合したデザインが楽しめ、聖地巡礼感が味わえるとあって、ガンダムファンはもちろん、ファンならずともひとめ見に行きたくなるスポットです。 そんなマンホールが岡山県内に4ヶ所、井原市に2つと勝央町に2つ設置されています。今回はその4つすべてを巡ってきました。マンホールに描かれている観光名所もあわせてご紹介します!
【井原市】美星天文台前のガンダムマンホール
星がきれいに見える町として知られ、「星空保護区」に認定されている井原市美星町に訪れました。
その中心的存在「美星天文台」の入口付近に、ガンダムマンホールが設置されています。
きらめく星空と天文台のドームをバックに堂々と立つのは、おなじみの「RX-78-2ガンダム」。宇宙空間を想像させる構図になっています。
美星天文台は一般公開されており、本格的な天体観測が可能です。
口径101cmの本格的な望遠鏡でスターウォッチングが楽しめます。
【美星天文台】
所在地:岡山県井原市美星町大倉1723-70
TEL:0866-87-4222
営業時間:火・水曜日 9:30~16:00、金~月曜日 13:45~16:00、18:00~22:00
定休日:木曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
※詳細は電話または公式サイトでご確認ください。
料金:小学生以上300円
駐車場:あり
https://www.bao.city.ibara.okayama.jp/
【井原市】平櫛田中美術館前のガンダムマンホール
井原市の市街地にある「平櫛田中(ひらくしでんちゅう)美術館」前にもガンダムマンホールがあります。
石畳を探してみると、発見!
意外なコラボレーションが実現しています。「MS-06Fザク2」と並ぶのは、平櫛田中の代表作「鏡獅子」。
ザク2の渋い緑色と、華やかな鏡獅子が和風なイメージでとてもマッチしていると感じました。
「平櫛田中美術館」では、木彫彩色の大作「鏡獅子」が20年ぶりに里帰りしたことで、注目を集めています。
里帰りは2024年2月から5年半、つまり2029年8月頃までの予定。ガンダムマンホールとともに大作のチェックもお忘れなく!
【平櫛田中美術館】
所在地:岡山県井原市井原町315
TEL:0866-62-8787
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日、展示替え期間
料金:一般500円(団体15名以上400円)、高校生以下、市内在住65歳以上無料
※特別展開催中は入館料が変わります。
※特別展開催中は所蔵品展のみの観覧はできません。
駐車場:あり
【勝央町】JR勝間田駅前のガンダムマンホール
勝央町内に2つあるガンダムマンホールのうちのひとつは、JR勝間田駅前にあります。
駅の西側を歩いていると、発見!
こちらのマンホールには、「RX-78-2ガンダム」と勝央町の特産品である白桃、そして旧勝田郡役所庁舎が描かれています。
1912年(明治45年)に勝田郡役所として建てられた、洋風木造建築。レトロな外観が特徴的です。
旧勝田郡役所庁舎はJR勝間田駅から徒歩約10分(約500m)ほどの場所にあります。
ピカピカに光る赤いトンガリ屋根が印象的! 真庭市の旧遷喬尋常小学校舎などの近代洋風建築を岡山県内で数多く手掛けた建築技師・江川三郎八監修とされています。
石畳調の旧出雲街道沿いにあり、なんと水路には鯉が。
建物の中に入ることは基本的にはできませんが、風情があるのでぜひ散策してみてください。
【旧勝田郡役所庁舎】
所在地:岡山県勝田郡勝央町勝間田635
TEL:0868-38-1753(勝央町教育委員会)
駐車場:なし(勝央町役場を利用)
【勝央町】勝央町緑地運動公園のガンダムマンホール
最後に紹介するガンダムマンホールは、勝央町緑地運動公園にあります。
園内には陸上競技場、野球場、テニスコートなどがあり、春には桜の名所でもある町民の憩いの場です。
遊具の近くで、ガンダムマンホールを発見!
【勝央町緑地運動公園】
所在地:岡山県勝田郡勝央町太平台43
TEL:0868-38-1311(太平台(株))
営業時間:8:30~22:00
定休日:年末年始
料金:施設利用料については、公式サイトをご確認ください。
駐車場:あり
https://www.town.shoo.lg.jp/site/kyoiku/1185.html
「MS-06Fザク2」と勝央町の特産品であるぶどう、そして相撲の四角い土俵が描かれていました。
この土俵は、国内に現存し使用されている唯一の四角い土俵「植月の角土俵」。
相撲の土俵といえば丸いイメージですが、もともと相撲は四角い土俵で行われていたそうです。
角土俵は緑地運動公園から約4km離れた場所にあります。実際に行ってみました。
土俵はカバーで覆われていましたが、毎年、小学生による角力(すもう)大会が奉納されているそうです。
【植月の角土俵】
所在地:岡山県勝田郡勝央町植月中
TEL:0868-38-1753(勝央町教育委員会)
おわりに
岡山県内に4つの、そこにしかないマンホールを探しに行ってみませんか。「植月の角土俵」については、ガンダムマンホールをきっかけに初めてこういった歴史スポットがあることを知りました。観光しながら楽しめるので、ガンダムファンはもちろん、岡山を再発見したい方にもおすすめだと思います!