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ラウンドワン 高津店、4月に閉店へ 26年間 地域に親しまれ

タウンニュース

「閉店まで楽しんでもらえたら」と呼び掛ける支配人の徳山さん(右)と、スタッフたち

高津区二子にある屋内型複合レジャー施設「ラウンドワン高津店」が4月13日に閉店する。長年にわたり親しまれた同店閉店の知らせに、地域からは惜しむ声が聞かれている。

1999年4月にオープンし、今年で26年となる高津店。ボウリングのほか、ダーツやビリヤード、ゲーム等アミューズメントコーナーの設備を備え、区内外から利用客が訪れていた。閉店は、賃貸借契約の終了によるものだという。

同店によると、職場体験の場として地元中学生を受け入れたり、社会見学に小学生が訪れるなど、地域との距離も近かった。特に新型コロナウイルス流行前は、町内会の行事の場にも使用されたりしてきたという。

閉店発表後の週末も、高校生や家族連れ等の利用客で賑わいを見せていた同店。閉店を知って訪れたという人々もいた。

よく利用していたという40代男性は「大学時代に通った思い出の場所。当時は、見たことのない機械や映像などの設備が画期的で新鮮だった。寂しいですね」と残念がっていた。

同店で6年前から支配人を務める徳山大助さんは、地域に向け「本当に長い間、ご愛顧いただいた」と感謝。「近隣の小学生たちが歩いて遊びに来ても、保護者の方にラウンドワンなら安心と思ってもらえるお店作りをしてきた。老若男女、年齢が違っても安心安全に一緒に身体を動かせる場が強みだった」と思いを語る。高齢世代を中心に10年以上開催してきたという「健康ボウリング教室」は、現在も約250人が通っている。徳山さんは「教室は認知症予防なども目的で、友だちと話したりとコミュニケーションの場でもあった。せっかく始めたボウリングを閉店でやめてしまうのではなく、今後も続けてほしい」といい、近隣ボウリング場を勧めるなどしているという。

1970年台に大ブームとなり、それ以降は安定した人気を誇るボウリング。同店ではキャンペーン効果もあり、昨年には年間500人近くがマイボールを購入するなど、新たに「マイボウラー」となる人も多かったという。「あと2カ月少し、ここでの思い出を振り返りながら色んな人を誘って1回でも多く楽しんでもらえたら」と徳山さん。営業最終日の4月13日は深夜0時まで。

店内のボウリング施設

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