ミニマルな空間を彩る「人の魅力」~Villa三条室町・京都~
地下鉄・烏丸御池駅から歩いてすぐ、静かな室町通にたたずむ「Villa(ヴィラ)三条室町・京都」。全12室という「スモールラグジュアリー」なこのホテルは、大きな施設にはない温かさと、スタッフ一人ひとりの個性が輝く場所です。
今回は、取締役の塚腰亜友美さんと、ルーマニア出身のマネージャー、ストイカ・アレックスさんに、このホテルが大切にしている「人」の力と、京都で働くことの魅力についてたっぷりお話を伺いました。
「スキルよりも笑顔」。10年以上変わらない採用のポリシー
ホテルの顔となるスタッフを選ぶとき、塚腰さんには譲れない基準があります。それは、何よりも「笑顔」であることです。
塚腰:「私の採用基準は、10数年前からずっと『笑顔』なんです。多言語を話せるとかパソコンができるとか、もちろん素晴らしいスキルですが、笑顔がない方には魅力を感じません。極論を言えば、英語は喋れなくてもいいんです。明るく朗らかで、人をハッピーにさせるオーラを持っている。そんな方と出会えれば、たとえ英語ができなくても『採用したい』と思います。スキルは後から教えられますが、笑顔はなかなか教えられるものではありませんから」
塚腰:「私たちのホテルには大浴場もジムもレストランもありません。だからこそ、最大の強みは『人』。お客様にスタッフという人間を好きになってもらうことを目指しています。また、新しい仲間には『たくさんミスをして、恥ずかしい思いをしてほしい』とも伝えています。ミスを恐れて逃げるのが一番もったいない。失敗は私たちがフォローするから大丈夫。そう思って、のびのびと挑戦してほしいんです」
「もっとレベルアップしたい」。アレックスさんがここに来た理由
現在マネージャーとして活躍するアレックスさんですが、ここに来るまでには自身のキャリアに対する熱い想いがありました。
アレックス:「私はルーマニア出身で、日本に来て11年になります。以前も別のホテルで似たような仕事をしていましたが、前の職場ではこれ以上の成長が難しいと感じ始め、もっとレベルアップしたい、新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強くなっていたんです。そんな時、知り合いから『いいホテルがあるよ』と紹介してもらったのが、ここで働くきっかけでした」
塚腰:「アレックスと初めて会ったとき、笑顔が素敵だったのはもちろん、お客様に対する強い想いを感じました。実際に働き始めてからも、私の期待以上に自分で考え、結果を出してくれています。私はこの業界に入ってまだ日は浅いですが、彼ほどの人一倍の頑張り屋には、これまで出会ったことがありません」
アレックス:「フロント業務だけでなく、料金の設定や販売戦略、スタッフの管理まで任せてもらっています。毎月のように新しいチャレンジがあり、自分の努力が成長につながる実感が持てて、毎日が本当に刺激的です」
ミニマルな空間で「自分たちの創意工夫」を形にする
ホテルのデザインは、和と洋が心地よく融合したミニマルデザイン。客室のヘッドボードやクッションには、京都の伝統的な「唐紙(からかみ)」が取り入れられています。
塚腰:「設備がシンプルだからこそ、スタッフの創意工夫が大切になります。私たちは、上からの決定事項を下ろすのではなく、『現場のみんなで考えよう』というスタイル。アルバイトスタッフも含めて全員を巻き込んで、この施設をどう良くしていくかを日々話し合っています」
アレックス:「大きい企業とは全く違いますね。ここは本当に『家族』みたいです。塚腰さんにはいつでも相談できるし、お互いに情報の共有や報告を頻繁にしているので、迷うことなく一緒に進んでいけます。自分のアイデアが形になる自由度の高さが、このホテルの魅力です」
ゲストに喜んでもらうことのやりがいと、英語を学ぶ最高の環境
アレックスさんの名前は、世界中のホテル予約サイトの口コミに実名で何度も登場します。なんと、京都のホテルの口コミで最も多く登場するのがアレックスさんなんだそうです。
アレックス:「私は人間が大好きなんです。お客様を観察して、どうすれば喜んでもらえるかパズルのように考えるのが楽しい。ある夜中、外国人のゲストが体調を崩したときは、深夜2時まで病院に付き添いました。一緒にタクシーでホテルまで帰ってきたとき、ゲストが心から喜んでくれた顔は一生の思い出です」
塚腰:「アレックスに会うために、もう一度このホテルに泊まりに来てくれるお客様がいます。一度ご宿泊いただいたお客様からのオススメで来た方が、チェックイン前からアレックスのことを聞かされて来たなんてこともありました。アレックスと一緒に仕事をすることで、お客様のおもてなしを身近に見て学ぶことができます。ぜひ、他のスタッフにも見習って欲しいです。あと、英語を勉強したい人にとっても、宿泊施設は最高の環境だと思います。いらっしゃるのは旅行中でハッピーな気持ちのお客様ばかり。そんな方々と直接コミュニケーションを取ることで、生きた英語が自然と身についていきます」
京都の文化を楽しみ、全力で遊ぶことが仕事に繋がる
「Villa三条室町・京都」では、スタッフ自身のプライベートの充実も大切にしています。
アレックス:「休みの日は地元の神社の『神輿保存会』で活動しています。日本のお祭りでは、神社へ行ってお参りができない人々のためにも、神様が人々のところへ来てくれるというお神輿の文化の考え方がとても興味深いと思います。他にも、大原や貴船などの自然豊かな場所へ行くのもお気に入り。自分で体験したことだからこそ、お客様にも自信を持っておすすめできます」
塚腰:「スタッフにはどんどん旅行に行って、いろいろな刺激を受けてほしいです。だから、閑散期にまとまった休暇を取れるように、お互いにシフトを調整してもらうようにしています。また、当社は系列の飲食店の運営もしているので、福利厚生としてこれらのお店での食事を半額にする制度も設けています。また、私たちのホテルは鉾町(役行者町)にあり、祇園祭の期間中は毎年多くのお客様にご宿泊いただき、満室となるほどの賑わいを見せます。周辺エリアも祭り一色となり、京都ならではの活気あふれる雰囲気をお楽しみいただけます。私たちホテルスタッフも地域の一員として、7月1日の吉符入や7月24日の後祭山鉾巡行をはじめとする祇園祭の行事に、参加しております。鉾町に位置する当館だからこそ、祇園祭とともに歩む町の日常や賑わいを身近に楽しめます」
最後に、京都観光で働きたい仲間へメッセージ
「失敗を恐れず、お客様に対してこちらから積極的に関わっていける。そんな唯一無二のスタッフをみんなで目指していきたいですね。京都という素晴らしい街で、世界中のゲストを笑顔でおもてなししましょう!」
京都で働きたい人と観光事業者をつなぐメディア「京都観光はたらくNavi」 https://job.kyoto.travel/