駿府博物館で開催中「模型の系譜ー静岡から世界へ プラモデル100年展」模型100年の歴史〜サブカルアナウンサーの注目は?
SBSアナウンサーの青木隆太です。模型の歴史…特に静岡はさまざまなものづくり企業がひしめき、語っても語りきれないですよね。そんな歴史をある企業の面から見た展覧会が静岡市の駿府博物館で開かれています。オープン前にのぞいてきましたので、見どころをお伝えします!
今回特別協力しているのは「青島文化教材社」。青と白のロゴで知られる模型メーカーで、痛車やデコトラといったユニークなプラモデルを製造・販売しており、今年創業100周年を迎えました。
今回の展示会はグルっと1周することで、アオシマ100年の歴史、どんな過去から未来に至ったのかを知ることができます。
元々は木製模型からスタートしたアオシマ。なんと当時の木製模型(本物)が展示されています。関係各所に訪ねて寄贈してもらったそうで、初めて見たという社員も。
羽の部分には紙が使われていて、その質感に歴史を感じることができます。
アオシマといえば当時としては珍しい近未来的な・SFチックなプラモデルや模型の商品に挑戦してきました。デコトラや合体ロボといったシリーズはアオシマの代表作、青嶋社長のイチオシはデコトラだそうですよ。館内にはデコトラの原画も!
さて、中でも私が目を引かれたのが…
ラーメンとアニメが大好きな私。ラーメンの移動販売車はありそうで実際にはないデザインになっています。いかにもこってり系のラーメンを販売していそうな雰囲気ながらあっさりの支那そば専門店なのは意外ですね。
いつか僕も独立、いや、開業へ←
そして痛車シリーズ!こちらは京都アニメーションの名作「けいおん!」ですね。当時社会現象を巻き押した作品で、こちらの痛車も発売後即完という人気ぶりでした。
こういったオタク心をくすぐりつつもクオリティの高いプラモデルを作るところはアオシマの魅力ですね。秋には「ウマ娘シリーズ」の新商品も発売されるそうですよ。
青嶋大輔社長にお話を伺いました。
青嶋社長「アオシマらしさとは他社がやらないことにチャレンジする、アウトロー魂というか独自性のあふれるチャレンジは積極的にする。入館して右側は真面目ゾーン、そこから徐々にアオシマ風になっていて「らしさ」が出ている。夏休み期間、お子さんたちに静岡という街が地場産業でものづくりが盛んだということを学んでほしい。」
いまや日本のみならず世界へ発信されているプラモデルの魅力を再発見、楽しく学べる展覧会です。
9月8日まで静岡市駿河区の駿府博物館で開催されています。