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毎日8時間の預かりと36講座で猛暑の育児を支援 オフィスを学童化、従業員の離職を防ぐ効果も

月刊総務オンライン

毎日8時間の預かりと36講座で猛暑の育児を支援 オフィスを学童化、従業員の離職を防ぐ効果も

SHIFT(東京都港区)は7月16日、夏季における従業員の子供の居場所づくりを目的とした「シフトモKidsサマースクール2026」の開催概要を公表した。2021年の開始から6年目を迎える同取り組みは、猛暑による屋外活動の制限や共働き世帯の増加に伴う夏休みの学童不足といった社会的課題に対し、企業が主体となって福利厚生の拡充と就業環境の整備を図る施策である。

社会的課題に対する時間的かつ経済的支援の実装

今回のサマースクールは、同社グループ従業員の小学生を対象に、7月21日、8月3日から7日、8月17日から21日の全11日間、同社本社および新宿オフィスで実施される。預かり時間は午前9時から午後18時15分までとし、保護者である従業員のフルタイム勤務時間を網羅する体制を敷く。期間中は毎日8時間、合計36のオリジナル講座がすべて参加費無料で提供される。

民間学童を利用する場合、一般的に2万円前後の入会金や日額平均8000円の利用料が発生するが、同社はこれらを無料化することで従業員への実質的な経済支援を行う。同社が過去に実施したアンケートでは、全体の8割の保護者が「子供の遊びを考える手間や時間的負担が軽減された」と回答しており、在宅勤務時における育児ストレスの緩和にも寄与している。

プログラムは、同社の現役エンジニアが監修したAIリテラシーを学ぶデジタル講座のほか、外部の「東京ヴェルディパルクール」と連携した特別運動プログラムなどを実施する。猛暑による外遊びの減少に対応するため、近隣のインターナショナルスクールの体育館を確保し、室内で身体を動かせる環境を整えた。

「シフトモKidsサマースクール2025」実施風景

従業員のエンゲージメント向上と採用活動における波及効果

同スクールの運営や講師は、同社のエンジニアや営業、バックオフィスなど多様な職種の従業員が自発的に担う。生成AIツールを用いた夏休みの計画作成など、自社の技術リソースを直接子供たちへ提供する仕組みの詳細は以下の通り。

 ・「SHIFTお仕事クイズ」やAIリテラシー講座など先端技術に触れるデジタル領域の体験

 ・演劇ワークショップや元テーマパークダンサーによるダンス教室など表現力を育むフィジカル領域の体験

 ・都庁の職員食堂ランチや科学館プラネタリウム見学など見聞を広げる外出領域の体験

同社の社内広報チームによる過去の検証結果では、子供が親の職場や社会を体験することを通じて、従業員自身の会社に対する愛着や誇りが醸成される効果が確認されている。アンケートでは「会社への信頼感が高まり、所属していて良かったと実感できる」「子供から会社を辞めないでと言われた」といった具体的な意見が寄せられており、従業員のエンゲージメント向上と離職防止に影響を与えている。

さらに同取り組みは社内向けにとどまらず、外部への広報や採用活動においても効果を発揮しているという。入社前の求職者が過去のレポートを閲覧し、子育て世代に寄り添った企業姿勢に共感したことが入社を決意する後押しになった事例も明かされている。労働力不足が慢性化するなか、家族を含めた生活基盤を総合的に支援する人的資本投資の施策として機能しているという。同施策の詳細は同社の公式リリースと公式ブログで確認できる。

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