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『ただ離婚してないだけ』北山宏光“正隆”がクズすぎるも…胸をしめつけるそれぞれの葛藤

ドワンゴジェイピー

『ただ離婚してないだけ』北山宏光“正隆”がクズすぎるも…胸をしめつけるそれぞれの葛藤

ドラマホリック!『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京ほか、毎週水曜深夜0時)の第2話が放送された。SNSでは「すべてが重苦しく不安になっていく感覚は初めて」「もう、怖すぎて好き」「みっくんがクズすぎて苦しい」「萌ちゃんがかわいそう過ぎる」「精神的ダメージが強すぎ」「内容がなかなかしんどいけど、早く次の回観たくなる」など、大きな反響を呼んでいる。(以下、ネタバレあり)



第1話では雪映(中村ゆり)と結婚7年目になるフリーライターの正隆(北山宏光)が不倫相手の萌(萩原みのり)と旅行に行き、彼女から赤ちゃんができたと衝撃の告白を受けるところで終わった。そして第2話冒頭では正隆が雪映と2人で何かを埋めているシーンからスタート。泣きそうになりながら必死にスコップを握る正隆。モノローグで「俺は何度も思い出す。あの夜のことを。何度も何度も、なぜ、あんなことになってしまったのかを…」。鬱展開まっしぐらなのか。ドラマのイントロにも「ドラマ史上最も恐ろしい不倫サスペンス」と書かれているだけに、最悪の事態に向かっているだろうことは予想ができる。そんな始まり方をして流れるKis-My-Ft2の主題歌『Fear』。この先がどうなっていくのか気になって仕方がない。


今回、明らかになったのは正隆の過去。どうやら正隆は柿野製薬の社長の息子で、フリーライターになる前は柿野製薬で働いていたようだ。柿野製薬で働いていた正隆はスーツ姿で夜通し仕事をしたりと、現在の暗い正隆からは想像もできないほど生き生きしていたように感じる。しかし、事態は一変。父の社長、利通(団時朗)が次期社長に選んだのは実の息子である弟の利治(武田航平)だった。これが正隆の抱える葛藤であることは間違いなさそうである。


本当の思いはどこにあるのか、本当に好きなのは誰なのか、どうして不倫に走ってしまったのか。柿野製薬時代、正隆と雪映との関係も良好だった。それが今では正隆が雪映に温かい目を向けることはない。それでも必死に明るく振る舞おうとする雪映はいじらしく感じてしまう。

家族にも仕事にも正隆は情熱を持てない。朝食を食べていて「大丈夫?食欲ないの?」と雪映に優しく問いかけられても何も言わず、2階に上がってしまう正隆。編集部で「仕事なめんのもいい加減にしてくれよ。ホント、あんた向いてないよ、この仕事」と言われ、キレてしまう正隆。確かに冷静になって正隆の行動だけを見るとクズかもしれない。だが、その葛藤、苦しみが痛いほど伝わってくる。正隆の乗るエレベーターの下降は、堕ちていく正隆を象徴しているようにも見えた。


一方、正隆の不倫相手、萌は不憫でならない。最初はお互い割り切った関係のように見えた。だが、正隆から子どもをおろせと言われた彼女は家で弟の創甫(北川拓実)に語りかけている。「姉ちゃんね、好きな人がいるの。すっごい不器用で無理ばっかしてて、私に似てる人。いつも寂しそうにしてて。好きで好きでどうしょうもないんだよね。その人のためなら私なんでもしたい」。これほど正隆のことを思っていたのか。携帯をいじりながら、聞いているか聞いてないか分からない創甫だが、弟が今後どのように関わっていくかも気になるところである。


結局、正隆にとって“子ども”がどのような意味を持つのか。旅行先で萌に「絶対におろせ」と正隆が告げたのは、雪映に対する愛のためなのか、それとも“子ども”に対して忌避感があるのか。無気力な正隆の目からは、まだ想像がつかない。後半、萌は1人で産婦人科に子どもをおろしにいく。正隆に付き添ってほしいと訴えるも、正隆が萌に会いにきたのは手術も終わり、帰り際の一瞬だった。このときの萌はどんな気持ちだったのだろうか。

必死に笑顔を作る萌は「私、頑張ったよ」と正隆に抱き着く。しかし、それをはねのけて「無事に終わって良かった。もういいかな、まだ仕事の途中なんだ。じゃ」と去っていく。泣きそうになりながら萌は去ってしまった正隆に語りかける。「もし、もしね、私がどうしても産みたいって言ってたら、正隆さんはどうしてた?」。本当は聞きたいのに、聞けない萌の心情が伝わるラストシーン。登場人物たちの心情が細やかに鮮烈に描かれる「ドラマ史上最も恐ろしい不倫サスペンス」。今後の展開に期待したい。



■ドラマホリック!「ただ離婚してないだけ」
毎週水曜 深夜0時放送
放送局:テレビ東京ほか
配信:動画配信サービス『Paravi』『ひかりTV』にて配信予定

©「ただ離婚してないだけ」製作委員会

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