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犬にしてはいけない『撫で方』5選!NGな理由から喜ばれる撫で方まで解説

わんちゃんホンポ

どこでも触れるようにしておくことの大切さ

一緒に暮らしている愛犬の健康管理や日常のケアは、飼い主さんの責任です。嫌がる部分も含めて、普段から愛犬の体中どこでも触れるようにしておくことが大切です。

そのためには、一緒に暮らし始めたその日から、少しずつ信頼関係を築いていって、いつでもどこでも触れるように慣らしていくことが大切です。

しかし、犬は一度痛いとか怖い、不快だという経験をすると、同じことを繰り返さないように警戒するようになります。

それを避けるためには、犬が嫌がる撫で方をしない、他所の人に犬が怖がる撫で方をさせずに良い撫で方を教える、といったことが必要になってきます。

そこで今回は、犬にしてはいけない撫で方に焦点を当てて、撫でる際の注意点を整理しました。

犬種による特徴

犬は、特定の性質を強化するような意図を持って品種改良されています。そのため、犬種ごとの特性も異なります。そこで「撫でる」という観点から、犬種による傾向をご紹介します。

<家庭犬、伴侶犬>可愛がられたい、側にいたいと人に強い愛着があるので、撫でられるのが好きな傾向が強いです。具体的には、キャバリア、チワワ、パグ、プードル、マルチーズ等です。<原始的な遺伝子を持つ犬種>警戒心が強く、人から触られることを好まない傾向にあります。子犬の頃からしっかりと信頼関係を築きましょう。具体的には、秋田犬、柴犬、シベリアン・ハスキー、スピッツ、ポメラニアン等です。<特定の作業を目的に身体能力を重視された犬種>撫でられるよりも、自分の身体能力を発揮して人と一緒に何かを行うことを好む傾向があります。具体的には、コーギー、コリー、シェパード、シープドッグ、ビーグル等です。

犬にしてはいけない『撫で方』

1.上から覆いかぶさるように撫でる

自分の体よりも大きい相手は、誰であっても怖いと感じますよね。犬も同じで、上の方から自分に覆いかぶさってくるような人の動作には恐怖や不安を感じて身構えてしまいます。

犬を撫でる時は立ったままではなく、しゃがんで目線を犬に合わせた姿勢になり、犬の視線よりも下の方から軽く握った手を鼻先にゆっくりと伸ばし、においを嗅いでもらってから撫でましょう。

2.顔の周りをワッシャワッシャと激しく撫でる

犬は、1mより近い距離に焦点をあわせることが苦手です。そのため、目の前で大きく手を動かされることに不安を感じます。

しっかりと信頼関係が築けていない状態の時には、顔の周りをワッシャワッシャと激しく撫でる撫で方はおすすめできません。

3.しつこく撫で続ける

いくら大好きな人でも、いつまでも撫で続けられたら犬も嫌になってきます。やめるタイミングをしっかりと見極め、いつまでもしつこく撫で続けないことが大切です。

犬が目線を逸らせたり離れていこうとしたら、止めて欲しいというサインです。

逆に、飼い主さんが撫でている手を止めて引っ込めた時に、すり寄ってくる、催促するような場合は、もっと撫でて欲しいというサインです。

4.いきなり敏感な場所を撫でる

身体の先端部分には感覚器が集まっていて、身体の中でも特に敏感な部分です。その敏感な部分をいきなり撫でるのもおすすめできません。

具体的には足先、口の周り、肛門の周り、尻尾等です。特にマズルは、信頼する人にしか触らせないことが多いです。

胸や背中などの比較的触らせてくれる場所から撫で始めて、顎の下、首の周りや耳の付け根といった喜ぶ場所を撫で、その後に目的とする敏感な部分を触ると良いでしょう。

5.犬の不意をついて撫でる

犬が食事をしているときや眠っている時、飼い主さんに背中を向けているような場合にいきなり撫でるのはやめましょう。

犬は不意をつかれて不安になり、警戒します。特に食事中は、取られてしまうのではと心配し、反撃に出るかもしれません。

そういう場合にどうしても撫でる、触ることが必要な場合には、必ず声を掛けてからにしましょう。

常に声を掛けられてから体を触られるということが習慣化されていると、加齢で視力が衰えてきた場合にも、犬も安心して過ごせるでしょう。

まとめ

撫でる、触るというのは、必ずしも可愛いからという愛情表現だけではありません。愛犬に、長く健康で快適に過ごしてもらうための日常的なケアや健康チェックのためには避けて通れない行為です。

愛犬が誰よりも心を許し、信頼している相手は飼い主さんだけです。一緒に暮らし始めたその日から、少しずつ信頼関係を深めていき、体中どこを触っても平気な関係性を築きましょう。

そのためにも、犬が嫌がる触り方、撫で方は避けるように気をつけましょう。


(獣医師監修:平松育子)

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