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話題沸騰チャージマン研!コスプレ声ちゃんが選ぶ昭和アニソン “私的神曲” はこの3曲だ!

Re:minder

1973年07月02日 TBS系アニメ「チャージマン研!」放送開始日

1970年代のアニメソングをテーマに、12月5日(金)に東京・渋谷のLOFT9Shibuyaで開催される新しい体験型イベント『昭和アニソン大合唱 vol.1』にDJとして参加し、トークプログラムにも参加するコスプレ声ちゃんのインタビュー後編をお届けしたい。今回は、新旧のアニソンに精通し、マニアックなレコードを多数コレクションする彼女が “私的神曲3選” をチョイスしてくれた。

前編の “魂の合唱曲3選” 、そしてこの後編 “私的神曲3選” で名前の挙がった6曲+αは『昭和アニソン大合唱 vol.1』で流れる可能性が大。知らない曲は事前に予習していくとイベントを一層楽しめるだろう。

アニソン&特ソン専門DJが選ぶ神曲とは?


ーー まずは、合唱のために、公式YouTubeチャンネルで事前チェックが必至のカルト作品主題歌が1曲目に選ばれた。

▶︎ 私的神曲1
チャージマン研! / ひばり児童合唱団
・作詞:ナック企画部
・作曲・編曲:宮内國郎
・1973年7月2日〜12月28日放送『チャージマン研!』(TBS系)主題歌

コスプレ声ちゃん(以下:声):この曲のレコードは、たとえば『宇宙戦艦ヤマト』とは比べ物にならないほど出回っていません。私も長年探してやっと見つけた感じです。作品のカルト性に惹かれているところは大きいので “曲として本当に評価しているのか?” と言われると自信がなくなります(笑)。でも、私としては “これをみんなで歌える機会があるなら最高に楽しいな" と心から思う1曲です。

『チャージマン研!』は、最近になってミュージカル化されたり、『魔改造カップヌードル』のCMコラボがあったりすごいですよね。まさかこんな時代が来るなんて想像できなかった!規模は小さかったかもしれませんが、カルト人気はずっと続いていて、溺愛されていました。それがついに花開いた感じですね。

ーー『チャージマン研!』は、インターネットの普及後に、そのチープさ、ご都合主義で辻褄の合わないストーリーなどが面白がられ、ジワジワと知名度を上げた作品だ。

声:曲はロボットアニメ系の音色で、軽めのシンセサイザーのイメージ。それが魅力です。冒頭1〜2小節のメロディがロボット基地を思わせます。アタックが強く、作品のイメージが頭に浮かぶので、ペラペラに薄く聞こえる瞬間もあるのですが、作品の面白さ込みでいい曲だと思います(笑)

それから、この『チャージマン研!』の主題歌は、ひばり児童合唱団が歌っています。最初から合唱なんです。いろんな声が同時に聞こえる。“ああ、合唱っていいな” と実感できます。それに、合唱団の子どもたちの “頑張るぞ!” という意気込みも感じられます。そこも好きですね。今、『チャージマン研!』はYouTubeでリマスター&超字幕版が公式配信されています。未体験の方も、ぜひイベント参加前にそれをご覧になって、曲を覚えていただけると嬉しいですね。

ーー 2曲目も、カルト作品ともいえる野球アニメの主題歌だ。冒頭の歌詞が強烈なブースターとなる。

▶︎ 私的神曲2
アパッチ野球軍 / 林恵々子
・作詞:花登筺
・作曲:服部公一
・1971年10月6日〜1972年3月29日放送『アパッチ野球軍』(NET系)主題歌

声:冒頭の「♪俺たちゃ裸がユニホーム」。これをみんなで歌いたい! もうそれに尽きます(笑)。普段はベストとかタンクトップとか、最低限何かは着ているメンバーが多いですが、オープニング映像では全員が上半身裸なんですよね。全員おそろいのピカピカのユニフォームなんかなくたって “チーム一丸戦うぞ!” ということだと思います。

「♪俺たちゃ裸がユニホーム」と合唱することを想像しただけで最高です。それから、「♪ファイト ファイト ファイト」と掛け声があって、そこも盛り上がりそうです。知らない人は一度聴いたら気になると思います。“なんなの?” ってなる。今回の『昭和アニソン大合唱 vol.1』は、全曲を知っている必要はなくて、“なんなの?” という曲が沢山あっていいと思っています。そのときに気になって、調べてもらう。そのきっかけになれば良いのではないかと。

ーー “私的神曲” 3曲目は曲を知らない人でも「♪パンチ」のコールで盛り上がること必至だ。

▶︎ 私的神曲3
ジムボタンの歌 / 堀江美都子、こおろぎ'73
・作詞:保冨康午
・作曲・編曲:越部信義
・1974年10月4日〜1975年3月28日放送『ジムボタン』(NET系)主題歌

声:アニメ『ジムボタン』は、ドイツのミヒャエル・エンデさんの児童文学作品が原作で、母を魔神にさらわれた男の子が、鳥に変えられた女の子と、自我を持った機関車と一緒に、冒険の旅に出る物語です。ロボットも出てこないし、魔女っ子ものでもないので、あまり注目していなかった方も多いかもしれません。

でも私は昔からこの作品が大好きで、好きなアニソンを訊かれたときに挙げることが多いんです。歌っている堀江美都子さんの声はかわいいのに力強い。“女声でもこうした勢いある曲を歌えるんだ" と思えた1曲ですね。曲の流れも前のめりで、「♪パンチ パンチ パンチ」というみんなで歌えるフレーズもあります。

勇気をもらえる、温かい気持ちになれる。それがアニソン


ーー 1970年代の “私的神曲” として知る人ぞ知る3曲を選んだコスプレ声ちゃんだが、選に漏れたが自分にとっての神曲は多数あるという。

声:『チャージマン研!』『アパッチ野球軍』『ジムボタンの歌』と “私的神曲3選” は、“懐かしのアニソンランキング” のようなテレビ番組でランクインしない曲を選びました(笑)。結局、みんなで力強く叫びたくなるに偏っているかもしれませんね。もちろん、他にも好きな曲はいっぱいあります。 “魔女っ子” シリーズだと、『魔女っ子チックル』も好きです。めちゃくちゃかっこいい『おんぶおばけ』の主題歌や、哲学的な『元祖天才バカボン』なんかも歌いたいですね。

ーー このように、コスプレ声ちゃんの守備範囲は実に広い。最後に、70年代アニソンの魅力と、『昭和アニソン大合唱 vol.1』に対する思いを聞いてみた。

声:1970年代のアニソンのオープニング曲はタイトルコールが入っている曲が多いのが嬉しいですね。作品の世界が凝縮されていますし、主人公を応援している気分になれます。イベントに参加される皆さんにお伝えしたいのは “とにかく、楽しみましょう” ということです。歌えても、歌えなくても楽しい。知らない曲でも、みんなが歌う場所にいるだけで勇気をもらえる、温かい気持ちになれる。それがアニソンなので。当日のコスプレはまだ考え中ですが、1970年代アニメでなにか面白いことをやる予定です。12月5日、LOFT9Shibuyaでお会いしましょう!

《公演概要》
昭和アニソン大合唱 vol.1

▶ 開催日時:12月5日(金)18:00 OPEN / 19:00 START
▶ 出演者:新井ひとみ(東京女子流)、コスプレ声ちゃん、DJ BLUE ほか
▶ チケット:ライブポケットにて前売券発売中
▶ 料金:前売 ¥4,980 / 当日 ¥6,000(税込み)*ワンドリンクオーダー要
▶ 会場:LOFT9 Shibuya(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 1F)
▶ 主催:Re:minder club(昭和アニソン大合唱実行委員会)
▶映像提供:株式会社トムス・エンタテインメント

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