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身延山ロープウェイが40年ぶり新型ゴンドラ、2/23運行開始

鉄道チャンネル

富士急行グループの身延登山鉄道は、身延山ロープウェイ(山梨県身延町)に40年ぶりの新型パノラマビューゴンドラを2月23日9時から導入し運行を始める。

新型ゴンドラは、定員41人。朱色(赤)の1号車は知恩(ちおん)号。魔除けを意味する朱色を基調とした搬器(ゴンドラ)。内天井には久遠寺天井画の墨龍。

藍色(青)の2号車は報恩(ほうおん)号。“神秘”を意味する藍色を基調とした搬器。内天井には七面山敬慎院の天井模様。イラストから、ドアは片側のみ、ゴンドラ内天井に金色の装飾や、吊り革もある。

昭和38年運行開始、高低差は関東一の763m

身延山ロープウェイは、日蓮宗総本山・身延山久遠寺のある山麓と、身延山山頂を約7分で結ぶ三線交走式のロープウェイ。

1963(昭和38)年に運行開始。長さは1665メートル。所要時間片道約7分。その高低差は763mと、関東一。最急勾配は約33度。運賃は片道大人860円。20分間隔で運行している。

山頂の展望台からは、東に富士山、南に駿河湾・伊豆半島、西に七面山、北に早川渓谷・南アルプス・八ヶ岳連峰・甲府盆地など、雄大な自然がおりなす360度の大パノラマを楽しめる。

今回のゴンドラ新調は、日蓮宗を開宗した日蓮聖人の御降誕800年を記念して実施するもの。

2基のゴンドラは日蓮宗総本山身延山久遠寺第92世内野日総法主猊下に命名(知恩号・報恩号)され、総本山にふさしい荘厳で趣ある“魔除け”を意味する朱色と、“神秘”を意味する藍色がデザインされている。

また、眼前いっぱいに広がる絶景をこれまで以上に楽しめるよう、足元付近までの大きなパノラマガラスを採用。

さらにゴンドラ内には液晶モニターを搭載し、身延山の歴史や、車窓から見える景色を多言語対応で案内する。

また、この新型ゴンドラへの交換作業で2月1~22日の間、ロープウェイは運休に。

現在のゴンドラは武庫川車両製、水戸岡デザイン

現在のゴンドラは、武庫川車両(日本ケーブル)が1981(昭和56)年に製造。2011年に水戸岡鋭治氏によるデザインでリニューアルした。

武庫川車両は、1940年創業の阪神車輌工業などをルーツとする阪神電鉄グループのメーカーのひとつ。

阪神電車や京福電気鉄道、叡山電鉄などの車両を手がけ、六甲有馬ロープウェーや摩耶ロープウェーのゴンドラも製作。2002年に解散し、阪神車両メンテナンスにその一部を継承した。

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