【2024年の台風発生数は25個】台風が最も多い年は何号まであった? #もやもや解決ゼミ
日常に潜む「お悩み・ギモン」=「もやもや」を学術的に解決するもやもや解決ゼミ。
今回は「到来した台風の数」がテーマです。
日本では、台風が発生すると台風第〇号と番号を付します。例えば、
2023
年は第
1
号から第
17
号まで
17
個の台風が発生しましたが、過去最多はいつで、何個の台風が発生したのでしょうか?
【画像】過去最多はいつ、何個の台風が発生したの?過去最多は1967年……
気象庁の「台風の統計資料」によると、統計を開始した
1951
年以降で、「最も台風の発生数が多かった年」は
1967
年です。この年は
39
個の台風が発生しました。1年間に発生する台風の平年値25.1個を上回る値です。。
この年最後となった台風
39
号は
12
月
17
日と冬に発生し、翌々日の
12
月
19
日に熱帯低気圧に変化。日本には接近していません。
2
番目に多かったのは
1971
年と
1994
年で
36
個。次いで
1966
年で
35
個です。実は発生数が多い順の
Top10
はほとんどが
2000
年以前。
2001
年以降は
31
個の
2013
年のみです。
一方、発生数が少なかった年は
2010
年で
14
個。次は
1998
年が
16
個となっています。実は昨年(
2023
年)も発生数
17
個と少なかった年で、「発生数が少ない年」では統計開始以降
3
番目にランクインしました。
接近・上陸した数では?
発生数で見ると
39
個の
1967
年が最多ですが、接近数では
1960
年、
1966
年、
2004
年の
19
個が最多。このうち、
2004
年は上陸数も
10
個と統計開始以降最多です。過去
10
年では
2016
年が接近数
15
個・上陸数
6
個、
2018
年が接近数
16
個・上陸数
5
個と多い年でした。
反対に接近数が最も少なかった年は
1973
年で
4
個。最近では
2020
年が
7
個と少ない年でした。また、上陸数が最少だったのは
1984
年、
1986
年、
2000
年、
2008
年、
2020
年で
0
個。一度も台風が上陸しなかった年もあるのです。
◇けつろん!
統計開始以降で最も多くの台風が発生したのは
1967
年で
39
個。接近は
1960
年、
1966
年、
2004
年で
19
個。上陸は
2004
年の
10
個で最多でした。
2024
年を振り返ると発生数は25個(12月6日時点)。全国への接近数は11個(12月6日時点)という状況でした。そのうち、「日本に上陸した台風」は、8月の2個(12月6日時点)となっています。2025年はどうなるでしょうか? 大きな勢力の台風が発生する可能性もあるため、2025年も台風情報をこまめにチェックしましょう。
参照元:気象庁『台風の統計資料』
https://www.data.jma.go.jp/yoho/typhoon/statistics/index.html
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部
#もやもや解決ゼミ
バックナンバー