【秦野市】LUNA SEA楽曲 駅メロに 秦野駅で11月末頃予定
秦野市や小田急電鉄(株)らは9月26日、市制施行70周年を記念し、秦野駅の列車接近メロディーにロックバンド「LUNASEA(ルナシー)」の楽曲を採用することを発表した。メンバーの真矢さんはふるさと大使を務めており、地元への強い思いが形となった。
真矢さんは9月8日、5年前から大腸がんを患い、今回新たに脳腫瘍と診断されたことを公表した。27日の秦野たばこ祭には、闘病中にもかかわらず車いすで参加。駆け付けた多くのファンの声援に応え、「必ず復帰してドラムのスティックを振る日が来ると思うので、それまで待っててください」と話した。
LUNASEAは真矢さんを含むメンバー4人が秦野で幼少期を過ごしており、ボーカルの河村隆一さんを加え5人全員が「バンドとして育った地へ還元したい」という想いを抱いていたという。その中で、昨年10月に地元のファン有志が「小田急秦野駅発車メロディーLUNASEA楽曲化計画実行委員会」を立ち上げ、署名活動を実施。今年4月に1万6073筆の署名と要望書を市に提出した。
これを受け、秦野市、(株)LUNASEA、小田急電鉄(株)の3者で協議を進め、楽曲使用が正式決定。アンケートを元に『ROSIER』(上り線)と『IforYou』(下り線)の2曲が採用された。楽曲の使用開始は11月末頃を予定し、始発から終電まで列車接近時の自動音声放送として流れる。
LUNASEAは「僕らの故郷で、LUNASEAの旋律が人々の記憶とともに、美しく響き続けることをうれしく思っています」とコメントを寄せた。