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【綾瀬市】小園「すみれグループ」県道40号沿いに「LAST」の花文字 27年間の緑化活動に幕

タウンニュース

花文字を囲む「すみれグループ」のメンバー

 県道40号線沿いの海老名と綾瀬の市境にある花壇で、約400株の花々が見ごろを迎えている。例年、開花時には地名である「コゾノ」の花文字が浮かび上がっていたが、今回の文字は「LAST」。地域住民により、27年間続けられてきた活動が終わりを迎えようとしている。

 この花壇が整備されたのは1998年。当時、同地の側道は砂利道がで、ポイ捨てや不法投棄、路上駐輪などが深刻だったという。小園に住む矢部とよ子さん(82)と小迫初子さん(77)が「花を植えれば汚されないのでは」と、道路を管理する厚木土木事務所東部センターに直談判。自主的に管理することを条件に花壇が設置された。

 当初は二人三脚で手入れに励んでいたが、ボランティアの輪は地元住民に広がり、現在では8人で活動している。メンバーからの提案で、10年ほど前から、花文字にも取り組むようになった。

 パンジーなどのスミレ科の花を植えていたことから「すみれグループ」と名乗るようになり、2012年に県土木事務所のボランティア登録制度「道守サポーターズ」に認定。21年には長年の緑化推進活動が評価され、県から表彰を受けた。

高齢化で終止符

 春と秋の開花に向け、苗を植え付けるのは5月と11月。以降、暇を見つけては草取りを行い、手塩にかけて育ててきた。週に2回の水やりの際には、大型のバケツに水を注ぎ、手押し車に乗せて、坂道を4往復して運んでいた。

 メンバーが高齢化する中で、こうした力仕事を続けることが難しくなり、昨年度の植栽で活動をやめることを決めた。昨今の水不足や近年の夏の猛暑も要因だという。

 矢部さんは「花を通じて人の輪を作れてよかった。やめるのは寂しいが、できることはやり切った」と話し、小迫さんは「『花を見るのが楽しみ』という言葉のおかげで頑張ってこれた。次の担い手が現れることを期待したい」と述べた。

 花壇があるのは、望地交差点の近く。花が見られるのは5月上旬まで。

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