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2025関東おすすめ潮干狩りスポット16選【千葉・神奈川・東京・茨城】

TSURINEWS

関東の潮干狩りスポット

関東地方には多くの潮干狩りスポットがあります。主なエリアは東京湾ですが、茨城県の太平洋側でも一部、漁業権のあるエリアが潮干狩り向けに開放され、楽しめるようになっています。

また、潮干狩り場には有料のものと無料のものがあります。

まず、有料の管理された潮干狩り場の場合、入場料はかかりますが、養殖された貝(アサリやハマグリなど)を撒いているところが多く、「全く採れない」ということはまずありません。レンタル品も充実し、係員も常駐しているなど安全面も配慮されているため、初心者やご家族連れにも安心です。

有料潮干狩り場は施設も充実(提供:週刊つりニュース関東版 APC・野口美和)

一方、無料で楽しめる場所は、漁業権の関係で限定されますが、何より費用がかからないのが最大の魅力です。ただし、道具類は自分で用意し、天然の貝を自力で探し出す必要があるため、有料施設に比べると難易度はやや上がります。

どちらのタイプであっても、採取できる貝のサイズや量、使用できる道具(熊手の種類やサイズなど)、持ち帰り可能な数などについて、都や県による漁業調整規則や各施設のルールで定められていることがほとんどです。トラブル防止のためにも、必ず事前に公式ホームページなどで最新の規則・ルールを確認しておきましょう。

行く施設のルールを読んでから潮干狩りに挑もう(提供:TSURINEWSライター・永井航)

東京都の潮干狩りスポット

東京都内には、砂浜や干潟が少なく潮干狩りが楽しめる場所はあまり多くありません。しかしその一方で、利用できる場所の多くが無料で開放されているという特徴があります。

葛西臨海公園

東京都江戸川区にある「葛西臨海公園」では、無料で潮干狩りができます。

潮干狩りが可能なのは西なぎさの広大な干潟で、ここではアサリはあまり多く見られませんが、マテ貝やシジミ、シオフキガイなどが主なターゲットとなります。また、運が良ければ大型のハマグリが見つかることもある魅力的なポイントです。

園内には水族園(葛西臨海水族園)や大観覧車、鳥類園といった施設も充実しているため、潮干狩りだけでなく、他のレジャーと組み合わせて一日中楽しむことができるのも大きな魅力です。

アクセス:JR京葉線「葛西臨海公園」下車すぐ。車は首都高速湾岸線「葛西IC」すぐ。

お台場海浜公園

東京湾に面したお台場海浜公園は、都心の風景を間近に感じながら無料で潮干狩りが体験できる、ユニークな魅力を持つスポットです。レインボーブリッジが架かる開放的な景色のもと、海辺の砂浜で気軽に貝採りに挑戦できます。

近年の環境変化の影響か、かつて見られたアサリの数は減少傾向にありますが、代わりに環境への適応力が高いとされるホンビノス貝が比較的多く生息しており、こちらが現在の主なターゲットとなっています。

さらに、この公園の大きな利点は、周辺エリアの充実度です。大型商業施設や多彩なエンターテイメント施設、知的好奇心を刺激する科学館などがすぐ近くに集まっています。そのため、潮干狩りの成果が期待通りでなくても、周辺での観光やレジャーを満喫でき、一日を通して楽しめるのが嬉しいポイントです。

アクセス:ゆりかもめ線 「お台場海浜公園駅」または「台場駅」から徒歩3分。

城南島海浜公園

羽田空港を離着陸する飛行機を間近に望む迫力のロケーションが魅力の、東京都大田区「城南島海浜公園」。この公園内にある「つばさ浜」では、無料で潮干狩りを体験することが可能です。

ただし、かつてはマテ貝やアサリなども見られましたが、近年の環境変化により貝類の生育状況は芳しくなく、ここ数年はあまり多くの収穫は望めない状況となっています。

しかし、この公園の魅力はそれだけにとどまりません。飛行機ファンにはたまらないダイナミックな眺望に加え、園内にはオートキャンプやバーベキューを楽しめる設備、釣り場も整備されています。潮干狩りはもちろん、様々な海辺のアウトドア・アクティビティを組み合わせて満喫できるのが、城南島海浜公園の大きな特徴と言えるでしょう。

アクセス:JR内房線青堀駅から富津公園行きバス「公園入口」から徒歩3分。車は館山道木更津南IC~R16利用。

千葉県の潮干狩りスポット

内房の春を代表するレジャーが潮干狩り。千葉県には潮干狩り場が多く存在します。おすすめの潮干狩りができるスポットを紹介していきます。

富津海岸潮干狩り場

大型屋外駐車場を有する富津海岸潮干狩り場は3月15日~7月31日までオープンします。

隣接する広大な千葉県立富津公園ではキャンプも可能(要事前確認)で、潮干狩りで採ったアサリやハマグリを自然の中で味わうのも一興です。

公園内岬の先端には、天気がよければ対岸の三浦半島や富士山、横浜みなとみらいなどを見渡せる明治百年記念展望塔があるので、こちらも必見。

その他観光情報や宿泊、グルメ、イベントなどについては公園入口近くの富津観光案内所でチェックできるので立ち寄ってみましょう。

アクセス:JR内房線青堀駅から富津公園行きバス「公園入口」下車。車は館山道木更津南IC~R16利用。

富津海岸潮干狩り場(提供:週刊つりニュース関東版 APC・野口美和)

▼この潮干狩り場について

木更津海岸潮干狩り場

3月29日~7月13日までオープンする木更津海岸潮干狩り場。

潮干狩り期間中は見つければ地元産商品が当たる金・銀はまぐりイベントを毎年実施しています。売店や休憩所、シャワー、持ち帰り用の海水が汲める施設など施設も充実。

近くには中の島大橋や木更津港もあり、観光やグルメも楽しめるスポットです。

アクセス:JR内房線木更津駅から徒歩約25分。車はアクアライン連絡道木更津金田IC、館山道木更津南IC~R16利用。

木更津周辺は潮干狩り場が多い(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

▼この潮干狩り場について

江川海岸潮干狩り場

3月29日~6月29日までオープンする江川海岸潮干狩り場は、東京湾に残された自然の干潟「盤州干潟」を利用しているのが特徴です。こちらでも黄金ハマグリイベントを行っており、見つけると江川産の海苔がもらえます。

また、満潮前後の江川海岸は「日本のウユニ塩湖」とも称される絶景が広がっており、SNSでも人気。潮干狩りのあとはこの絶景を楽しむのもいいかもしれません。

アクセス:JR内房線巌根駅からタクシーで約6分。車はアクアライン連絡道木更津金田IC~約5km、袖ケ浦IC~約6・8km。

▼この潮干狩り場について

久津間海岸

久津間海岸潮干狩り場も自然干潟の「盤州干潟」を利用した潮干狩り場。3月29日~6月29日までオープンし、金のハマグリイベントも開催しています。

海中電柱が残る海岸としても有名で、海に何本もの電柱が立つ、不思議な景色を眺めながら潮干狩りが楽しめます。

アクセス:JR内房線巌根駅からタクシーで5~6分。車はアクアライン連絡道木更津金田IC~6分。

▼この潮干狩り場について

金田みたて海岸

金田みたて海岸潮干狩り場は3月29日~7月15日までオープン。アクアラインからほど近い潮干狩り場で、アクセスも抜群。

バーベキュー(予約制)やキャンプも合わせて楽しむことができ、レストランなどの施設も充実。ファミリーで1日中楽しめる海岸です。また、地元の海苔がもらえるカラフルなハマグリを見つけるイベントも実施されています。

アクセス:JR内房線巖根駅からタクシーで約10分。車はアクアライン連絡道袖ケ浦IC~10分、木更津金田IC~5分。

▼この潮干狩り場について

牛込海岸

3月15日~6月30日までオープンする牛込海岸潮干狩り場。こちらもアクアラインにほど近く、金田ICから5分とアクセスは抜群です。黄金のハマグリイベントも実施しています。

駐車場は約1,000台の広さがあり、GWなどの混雑時でも安心。アウトレットモールなども近いので、買い物と合わせて行くのもいいでしょう。

アクセス:JR内房線袖ケ浦駅北口からタクシーで約6分。車はアクアライン連絡道木更津金田IC~約5分。

▼この潮干狩り場について

ふなばし三番瀬海浜公園

ふなばし三番瀬海浜公園には三番瀬干潟を利用した有料潮干狩り場が併設。潮干狩り場は4月17日~5月29日までオープンしています。

潮干狩り場以外にも三番瀬と東京湾を見渡せる展望デッキや三番瀬環境学習館、予約制のBBQ場などもあり、様々な楽しみ方ができる公園です。

アクセス:JR船橋駅から船橋海浜公園行きバス終点下車。車は京葉道原木IC~約10分、首都高湾岸線千鳥町IC~約10分。駐車場は普通車1回¥500、土、日、祝日は駐車場や周辺道路の混雑が予想されるので、公共交通機関の利用がお勧め。

ふなばし三番瀬海浜公園(提供:TSURINEWS編集部・渡辺)

▼この潮干狩り場について

千葉ポートパーク

千葉ポートパークのビーチプラザ(人工海浜)では潮干狩りが無料で楽しめます。アサリやマテ貝、近年は減少傾向ですがホンビノス貝も狙うことができる砂浜です。

無料の潮干狩り場の宿命で、アサリ、ホンビノスは混雑するGW以降は取りにくくなることが多いです。GW後は貝殻の溜まったエリアなどなるべく人の手が入ってなさそうなエリアを狙いましょう。

また、千葉県の漁業規則により、採捕していいアサリの大きさは 2.7cm以上、熊手はOKですがジョレンなど大型の器具は使用できないので注意しましょう。

アクセス:JR京葉線・千葉モノレールの千葉みなと駅より徒歩10分。車は京葉道松ヶ丘IC~約15分、東関東道湾岸習志野IC~約20分、東金道千葉東IC15分。

神奈川の潮干狩りスポット

続いて神奈川県の潮干狩りスポットを紹介します。

東扇島東公園

東扇島東公園は都内からもほど近い川崎市の公園で、人工海浜「かわさきの浜」にアサリやマテ貝などの貝類が自生しており、無料で潮干狩りが楽しめます。

幅15cm以上の貝採り器具の使用や2cm以下の貝持ち帰り、2kg以上の採取は基本的に不可など規則もあるので注意しましょう。

釣りも楽しめる公園で、湾奥ながら様々な魚種が狙えるので合わせて楽しむのもおすすめです。

アクセス:川崎駅東口から東扇島循環バスで「東扇島東公園前」下車。車は首都高湾岸線東扇島IC~R357利用。駐車場は普通車3~5時間未満¥400、5~8時間未満¥600、8時間以上¥800。

土、日、祝日は駐車場や周辺道路の混雑が予想されるので公共交通機関の利用がお勧め。

▼この海岸ついて

海の公園

金沢八景の海の公園も無料で潮干狩りが楽しめます。自生している貝をとるため、年や時期によっても取れる量は変わりますが、アサリ、マテ貝、アカニシ貝など様々な貝が狙える人気スポットです。

海の公園ではBBQ場も楽しめるほか、近くには八景島シーパラダイスやたくさんの船宿、おかっぱりの釣りスポットなどTSURINEWSユーザーの興味を引きそうな場所が豊富にあります。

神奈川県の規定により幅15cm以上の貝採り器具不可、2cm以下の貝持ち帰りは禁止となります。

アクセス:金沢シーサイドライン八景島駅、海の公園柴口駅、海の公園南口駅下車。車は首都高湾岸線幸浦IC~2.5km、横浜横須賀道路並木IC~2.5km。土、日、祝日は駐車場や周辺道路の混雑が予想されるので公共交通機関の利用がお勧め。

海の公園(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

▼この海岸ついて

茨城県の潮干狩りスポット

茨城県での潮干狩りは、東京湾とは違って天然ハマグリをメインターゲットに、ウバガイ(ホッキガイ)なども狙えるのが大きな魅力です。

さらに、漁協などが管理する有料施設は少なく、無料で潮干狩りを行えるスポットが中心となります。ただし、無料であっても、潮干狩りが許可されている区域は海岸の一部などに限定されており、持ち帰れる貝の大きさや量といったルールも厳格に定められています。

また、外洋に面しているため、天候によっては波が高くなることもあります。当日の海の状況にも注意し、常に安全を意識しながら潮干狩りを楽しみましょう。

大洗サンビーチ海水浴場

茨城県の「大洗サンビーチ海水浴場」では料金不要で潮干狩りができ、特に市場価値の高い天然ハマグリが主なターゲットとして人気を集めています。加えて、コタマガイやホッキガイ(ウバガイ)といった、東京湾ではあまり見られない種類の貝が採れる可能性があるのも魅力です。

どこまでも続くかのような広々とした遠浅の砂浜が特徴のこのビーチは、夏には海水浴場として多くの人々で賑わいます。そのため、シャワー室やトイレ、売店、自動販売機といった海水浴場ならではの基本的な設備が整っている点も嬉しいポイント。

また、大洗港や那珂湊(なかみなと)の市場、市街地なども近いため、周辺の観光と併せて一日楽しむのもおすすめです。

アクセス:鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」より、大洗町内循環バス「海遊号」にて「サンビーチ海岸」下車。車では北関東自動車道・東水戸道路「水戸大洗IC」から約15分。

大洗サンビーチ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

大竹海岸 鉾田海水浴場

茨城県鉾田市の「大竹海岸 鉾田海水浴場」でも、無料で天然ハマグリを狙うことができます。

さらに、この海岸では例年、土日祝日限定で「ハマグリまつり」という有料の潮干狩りイベント(※放流されたハマグリを採る形式)も開催されています。

このイベントに参加すれば、管理された安全な環境で、初心者や小さなお子さんでも比較的容易にハマグリ採りを楽しめるのが大きな魅力です。

アクセス:車で東関東自動車道「鉾田IC」より約20分。

日川浜海水浴場

茨城県神栖市(かみすし)の「日川浜(にっかわはま)海水浴場」では、一部のエリアが無料で潮干狩りのために開放されています。こちらでも、高級なハマグリを狙うことが可能です。

また、この場所の魅力としては、近くにキャンプ場があり、採ったハマグリをその場で焼いて食べる、といったキャンプと組み合わせた楽しみ方ができる点です。

また、日帰り温泉施設も周辺にあり、潮干狩りの後に温泉に浸かって汗を流し、さっぱりしてから帰路につくこともできます。

アクセス:車で東関東自動車道「潮来IC」から約35分。

潮回りも要確認

潮干狩りは潮の満ち引きの確認が大切。満潮時に行っても貝探しはできないので、事前に潮時表で干潮時間帯の確認もしましょう。大潮や中潮など干満の差が大きいほど掘りやすく、チャンスが広がります。

『TSURINEWSのリアルタイム天気&風波情報』でも、一週間前から天気情報とともに潮時の情報を公開しています。また、最近の潮干狩り場では、ベストな日や時間帯をホームページ上で公開しているところもあるので、ルールなどとともに確認しておくのもいいでしょう。

当日は、干潮前後の2時間が勝負。早めに着いて、準備を済ませておくのがベストです。到着したら「潮が満ちている……」なんてことにならないようにしましょう。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

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