淡水小物釣りにおける特エサ『ソーセージ』 効果的な使い方を解説
コスパ最強で「釣れる」特エサ、ソーセージ。今回もソーセージエサのみで淡水小物釣りに行ってきました。効果的な使い方の解説含めてレポートします。
筆者おすすめソーセージエサ
早速ではありますが、タカハヤ釣りの特エサとして使える筆者おすすめのソーセージから紹介します。
ニッスイ:おさかなのソーセージ
特徴は軟らかくにおいは少ないですね。
伊藤ハム:ロイヤルポークウインナー
特徴は結構硬く、においはキツめです。
ソーセージエサの使い方
それでは、具体的な使い方を解説します。
サイズを魚に合わせる
私は最近ホームリバーしか釣行しないので、ポイントによって生息しているタカハヤのサイズを把握しています。
3cmほどのデキハヤが群れているポイントになんぼデカくエサを付けて仕掛けを投入しても(サシ虫2匹分ぐらいの大きさ)、ほぼハリ掛かりはしません。この点が1番重要なんですよね。
つまり、小さなエサには大型も食えるけど、大きなエサは小型の魚の口には入らないということなんです。でも欠点はやはり大きなエサはアピール力がありますんで、やはり生息しているタカハヤのサイズに合わせてエサ付けすることをオススメします。
硬さを調整する
食いが悪い時は、なかなか魚も口を使ってくれません。魚がエサをつつきにきてもすぐに離れてしまいます。こんな時はなんぼソーセージの中の硬い部分を使っても、ハリ掛かりはしません。軟らかい部分を魚は欲しているわけです。
ですから、表面の皮の部分を薄く(アジのサビキ仕掛けのように)付けることを私はしております。
においで寄せる
ソーセージのにおいのキツさも関係します。本来釣りエサではなく人間の食材ですから、各メーカーによって、味は異なるわけです。つまりはにおいの加減も違うわけですね。
食いが良い時は、におい少なめ、食いが悪い時はにおいキツめで寄せながら釣る、使い分けも必要です。においがあるため食わせエサの役割だけではなく、ソーセージには寄せエサとしての効能もあるんです。
ソーセージエサで実釣
ここからは特エサ(ポークソーセージ)を使った実釣記です。令和4年1月10日(祝)午後2時30分より和歌山県橋本市高野口町嵯峨谷付近を流れる嵯峨谷川(紀ノ川支流 嵯峨谷川 紀ノ川中流エリア)に釣行。10cmクラスのタカハヤが居着いている小堰堤下のポイントを狙います。
タックルと仕掛け
使用タックルはSZM岩清水3.6m(渓流のべ竿)、道糸1号、セルロイド小判形目印、2Bガン玉、0.4号糸付金袖2号針のミャク釣り仕掛けです。
バラシ連発にげんなり
この日は日中の気温が12度で寒波が過ぎ去り、寒さに弱い私には数少ない冬場のチャンス釣行日だったので自転車を走らせました。午後2時半にこのポイントに着き、早速ソーセージをサシ虫2匹分ぐらいの大きさにして仕掛けを投入します。
投入してから2分ぐらいでコツコツといったアタリが出ました。ここでアワせてはいけません。2秒待ちアワセを入れるとブルブルとした感触があります。抜きたかったんですが魚の感触は消えました。バラシです。
冬の釣りは1回のバラシが命取りになるんで、ホンマ気が滅入ります。実はここから10分間の間に3回連続バラしてしまいました……。
10cmタカハヤ登場
でも良いように考えると、バラすということは魚が口を使ってくれているということですね。めげずにどんどん仕掛けを投入します。釣り開始12分後にやっと1匹目のタカハヤが乗りました。10cmのタカハヤです。
セルロイド目印が流れと逆の方向に引っ張られたんで明確なアタリです。これは確実に取り込みたい1匹でした。この1匹で取り込む感覚を取り戻せました。
ここから10分おきぐらいにタカハヤを取り込んでいきます。午後3時50分の納竿までに平均8cmのタカハヤ8匹手中に収めることができました。
前回釣行と比較して
前回の記事では「ポイントはこまめに移動した方が良い」と言っていて矛盾しているんですが、この日は冬場には珍しく暖かい無風状態だったため、一ヶ所のポイントでも釣果は上げられる自信はありました。
この自信は地元ホームリバーを知り尽くしている根拠からきております。ただ本音を言うと2桁釣果を目指していたのですが2匹及ばずでした。
私は寒さに極度に弱い人間です。冬はむやみやたらに釣りに行くのではなく、暖かい日を狙って確実に釣果を収められる日をチョイスして、体調を崩すことなく釣行していこうと思います。
<中辻久範/TSURINEWSライター>
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