現場の声で夏場の負担を減らすユニフォームへ刷新 イトーキ、多様な人材の活躍を支える環境づくり
イトーキ(東京都中央区)は5月12日、国内4か所の生産拠点において工場ユニフォームを全面リニューアルし、同月より順次導入すると発表した。
気象庁が示す「酷暑」への備えとして作業負担の軽減をはかるとともに、女性や外国籍人材など多様な人材が働きやすい環境を整えるため、現場の従業員自らがプロジェクトを立ち上げて実施したと明らかにした。
酷暑の作業負担を軽減する冷感素材や空調服の導入
同社がユニフォームを刷新した背景には、猛暑日の増加に伴い、空調設備に加えて服装面からの暑さ対策が重要になってきたことがある。
夏場の作業負担を軽減するため、新ユニフォームには気化熱で冷却効果を発揮する冷感素材を採用。汗をかいても生地が張り付きにくいほか、通気性にも配慮し、暑い日でも快適性を高めることを目指したという。
また、冷却機能と耐切創性を兼ね備えた腕カバーを導入し、作業性と安全性の両立をはかるほか、保冷剤を収納できるポケットを設けたファン付き空調服も用意し、冷却効果を高めている。
多様な人材の活躍を支えるユニセックス設計と機能性
人手不足を背景に、女性や若手、外国籍人材といった多様な人材の確保が求められる中、今回の取り組みは「より働きやすい環境をつくる」という視点の下で進められたという。
従業員自らがプロジェクトを立ち上げ、試着やレビューを重ねてデザインを検討。その後、社内公募と全社員投票を経て、現場の声を反映した最終デザインを決定した。
新ユニフォームは体格差を問わないユニセックス設計を採用し、かがんだ際の安心感など女性目線の動作にも配慮している。カラーはブラックとキャメルの2色展開として、従来の画一的な作業着からの転換をはかったという。
そのほか、タブレット収納ポケットや左右兼用のペン差しなど現場ニーズに応える機能も盛り込んでいる。
現場の声を起点とした工場全体の働き方改革と環境整備
今回のユニフォーム刷新は、同社が並行して進めている工場の働き方改革やエンゲージメント向上施策の一環として位置付けられる。
同社は滋賀工場および関東第1工場の空間リニューアルに取り組み、工場を「働く環境」として再設計することで生産性向上と働きやすさの両立をはかっている。
また、現場の改善提案を共有・表彰する「ちえくり改善大会」を通じて継続的な改善文化を醸成。社内報では現場で働く従業員一人ひとりの活躍を発信し、多様な人材が働く環境への理解促進につなげている。
同社は今後も多様な人材が活躍できる環境づくりを推進し、現場の声を起点とした働き方改革に取り組むとしている。
同社の発表の詳細は、公式リリース(PR TIMES)で確認できる。